酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

直木賞を受賞した「宝島」など年末年始から年明けにかけて読んだ小説3冊

 ほぼ半年から一年に一回ペースになってしまった読書感想文です。今回も3冊取り上げてみたいと思います。ここ2年くらいはそれまでほとんど読むことがなかった新書的なものやらドキュメンタリーなどを意識的に読んできましたが、今回は初心に返って小説ばかり読んでみました。

 まず最初はミーハーにも先月発表された第160回直木賞受賞作です。その作品は、戦後まもなくのアメリカ占領下の沖縄を舞台にしにているという点にとても興味を惹かれ、受賞作決定のニュースを見ながら俄然読んでみる気になりました。直木賞や芥川賞みたいな販促イベントには乗せられないぜ! と通ぶってる場合でもなく、興味が沸いた本は何でも読んでみる雑食主義ですから(A^^;

 それに加え、しばらく遠ざかっていた時代物小説(≠歴史小説)も2作読んでみました。やっぱり時代小説はいろいろと想像を掻き立てられるし、読んでいて心が落ち着くし、読後感も良いので大好きです。

アメリカ占領下で逞しく生き抜くウチナンチュの物語:宝島/真藤順丈

第160回直木賞受賞 宝島

第160回直木賞受賞 宝島

英雄を失った島に、新たな魂が立ち上がる。固い絆で結ばれた三人の幼馴染み、グスク、レイ、ヤマコ。生きるとは走ること、抗うこと、そして想い続けることだった。少年少女は警官になり、教師になり、テロリストになり―同じ夢に向かった。超弩級の才能が放つ、青春と革命の一大叙事詩!!

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復活のsmc PENTAX DA★300mm F4ED[IF] SDMで飛行機を撮ってみる

 先日マップカメラの夜市で衝動買いしてしまったDA★300mmF4ED[IF] SDMですが、やっぱり使ってみるとすればまずは飛行機撮影だろうということで、羽田空港と成田空港に試し撮りに行ってきました。DA★300mmF4を使うのはもちろん、PENTAXのカメラで動体を撮るのも実は久しぶりです。

 昨年からこの分野はニコンD500に任せたわけですが、本気の動体撮影(とはなんぞや?)はともかく、羽田や成田あたりの民間機の撮影は、なんというか慣れすぎてしまっていて、あまり目的意識を持たず、短時間で気楽に撮りに行くことが多いので、そういう場合に色々ギリギリに追い込んで秒間10コマでズババババッ... とあっという間に1000コマ単位で撮影されてしまうのも、後処理などを考えると気が重いなとも思っています。

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 ということで、300mm単焦点を買い戻したのを機に、連写速度とかAFとかバッファ量とか手ぶれ補正とか、色々と不便なところも多いけど一方ですっかり手に馴染んだPENTAX K-1 IIで、ゆる~い気持ちで飛行機撮影のリハビリをしてみました。

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ニセコで食べてきた美味しい食べ物 2019年版:毎年必ずリピートしてしまうお店5選

 スキー編に続いてニセコの旅レポート食べ物編です。今年も5泊6日という贅沢日程で行ってきたわけですが、毎夕スキーを終えてからホテルの温泉に浸かって汗を流した後は、ヒラフの街に繰り出して美味しい夕飯を食べてきました。スキーは体力使うしお腹空きますから翌日のためにも栄養補給は重要です。そしてなんと言っても「旅」ですから、その地ならではの味を楽しみたいものです。

 ニセコに通うようになって今年で何年目なのかは忘れましたが、これまでにも検索すればトップに出てくるような有名店から、現地で適当に目を付けたお店まで、色々食べ歩いてきたつもりです。再開発がどんどん進行するヒラフにあって、飲食店の移り変わりもそれなりに目にしてきましたが、ここへ来てほぼ私的定番店というか、行こうと思うお店が固定化されてきました。

 ということで、今回の5泊という日程の中で行ってきた定番店5軒を紹介しておきたいと思います。先ほども書いた通り、行くお店が固定化されてきたと言うことで、実はほとんど昨年から変わっていません(A^^; 5泊もあって新規開拓は1軒のみ。それもヒラフでは超有名な老舗だったりします。

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 来年の店選びのためにもメモとして今年行ったお店と食べたものとその感想を記録しておきたいと思います。

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今年もニセコの素晴らしいディープパウダーを楽しみつつ変わりゆく街の姿に少し戸惑う

 今年もこの季節がやってきました。毎年飽きずに繰り返していること、何度も訪れている場所はたくさんありますが、中でも1月中のニセコ行きは1年の中でもっとも楽しみにしている年中行事のひとつです。今回も昨年の秋口から計画を立て、航空券やホテルを予約し、インフルエンザの脅威を何とかかわしつつ、迎えた1月の最終週。年明け早々有給休暇を5日も使ってまるまる1週間休みをとり、5泊6日という日程で出かけてきました。

 以前は普通の国内旅行並みに2泊3日で行っていたのですが、次第に1泊ずつ延ばすようになり、とうとう5泊という贅沢をするようになったのですが、その目的は「天候待ち」と「体調調整」です。冬の北海道のなかでも特に豪雪地帯のニセコ周辺は、雪嵐になることもあれば、晴れの日がずっと続くこともあります。理想は前夜にがっつりと大雪が降って、翌朝から晴れ渡るというパターンなのですが、わずか2泊ならもちろんのこと、5泊してもそんなベストなコンディションにあたる保証はありません。

 ならば少しでも良い条件で滑りたいということで、ガイドさんにお願いし、スキー場エリア外に出てバックカントリーの真似事をするようになって早5年。それでも飽き足らず、昨年からは「ニセコワイスCATツアー」に参加するようになりました。このツアーは1日あたり12人限定で、他の誰も足を踏み入れないワイスホルンを滑りまくるというもの。しかも登りはCATを利用するので、自分の足でハイクアップする必要もないという、至れり尽くせりなツアーです。

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 この地域のシンボル的存在でもある蝦夷富士こと羊蹄山はこの時期雲に隠れがちで、あまりその姿を見せることはありません。この美しい火山はスキー場があるアンヌプリやイワオヌプリ、そしてワイスホルンとともにこの一帯に上質な雪を降らせる重要な役目を果たしているそうです。

 今回その姿は初日のニセコへ向かうバスの中から見えただけでした。でも、わざわざここを訪れるスキーヤー&ボーダーにとっては、姿を見せてくれるよりも雪を降らせてくれる方がずっとありがたいです。

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PENTAX Kマウント望遠の名レンズ DA★300mmF4ED[IF] SDM を買い戻す

 Kマウントの望遠レンズを買いました。ニコンD500+AF-S200-500mmF5.6と引き換えにKマウントの超望遠ズーム DFA150-450mm F4.5-5.6を手放して以来、PENTAX K-1 Mark IIで使うことが出来る望遠レンズはDFA★70-200mmF2.8に限られていました。超望遠域はニコンに任せてしまえば良いという考えは変わっていないのですが、たまにはK-1 IIでも飛行機を撮ってみたい気もするし、200mmよりももう少し長いレンズがあれば... と、思うようになってきていました。

 レンズの選択肢が少ないと言われる現在の35mmフルサイズ対応のKマウントですが、実はDFA★70-200mmとDFA150-450mmの2本のズームの間を埋める望遠レンズがラインナップされています。それが今回手に入れたDA★300mmF4です。

 2008年に発売された比較的古いレンズで、名前にあるとおり本来はAPS-C専用のレンズとして登場したものです。しかし2016年にKマウント初のフルサイズのデジタル一眼レフカメラK-1が発売されたときに、メーカーから公式に「"DA"と名乗っていたけど実はフルサイズをカバーしています」とアナウンスされた3本のレンズのうちの1本です(ちなみに残りの2本はDA★200mmF2.8とDA560mmF5.6です)。

 そして、私にとってはこのDA★300mmF4を手にするのは今回が初めてではありません。今から約5年ほど前、PENTAX K-3を使っていた頃に新品で買ってしばらく使っていたことがあります。しかしその後DFA150-450mmを手に入れるために下取りに出したという経緯があります。

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 ということで、いろいろと紆余曲折はありつつも再びこのレンズを手にすることになりました。一度手放したレンズを買い戻したのはこれが初めてだと思います。

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8TBももうすぐ満杯... QNAP TS-231+に外付けHDDを追加して空き容量を増やす

 約2年前に我が家初めてのNASとしてQNAP製のTS-231+を導入しました。これは家庭またはスモールオフィス用の2ベイのNASで、Western Digital製のNAS用HDD REDシリーズの8TBを2台搭載し、RAID1を組んでいます。主な使用用途は撮影済み写真ファイルの倉庫として過去15年以上にわたって、デジタルカメラ等で撮影してきた写真は、すべてこのNASの中に突っ込むようにしています。

 8TB HDDx2台によるRAID1なので、ネットワークドライブとして使用可能容量はなHDD1台分と同等の8TBなのですが、導入以来2年経って早くも空き容量が心許なくなってきました。ここ最近の消費ペースで行くと今年中に満杯になってしまいそうな勢いです。

 なので今の時点で何らかの容量増加の対策を取ることにしました。ベアボーンNASの容量を増やす方法としては、いくつかやり方はあるのですが、いろいろ検討した結果、最終的にUSB接続の外付けHDDをTS-231+に追加するという、比較的安易な方法をとってみることにしました。

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 以下その顛末&備忘録です。

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PENTAX K-1とQ-S1/Q7を持ってお正月明けの浅草寺界隈をぶらぶら散歩する


 前回のエントリーで思いついたようにQマウントの新しいレンズを買ってしまいましたが、そこで改めてQ-S1/Q7の使い心地の良さを思い出し、たまにはQマウントでちゃんと写真を撮ってみたくなりました。ただし、Qマウントだけではいろいろ心配なので、ここはひとつPENTAX K-1のサブとして使うとどうなのか? という視点で試してみたいと思います。

 ですから、メインカメラであるK-1には潔くDFA★50mmF1.4のみの一本勝負。それ以外のKマウントレンズは一切持っていきません。ワイド側や望遠側を使いたくなったときにはQマウントに任せることにしましょう。

 そこでどこへ行くか考えてみたのですが、真冬らしい良く冷えて晴れた休日、午後になってからという時間的な問題もあって、遠出するのは諦め近場で済ませることにしましょう。となると、東京スカイツリーか浅草か... やはりその辺ですよね。

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 これまでにも何度も訪れて写真も数え切れないくらい撮ったことがある場所ですが、まずは浅草寺を目指すことにしました。いまや外国からやってきた観光客で溢れる都内随一の人気観光地ですが、まだ1月中ですからお正月気分も少し残っているかも知れません。

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今さらPENTAX Qマウントレンズをコンプリートする:04 TOY LENS WIDE と 05 TOY LENS TELEPHOTOを手に入れる

 間もなくCP+ 2019の季節がやってきますが、昨年来のカメラ業界のトレンドはミラーレス一色となっており、今年もたくさんの新製品が登場するはずです。しかしそれもスマートフォン内蔵カメラの高性能化に脅かされる中で、センサーサイズは大型化する傾向にあり、今や35mmフルサイズセンサーを搭載する機種が主流となりつつあります。

 APS-Cサイズのセンサーは富士フイルムが孤軍奮闘し(もちろんキヤノンもソニーもありますが)、デジタルカメラのベストバランスを目指したはずのマイクロフォーサーズも、パナソニックがフルサイズへ注力するそぶりを見せたことで先行きに不安が残ります。1インチサイズのニコン1はすでに終了宣言が出され、小サイズセンサーのデジタルカメラ、特にレンズ交換式は絶滅しつつあるところです。

 小サイズセンサーのミラーレス一眼と言えば、PENTAX Qマウントはどうなったのでしょうか? もはや巷のカメラ店には流通していないにも関わらず、いまだメーカーから公式にはディスコン宣言が出されず、リコーイメージングのオンラインストアで細々と販売が続けられています。

 現行機種のQ-S1の発売は2014年のこと。最後レンズの08 WIDE ZOOMもやはり2014年の発売でした。その後09 MACROの試作品がCP+に出品されたりしましたが、結局発売には至らず音沙汰がないまま4年が経過しています。デジタルカメラが全体的に大型センサーへと向かっているトレンドをみても、今後Qマウントに新製品が投入されて続いていく理由はもはや見当たりません。

 そんな事実上終わっているQマウントシステムですが、私は初代Qを発売翌年に入手して以来、レンズを買い集めつつ細々と使ってきました。しかし2年ほど前の時点ですでにQマウントの終焉を予感し、その時手に入れたQ-S1はほとんどコレクション目的だったと言えます。そのままあまり使うこともなく、レンズ含め手放すこともなくいまだに動態保存状態を維持しています。

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 ということで、だいぶ前置きが長くなりましたが、そんな動態保存中の私のQマウントシステムの中で、2本のレンズが欠けていることが急に気になり始めました。調べてみるとまだ流通在庫はあるようですから、今のうちに手に入れてしまいましょう。はい、実用目的ではなくこれもコレクションです!

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最新のドラム式洗濯乾燥機でスキーウェアを洗濯してみる

 前回に続いて洗濯ネタです。だいたいの家事は嫌いなんですが洗濯大好きなんですよね。ということで、新しい洗濯機を買ったら洗濯してみたいと思ってた、ちょっと特殊な衣類や大物がいくつもあります。いずれも古い洗濯機でもやろうと思えば出来たはずなんですが、やはり最新の洗濯機はいろいろなモードが付いているし、情報も多いし、さらには乾燥まで一気に出来てしまうと言うことで、仕上がりまでの時間と作業内容が見通せるというところが、俄然やる気を掻き立てます。

 で、季節的にもまず早急にやってみなくてはと思っていたのがスキーウェアの洗濯です。はい、昨シーズンを終えてからクローゼットにしまったまま、クリーニングに出しそびれていました...。なので今シーズン使う前に是非とも洗っておきたい、と思っていました。

 スキーウェアは防寒と防水性能が重要で嵩張るものですし、普通はあまり家庭で水洗いするものではありませんが、クリーニング代もそれなりにしますし、汚れ具合に応じて自宅で洗濯できたらこんなに楽なことはありません。

 スキーウェアの洗濯方法についてはWEBにいろいろな情報が出ています。少しずつ違うことを言っていたりして、これと要った正解はないのかも知れませんが、それはウェアの素材や構造にもよるので当然のことです。

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 ですから、以下の内容はあくまでも「私が使っているスキーウェアの場合」という但し書きがつきますので、ご注意ください。

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ドラム式洗濯乾燥機を長く使うために欠かせない日々のメンテナンス

 昨年11月に買ったななめドラム式の洗濯乾燥機ですが、先日の2018年振り返り記事でも書いたとおり、今やこれなしでは生活できないと思えるくらいに頼り切っています。天気や時間にかかわらず洗濯してフカフカに乾燥出来るのは本当に便利。とりあえず1ヶ月分しか見ていませんが、乾燥機をガンガン使っても電気代はほとんど変わらず。水道代はさすがに節水型のドラム式だけあって目に見えて減ったように思います。

 しかしドラム式洗濯乾燥機は、家電としては珍しいくらいに日々のメンテナンスが欠かせない機械でもあります。今まで使っていた普通の縦型洗濯機では、たまにゴミ取りフィルタを掃除したり、半年に一回くらい槽洗浄しておくだけでしたが、それに比べると遙かに手間がかかるということで、その面倒くささが購入時の一番の心配点でもありました。

 そのドラム式洗濯乾燥機を長く故障なく使うために欠かせないメンテナンスのキーワードは「ホコリ取り」です。特に乾燥機を使用した後は必ず枚買いフィルターの清掃をしないといけません。さもないとゆくゆくは故障につながり、修理に大変な手間がかかってしまうのだとか。

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 それがどうにも面倒に思えてずぼらな自分に出来るだろうか?と思っていたのですが、さすがに家電としていろいろ工夫されてきたのか、実際やってみると「思ったよりもずっと簡単だな」というのが現時点での感想です。

 備忘録も兼ねてその清掃作業のキーポイントをまとめておきたいと思います。

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