PENTAX LXで一ヶ月前に撮った季節外れの紫陽花写真をデジタル化してみる

 約一ヶ月半前にフィルムで撮った紫陽花の写真をようやく現像して見ました。いえ、正確に言うと現像済みで放置してあったフィルムをようやくデジタル化して仕上がりを確認してみました。今時好きでわざわざフィルムで撮っておきながら、そんなぞんざいな扱いをしていたのにはわけがあります。それは、このフィルムは丸々一本失敗写真に違いないと分かっていたから。

 と言うのも、約一ヶ月前に久々にフィルムを使ってみようと思い立って、買い置きしてあったPROVIA 100FをPENTAX LXに入れて、意気揚々と紫陽花を撮りに行ったまでは良いのですが… きっちり一本撮りきって帰ってきてLXから取り出してみたら、なぜかそのフィルムはPROVIAではなくて普通のネガフィルムだったのです。しかも感度はISO400。ポジではなくてネガだったこと自体もショックですが、感度も違うので露出も合ってない… ということで、まともに写ってないだろうと諦めて放置していたものです。

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 でもそうは言ってもせっかく撮った写真ですから、無かったことにするものもったいないと思い、台風が接近するとのことで引きこもりを決めていた週末、暇に任せてようやく仕上がりを確認し、デジタル化してみることにしました。

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フィルムのスローさを楽しむ:PENTAX LX + Distagon T* 2/35mm + PROVIA 100F で撮った近所の秋

 連日大雪のニュースを目にする中で「紅葉の写真撮ってきました!」というと季節外れにもほどがあるわけですが、こうこういう周回遅れ感もフィルムならではのものかな?と思って、構わずにお送りいたします。

 スマホ含むデジタルカメラ全盛の現代、写真は撮ったその場でだいたいの結果確認ができるし、パソコンに取り込んでLightroomで子細にチェックし現像し、すぐにSNSに上げるとかブログを書くなんてことは当たり前で、むしろ賞味期限は撮影後1週間くらい?な感じで、1ヶ月前の写真となるともうアーカイブ的な扱いになってしまいます。

 しかしフィルムの場合はそうはいきません。新鮮さが命のデジタルに対し、フィルムは熟成させてナンボのもの…  というのは、勝手な思い込みで、必ずしもそうではないと思うのですが、真冬の寒さに震えながら、小さなフィルムに写る鮮やかな紅葉の写真を眺めるのも、なかなか良いものです。

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 この秋の間に少しずつシャッターを切っていったフィルムをようやく撮り終え、現像から上がってきたので、じっくりと熟成された紅葉写真を振り返っておこうと思います。

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2017年最後の桜はリバーサルフィルムで撮ってみる

 4月も下旬ですから関東地方ではもう桜の季節は過去のものとなりました。とは言え、今年は気象庁の発表とは裏腹に、都内の桜は比較的開花も遅めで、その分先週末あたりまでは散り際の桜がまだ見られました。花吹雪とか花筏とか、散った花びら一面の地面とか、散り際ならではの美しい景色もありますが、満開の桜を撮るほど簡単ではありません。

 何となく桜はもうお腹いっぱいかな?と思っていたのですが、散り際が見られるのは今だけ、と思うと撮っておかないと勿体ない気持ちになってきます。ただ、いつものK-1などデジタルカメラで撮るのは面白くないというか、もはや同じような写真しか撮れなさそうなので、今回は目先を変えてフィルムを久しぶりに使ってみることにしました。

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 しかも久々のリバーサルフィルムです。マウントせずにスリーブで仕上げてもらい、ライトボックスに載せてルーペで確認するという作業はワクワクします。それを久しぶりに楽しんでみることにしました。

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PENTAX LXによる初撮影で慣れないフィルムの扱いに苦労する

 PENTAX LXを衝動買いした翌日、さっそくLXにフィルムを詰めて散歩に出かけてきました。雨が上がり急激に晴れ間が覗いてきた冬の午後は、まだ早い時間なのに太陽が低いせいでどこか夕暮れのような光に包まれています。そして、乾燥しきっていた地面にも水たまりが出来て、ひんやりした空気もどこかしっとりしています。この絶妙な雰囲気はフィルムにぴったりかも?

 ということで、向かったのは特に撮るものの当てもない時にふらふらと出かける近所の公園です。一回の撮影で数百枚とか平気で撮るデジタルの流儀に慣れ切った身としては、36枚撮りフィルムなんてすぐに使いきると思っていました。

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 シャッターを切るペースは確かに予想した通りで小一時間で1本撮りきってしまったのですが、そのずっと前段階で予想もしなかったトラブル(自業自得)に見舞われて、フィルムを2本も無駄にしてしまいました。1本は不可抗力、もう1本は自業自得というか、低レベルな失敗によって。フィルムって難しい…。

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後にも先にもKマウントのフラッグシップと呼べるのはLXだけかもしれない

 新年早々にカメラを買ってしまいました。もちろんPENTAXです。でもデジタルではなくて今更ながらフィルムに手を出してしまいました。その経緯は追々説明するとして、今回手に入れたのはフィルム時代のPENTAXフラッグシップ機として、1980年に発売され2001年まで販売されていたPENTAX LXです。ちょうどニコンからはF3が、キヤノンからはNew F-1が出てきたMF一眼レフの全盛期、今よりはまだ老舗カメラメーカとしての地位がPENTAXブランドにもあった時代に、旭光学が創立60周年を記念して渾身の力を込めて作り上げたのがこのLXです。

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 AF世代の機種はほとんどジャンク扱いしかされなくなった今の時代、Kマウントをフィルムで楽しむとなると、結局はメーカーを問わず、この世代のMF最高級機に落ち着いてきます。私もPENTAXユーザーとして、ようやくLXにたどり着くことができました。

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デジタルカメラが苦手とする青色LEDで埋め尽くされた「青の洞窟」を撮りに行く

 年越しはiMacに翻弄された上に風邪を引いてしまい、2016年最後の日の入りも、2017年初日の出も見に行かず、毎年友人達と楽しんでいる紅白歌合戦を見ながらの忘年会にも参加せず、初詣にも行かず、図らずも寝正月を決め込んでいました。が、連日晴れ渡る青空を家の中から眺めつつ、少し出かけないと勿体ないなと思いついたは良いもの、時刻は2日の午後4時。間もなく日の入りです。

 それでも適度に散歩をしようと重い腰を上げ、向かったのは渋谷です。あまり馴染みのない街ですが、年末からちょっと気になっていた場所があります。それは渋谷からNHKに向かって代々木公園の入り口あたりの並木道で行われているイルミネーションのイベントで、その名も「青の洞窟」というもの。

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 SNSに上がってくる写真を見ていると、かなり見事な真っ青の世界。当たり前のイルミネーションよりも興味を掻き立てられます。我が家から電車に乗って約30分。渋谷駅からは歩いて15分ほど。ちょうど良い夕暮れの散歩コースですので、リハビリ兼ねてカメラ担いで出かけてきました。

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おでん尽くしのクリスマスパーティーをZeissで撮りつつ犬と戯れる

 何のこっちゃ?というタイトルになってしまいましたが… クリスマスイブイブの23日に、友人宅で毎年恒例のクリスマスパーティー(と言う名の家飲み会)が開かれたので行ってきました。あまりにプライベートなこと過ぎてここ数年はブログに書かないことの方が多かったのですが、今回は先日手に入れたばかりのZeiss Distagon T* 2/35mm ZKでテーブルフォトを撮るチャンスとばかりに、PENTAX K-1を持ち出して写真をバシバシと撮ってきたので、「写真」カテゴリの一記事として報告いたします(^^;

 普通のクリスマスパーティーでは面白くない、ということでいつも料理にも創意工夫が凝らされるのですが、今年はなんと「おでん尽くし」となっていました。東京地方は12月にしては暖かい日が続いていましたが、それでも冬ですからおでんには絶好の季節。クリスマスだろうと何だろうと、美味しいものはいつ食べても美味しいです。

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 そうしてクリスマスを祝いつつ、おでんを撮るだけでは何なので、友人宅の愛犬ともたっぷり戯れてZeissの試し撮りの被写体になってもらいました。

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コシナから発掘された最後の新品 Carl Zeiss Distagon T* 2/35mm ZK

 今年はレンズとカメラにお金を使いすぎたので、年が明けてCP+あたりで、来年発売される予定のDFA単焦点レンズに関する情報がもう少し明確になるまで、じっと大人しくしていようと思っていたのに、そういうときに限って予想もしなかったことが起きてしまいます。警戒していたのは年末に始まった「PENTAX プレミアムレンズキャッシュバックキャンペーン」で、これに釣られてDFA24-70mmF2.8なんかに手を出さないように気をつけていたのですが、罠は思わぬ方面からやってきました。

 それがこの単焦点レンズ。しかもMF。コシナ製のカールツアイスのクラシックシリーズは、現在でもDistagon 15mmからPlanar50mm、APO Sonner135mmまで9本がラインナップされています。さらにデジタル世代向けに設計の新しいOtusシリーズやMilvusシリーズがありますが、いずれも対応マウントはEFとFのみ。クラシックシリーズのKマウント版はかつて販売されていましたが、5年ほど前にディスコンになりカタログから消えてしまいました。

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 当時フルサイズのデジタル一眼レフがなかったKマウント向けは特に売れなかったのでしょう。流通量も少なくあまり中古でも見かけることがありませんが、そんなクラシックツアイス Distagon 35mm F2を新品で手に入れてしまいました。

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