今年もあと数時間で終わろうとしています。私にとっての2012年をこのブログに書いた記事と写真の中から振り返ってみたいと思います。
買ったもの
今年はあまり買い物をした気はしていないのですが、よく考えたら結構していました。おかしいなぁ。
まずはPENTAX Q Limited Silver。この限定色が出るのをひたすら待ち続けて今年の3月下旬に買いました。もうなんだかずいぶん長いこと使ってる気がしますがまだ1年経っていません。現在でも一眼レフを持ち出すまでもない場合はほぼすべてこのQを使っています。
ボディとキットになっていた02 STANDARD ZOOMだけでは当然飽き足らず、01 STANDARD PRIME、03 FISHEYE、そして06 TELEPHOTO ZOOMと4本のレンズに加え、K-Qマウントアダプターももちろん買いました。
Qマウントも後継機のQ10が好調なようで、来年以降もどんな展開を見せるか楽しみです。
で、もう一台カメラを買いました。それがこのPENTAX K-30。色はシルキーグリーン。K-5のサブカメラとしてK-xの代わりというつもりでしたが、あまりに良く出来ているのでK-5の立場が危ういです。他人にはどうでも良いことですが、本人はそういう悩みも楽しんでいるところです。
そしてKマウントのレンズはDA18-135mmのみ。こちらはK-30のキットで手に入れたのではなく、別にアウトレット品を買ったものです。
あまり買い物した気がしないのは、Kマウントのレンズをあまり買ってないせいかもしれません。欲しいレンズはたくさんあるのですが、どうも今ひとつ踏ん切りがつきませんでした。
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あ、あと大物と言えばMacBook Airを買いました。これは私にとって初めてのMacです。ですが、海外出張に行くときと、布団の上でゴロゴロしながらWEBするときくらいにしか使っていません。本気で使うには液晶の色域があまりにも狭く、解像度も低すぎます。だったらiPadでも良いんじゃないか?という気もしますが、私にとってはMac OSに慣れるという意味もあって、やはりこれで良かったと思います。
これ以外にPC関連はプリンターを買ったくらいで、相変わらずメインの自作機は手つかず。それだけ完成度が高いと言うことですが、自作機に飽きてきたと言うこともあります。OSもずっと順当にアップデートしてきましたが、Windows8はなぜか全く使う気になれません。来年あたりはデスクトップ機も更新時期かな?と思っているのですがどうなることでしょうか。
買えなかったもの、買わなかったもの
一方で買おう買おうと思っていながら買えなかったものがあるかと言えば… 実はあまり思いつきません。WQXGA程度のモニターが欲しいと思っていますが、あまり本気で探していません。いまモニターだけ買うよりはPC本体含めて見直そうと思ってるところなので、これは来年に持ち越しです。
以下、買いそうになったけど買わなかったものです。やっぱりカメラ関係ですが。
やっぱりK-5IIsでしょうかね。製品発表時に「買うかも知れない」と思ったのですが、(少なくとも今年は)買いませんでした。AF性能の向上は魅力的なのですが、それ以外の部分に変化がなく、良くも悪くも本当のマイナーチェンジ機。だったらK-5でいいじゃん、という気がどうしてもしてしまいます。
ローパスレスの効果は色々なところに作例が挙がっていて折り紙付きですが、どうも個人的には解像度を上げるためにローパスフィルターを省くという方法がどうにも気に入りません。センサー解像度がレンズ解像度を十分に上回っており今後も追いつかれない、と言い切れるのでない限り、それって技術的なアプローチとして邪道だよね、と思ってしまいます。
と言いつつ、もし万が一買うとすればK-5IIsにすると思いますが(^^;
あとはやっぱりこれです、FUJIFILMのX-Pro1。みんぽすさんからお借りして1ヶ月使わせてもらいましたが、今までとは違う写真の楽しみ方を実現してくれるカメラだと感じ、とても気に入りました。私はカメラに関しては好みがかなり偏っていて、特に山ほどあるミラーレス機はほとんど興味がないのですが、これなら本気で使える!と思ったものです。
でもね、やっぱりちょっと自分で買うには踏ん切りがつきませんでした。ハイブリッドファインダーの後継機に期待したいと思います。
F1
毎年追いかけ続けているF1。例年通り今年も鈴鹿サーキットまで日本GPも見に行きました。私がF1を見るようになって約20年、そのなかでは間違いなく最高に楽しめたシーズンであり、そして最悪の結末を迎えたシーズンでもあります。
この写真を撮ったのは2012年10月7日、午後4時21分。決勝レースの終盤です。ジワジワと崖が近づきつつある最後のハードタイヤで懸命にバトンを振り切る小林可夢偉。ザウバーC31も激戦を物語るように汚れています。この10分後には鈴鹿サーキットは10万人の大歓声に包まれます。
鈴鹿で最高のレースを見せてくれた小林可夢偉は、つい先日来シーズンのF1参戦を事実上諦めるという発表をしました。
シーズン終了後に開始された募金活動では、わずかな期間で約1億8千万円が集まりました。金額の多寡に加えて、このファン層のサポートの厚さを証明して見せたことは、彼にとっての大きな武器であり財産になったと信じています。
自動車大国の日本で、一時期はその日本メーカーが夢をかけてきたF1の舞台に、過去最高の日本人ドライバーが誕生したときには、そこには誰もサポートするスポンサーがいなかったと言うのはいかにも皮肉なことです。
今回小林可夢偉の前に立ちはだかったペイドライバーという存在も、元はと言えば日本資本のワークスと過去の日本人ドライバー達が利用してきた仕組みとも言えます。小林可夢偉がF1に登場したきっかけは、そうした旧来のスポンサー押しの力によるものでしたが、それを最後にその後3年間のザウバーでの実績は、スポンサーがゼロ中で彼の実力だけで勝ち得たものです。
彼の魅力はそのドライビング、天然なキャラクターはもちろん、日本人ドライバーとして初めてスポンサーの力に頼らずに、自分の腕だけでシートを獲得し、レースを戦い、しかも日本人最高の成績(ここは異論があるかも知れませんが)を上げた点にあると思っています。
なので来期のシートを獲得するために、大きなスポンサー、できれば自動車メーカーがつけば良いと願いながらも、私としてはそれは本当は違うと思っていました。
例えば、もし2014年以降万が一ホンダが復帰して、噂されているように万が一マクラーレンのワークスになったとして、もし万が一ホンダの力で小林可夢偉がマクラーレンに乗ったとしたら? 嬉しい反面、私のとっての小林可夢偉は半分以上消えてなくなったも同然… になるかも知れません。
いや、それで勝ちまくれば良いのですけどね。結果がすべての世界ですから。でも、そう言ったことも考えると、今シーズンのF1は本当に奇跡の一年でした。いや、奇跡の3シーズンが今年終わってしまったといった方が良いのかも知れません。
…と、そんなことを考えながら、どうやって来シーズンのF1に向かおうか考えているところです。小林可夢偉がいなくても、もちろん日本GPには来年も行きます。だって最後の日本GPになるかも知れないのですから。
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スキー
今まさにスキーシーズンが始まっていますが、昨シーズンも楽しいスキーの思い出がたくさんあります。豪雪の水上も良かったし、久々の越後湯沢にも行きましたし、例年通り福島にも何度か行きました。
でもやっぱり一番思い出すのはニセコです。
3月下旬にして奇跡の大雪。奇跡の腰パウダー。自分のスキーが巻き上げた雪が全身に当たり、視界が奪われ、スキーが勝手に浮かび上がって雪上に飛び出す浮遊感。滑っていても転がっていても笑いが止まりません。
雪質、コースはもちろん、街の雰囲気やあらゆるホスピタリティ含めて、最高のスキーリゾートです。本当に。ニセコは毎年違った顔を見せてくれます。そして確実に少しずつ深い世界へと踏み込んでいます。なのでもちろん来年も行ってきます!
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旅行
その他、旅行にもたくさん行きました。
春先には古くからの友人の結婚式に招待されて20年ぶりの沖縄へ。見たいところがたくさんあります。いつかまたゆっくり行きたいです。
それから毎年恒例の神戸にも夏に行きました。はい、もちろん焼肉を食べるために。今年もまた負けてしまいましたけど。何度行っても学習していません。なので何度でもリベンジを!
そして今年はなんと3回もイタリアはミラノへ。確か2011年は珍しく1度も海外渡航をしなかったのですが、今年はその反動か、海外出張が3回もありました。イタリアは20年ぶりです。しかし出張で行くのは初めてです。
1回目は5月。この時は2週間も滞在しました。2回目は7月で今度は逆に2泊でとんぼ返りという強行日程。そして3回目は11月。この時は4泊という常識的日程。
ちなみに1回目の出張では週末を向こうで過ごしたので、思い切ってヴェネチアまで行ってきました。気楽な一人旅にして何とかなるさ、というぶっつけ無計画でした。初めてのヴェネチアは最高でしたし、色々な意味で楽しい経験でした。
さて来年はどうなるでしょうか? できればプライベートで海外旅行したいです(^^;
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イベント
今年も面白いイベントがたくさんもありました。
5月21日の金環日食!みなさん覚えてますか。なんか遠い昔のことのようです。東京ではイマイチスッキリしない天気でしたが、雲の隙間からちゃんと金のリングが見えました。
それに今年は東京スカイツリーが開業しました。なんかずっと前からそこにあったような気がしていますけど。夏前には展望台まで登りましたっけ。空気が澄んで晴天率の高い冬の間にもう一度登ってみたいです。
震災の影響で一年延期された富岡八幡宮の例大祭が今年行われて、53基の御神輿が我が町内を練り歩きました。このお祭は絵になるし本当に大好きです。
それから今年もWWEの日本公演がありました。両国国技館の枡席でたっぷり楽しみました。
8月末には今年も縁あって陸上自衛隊の富士総合火力演習を見学することが出来ました。昨年のリベンジで今年は超快晴!10式戦車も初登場でしたしとても楽しめました。写真の方は散々でしたけど。
毎年恒例、晩秋のFBMにも行きました。これで13回目。フランス車に乗るようになってから皆勤しています。飽きたようでなぜか飽きません。それ以外にも春と冬のFrench-French幕張にも行きました。
207SWは距離こそ走っていませんが快調です。歴代プジョー車の中でもとりわけ人気がありませんが、どこをとっても完成度が高く良い車です。あまりにそつがないところがかえってフランス車らしい緩さというか遊び心が足りないと言うことかも知れません。究極の実用車だった306に一番近いと思うのですけどね。
写真
今年は一体どのくらい写真を撮ったでしょうか?ざっと調べてみると… 23,500枚ほどです。そのうち1割くらいをFlickrに上げてあります。昨年のおよそ倍。年々撮影カット数は増えて行っています。
自分自身で満足できたものも反省点もたくさんあります。今年の一枚を選ぼうと思ったのですが無理っぽいので、他力に頼ってFlickrに上げた写真の中で最もアクセスの多かった一枚をここに貼っておこうと思います。
それがこの写真。PENTAX Qで撮りました。友人のフレンチブルドックのうっかり顔です。PENTAX Qの記事自体が比較的人気があるのですが、その中でもこの写真は拡大される確率が高かったようです。
来年もたくさん写真を撮っていきたいと思います。
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読書
今年感想文を書いた本は28冊。読んだ本はほぼすべて記録しているので、これが実数だと思います。読書時間は基本的に通勤時間だけなので、実はそんなにたくさん読んでいるわけではありません。
もちろん今年も時代小説を中心に読んだわけですが、今年読んだ中で一番印象に残っている本はと言われると… なぜかなかなか思い当たりません。流石に松井今朝子作品は素晴らしいものばかりでしたが、いくらか慣れてきていて忘れられないほどの衝撃を受けることも少なくなりました。
どうしても一冊上げるとすれば、やはり松井今朝子さんの「幕末あどれさん」を挙げておこうと思います。
実は今現在読んでいる本がこれまでにないほどのヒット作なのですが、残念ながら読み終えるには年を越しそうです。なので来年の記事として感想文を書く予定です。
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ということで、ちょっと長くなりましたが総集編でした。ひと言で言えば2012年は2011年よりも色々と状況が改善したことが多い1年でした。この調子でさらに来年も上向きになればと思います。来年もよろしくお願いいたします。