まもなくホノルルへ就航! ANAが導入した巨人機エアバスA380 "FLYING HONU" 初号機を撮りに行く

 今月末の5月24日にANAの成田−ホノルル線に世界最大の旅客機エアバスA380−800(以下A380)が就航します。A380が初飛行したのは今から10年以上前のことですが、ANAだけでなく日本のエアラインがA380を導入するのはこれが初めてとなります。その経緯は色々ありましたし先行きも不安があるのですが(末尾にその辺は書きます)、純粋に飛行機ファンとしてはANAロゴの入ったA380は是非とも一度この目で見て、カメラに収めておきたいところです(もちろんいずれは是非搭乗もしてみたいです ^^;)。

 ANA向けA380はホノルル便専用ということもあって、通常のANA塗装ではなく、特別にウミガメをあしらった塗装がされ、愛称として「FLYING HONU」=「空飛ぶウミガメ」と名付けられました。”FLYING HONU”は全3機となる予定で、1号機はブルー、2号機はグリーン、3号機はオレンジでペイントされることが決まっています。

 そんな FLYING HONU 初号機となる登録番号 JA381A がロールアウトし初飛行したのは昨年のこと。いろいろなテストを経て今年3月21日にANAに引き渡され、フランスのツールーズから成田までフェリーされてきました。その日は成田空港周辺の撮影スポットは大変なにぎわいだったそうです、私はそこには参加せず、いずれ定期便として就航したら撮りに行こうと思っていました。

DSC_9261.jpg
 が、成田にやってきてからのFLYING HONU初号機は、パイロットはじめ乗務員達の訓練およびテスト目的で、ほぼ毎日慣熟飛行を行っている様子です。しかもその飛行区間は片道わずか1時間程度の成田−関空間を毎日1~2往復しているのです。となると、就航前にその姿を撮ることができるはず!ということで、天気の良さそうな連休中のある日、成田空港までカメラを担いで出かけてきました。

続きを読む “まもなくホノルルへ就航! ANAが導入した巨人機エアバスA380 "FLYING HONU" 初号機を撮りに行く”

F1を撮って分かったNikon D500の動体撮影能力についてのまとめ

 ニコンD500を手に入れてから約5ヶ月が経過し、これまでに飛行機は一通り撮ってみました。しかしD500を手に入れた一番の使用目的は、10月初旬に行われた鈴鹿のF1日本GPでF1マシンを撮影することです。

 F1のような超高速で動く被写体を撮影するにあたって、アマチュア的にカメラに頼るべき&期待すべき主な機能性能は、オートフォーカス、手ぶれ補正、そして連写速度です。ニコンD500はすでに発売から2年以上経過しているカメラですが、今でもこれらの点ではトップクラスにいます。

 今年はこのニコンD500に、借り物の最新レンズ AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR を取り付けて撮影しました。恐らくこれでダメならもうF1とかそういう動体撮影は諦めざるを得ない(=下手くそすぎる!ということで ^^;)という、動体撮影的には鉄板の組み合わせです。

P1040360.jpg
 さて、撮影結果と実際の使用感はどうだったのか、以下とりとめないですが、私なりにまとめておきたいと思います。

続きを読む “F1を撮って分かったNikon D500の動体撮影能力についてのまとめ”

雨に翻弄された予選と秋晴れの決勝:30回目の鈴鹿 2018F1日本GP観戦記(3/3)

 もうだいぶ前のことになってしまいましたがF1日本GP観戦記の続きです。フリー走行3回目が終了した後、土曜日の午後3時からは予選、翌日曜日の午後にいよいよ決勝レースが行われます。

 予選が行われた土曜日中はずっと風が強く、不安定な天候が続いていましたが、決勝の日曜日は朝から強い日差しが照りつけ、風も収まり、秋晴れの一日となりました。

 ということで、このエントリーでは予選から決勝までの様子を一気にまとめておきたいと思います。

DSC_6843.jpg
 特に決勝日はスタートまでに様々なイベントがあって、その中でも特に注目なのが、往年のF1マシンによるデモ走行「レジェンドF1」と、現ドライバー達がクラシックカーに乗ってコースを一周する「ドライバーズパレード」です。その模様も織り交ぜておきます。

続きを読む “雨に翻弄された予選と秋晴れの決勝:30回目の鈴鹿 2018F1日本GP観戦記(3/3)”

レース2回分以上楽しめる計4時間のフリー走行:30回目の鈴鹿 2018F1日本GP観戦記(2/3)

 ピットウォーク編からの続きです。雨の木曜日から一夜明けて金曜日、いよいよF1マシンの走行が始まります。予選と決勝に先立って行われるフリー走行は、セットアップを煮詰めたりタイヤ戦略を決めたり、さらには中期的なマシン開発にも関わる重要なセッションであり、金曜日と土曜日にかけて計3回、時間にすると4時間に及ぶ長丁場となります。

 予選は約1時間(Q1落ちする下位チームならたったの18分!)決勝レースも鈴鹿の場合は1時間40分程度ですから、実にグランプリウィークエンド3日間におけるF1マシン走行の半分以上の時間はフリー走行が占めているということになります。

 レースや予選のような緊張感あるバトルや、ギリギリの本気アタックはあまりないかもしれませんが、写真を撮るには絶好のチャンスであり、テレビでわざわざ見ることはなくても現地観戦するファンには人気のあるセッションです。

DSC_0527.jpg
 ということで、金曜日から土曜日にかけての3回のフリー走行の様子を一気にまとめてレポートします。

続きを読む “レース2回分以上楽しめる計4時間のフリー走行:30回目の鈴鹿 2018F1日本GP観戦記(2/3)”

脅威の超小型で超軽量な超望遠レンズ AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR を試す

 今年に入って色々悩んだ末に動体撮影専用機としてNikon D500を手に入れた話は何度か書きましたが、その最終的かつ究極の目的は毎秋にやってくるF1日本GPを撮影することです。これまで約10年間はペンタックス機でがんばってきましたが、自分の腕前には限界を感じ始めたので道具にに頼ることにしました。

 さてD500とともに手に入れたレンズはAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRです。アマチュアに取って飛行機やレースなどの動体を撮るのにこんなに良いレンズはありません。もちろんF1もこれで行くつもりでいたのですが… 9月末になって急に思いがけない事態になりました。

 というのは、つい先日発売されたばかりの最新の超望遠レンズを試用させてもらえることになったのです。貸してくれるのはメーカーとか販売店とは関係ない、個人的な知り合いの方で、「これでF1撮ってきなよ!」と提案を受けました。むむ!そんないい話には乗るしかありません。

IMGP0302.jpg
 その新レンズとは AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR です。500mmの単焦点レンズながらPF(位相フレネル)レンズを使用し、大幅な小型化と軽量化を果たしたレンズ。しかし小さい=廉価版ではなく、全体的に大砲級の超高級望遠レンズと同じ香りがする一本です。

続きを読む “脅威の超小型で超軽量な超望遠レンズ AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR を試す”

ニコンD500に組み合わせる200mm以下のレンズ選び:タムロン16-300mm F3.5-6.3 Di II VC PZ MACROを手に入れる

 色々な経緯があって、今年の6月にニコンD500を手に入れたわけですが、このカメラは動体専用という位置づけなため、最初に買ったレンズは超望遠ズームのAF-S Nikkor 200-500mm F5.6E ED VRでした。すでに飛行機撮影に何度か使ってみてだいたい期待通りの威力を発揮してくれているのですが、それにしてもD500に使えるレンズが200-500mmが一本しかないという状態は、あまりにも超望遠に偏りすぎています。ワイド端が100mm相当くらいまであれば諦めもつくのですが、いくら飛行機を中心としたある程度の用途限定カメラ&レンズとは言え、もう少し短いレンズも必要かと思います。

 何しろKマウントと違って、現行レンズが山ほどあるFマウントのことですから、単に200mm以下のレンジをカバーするズーム、という条件を設定するだけでも、選択肢が色々ありすぎてなかなか決められずにいました。しかしそろそろF1日本GPも目前に迫ってきましたし、色々割り切って決断することにしました。

f:id:hisway306:20180910221018j:plain
 手に入れたのはタムロン製の超高倍率ズーム、16-300mm F3.5-6.3 Di II VC PZ MACRO(Model B016)です。フルサイズ換算で24mm相当からスタートする18.8倍ズーム。テレ端は200mmに留まらず300mmまでカバーしており、だいたいのことはこれ一般で済んでしまいそうな超便利ズームレンズです。この手の無茶なレンジを持った高倍率ズームこそ、メジャーマウント&サードパーティ製レンズの醍醐味でもあります。

続きを読む “ニコンD500に組み合わせる200mm以下のレンズ選び:タムロン16-300mm F3.5-6.3 Di II VC PZ MACROを手に入れる”

Nikon D500で流し撮りに挑戦:日暮れ後の京浜島へ羽田空港に着陸する飛行機を撮りに行く

 毎エントリーにいちいち書いてますが、それにしても暑いですね。今週になって東京地方は台風がやってくるなど荒れた天気になりましたが、先週末までは猛暑が続いていました。昼間は出かける気にならないので、日が暮れて幾分暑さもマシになったところで写真を撮りに出かけてみることにしました。

 どこか夜景の綺麗なところ… を当然最初に考えたのですが、そういえばNikon D500でちゃんと流し撮りをしてないなと思いだしました。秋のF1の前に練習してコツをつかんでおかなくてはなりません。ということで、お手軽に羽田空港へ。

DSC_5306-Edit.jpg
 と思ったのですが、展望デッキでは芸がないなと思い、久々に京浜島に行ってみることにしました。城南島のお隣に位置する埋め立て地で、羽田空港のB滑走路に着陸してくる飛行機をわりと間近に真横から見ることができます。流し撮りの練習にはうってつけです。

続きを読む “Nikon D500で流し撮りに挑戦:日暮れ後の京浜島へ羽田空港に着陸する飛行機を撮りに行く”

真夏の百里基地に突如飛来したF-15DJアグレッサー部隊を撮りに行く

 さて、先日動体撮影スペシャル機として、とうとうニコンD500と200-500mmを手に入れてしまったわけですが、これまでのところ旅客機を少し撮ってみただけで、D500の威力が存分に発揮できるであろう厳しい条件ではまだ使っていませんでした。

 FUJIFILM X-H1にケチを付けて手放すきっかけとなったのは百里基地。そう、D500への乗り換えが正しい決断だったかどうかを確認するには、百里基地へ行って戦闘機を撮ってみるしかありません。

 しかし気温が35度を超えるような真夏に一日炎天下にいる訳にはいかないし、秋にならないと無理かな?と思っていたところに、東京地方の飛行機写真クラスタにとっては重大なニュースが飛び込んできました。「百里基地にアグレッサー部隊がやってきた!」と。

 毎年3月頃にやってくるのは年中行事ですが、真夏のこの時期にやってくるのはあまり前例がないそうです。ずっと前から撮ってみたいと思いつつ、タイミングが合わずに撮り逃してきたアグレッサーとなれば、無理してスケジュール調整したり、熱中症にかかるリスクを冒して炎天下に飛び出していくモチベーションとなります。

DSC_2013.jpg
 そしてD500の本格的テスト&慣熟にはこれ以上の被写体はありません。ということで百里基地へ出かけてきました。

続きを読む “真夏の百里基地に突如飛来したF-15DJアグレッサー部隊を撮りに行く”

雨上がりは飛行機撮影の絶好のチャンス! 成田空港近くのさくらの山で翼端渦を狙う

 飛行機の写真を撮るには晴れてる日を狙うことがほとんどだと思います。スカッと晴れた青空を背景に光を一杯に浴びて飛んでいく機体が一番美しいですから。でも写真的には少し背景に雲があった方が面白くなったりもするわけで、つまるところ空にカメラを向ける以上、光線状態や天候は飛行機撮影にとっては非常に重要なファクターを占めています。そういう意味では、雨の日は飛行機写真的にはオフシーズン… かと思えば実はそんなことはありません。

 飛行機写真の大家と言われる方々の素晴らしい作品を見ていると、やはり凡人には思いつかないようなシチュエーションで撮られたものが多く、中でも悪天候を逆手に取ったような作品は少なくありません。そう、雨こそ絶好の撮影チャンスであるわけです。とはいえ、私自身はやはり良く晴れた日にしか空港へは行ったことがありませんでいした。

DSC_1074-Edit.jpg
 先週の日曜日はちょうど朝まで降っていた激しい雨が上がり、午後には一機に晴れに転じるという予報が出ていました。せっかく手に入れたNikon D500で今までと同じような写真を撮っても面白くないと思い、敢えて雨の中クルマを成田に向けて走らせ、天気の変わり目を狙ってみることにしました。

続きを読む “雨上がりは飛行機撮影の絶好のチャンス! 成田空港近くのさくらの山で翼端渦を狙う”

動体撮影のために結局のところNikon D500とAF-S Nikkor 200-500mm F5.6を手に入れるに至った顚末

 これまでPENTAX機で頑張って飛行機やらF1やら動体を撮ってきました。AFや連写速度にいろいろ不安はあるものの、うまく工夫すればそこそこ使えるし、歩留まりが悪いなりに、偶然にもピタッと当たったときの絵はさすがPENTAX!と言えるものなので、なかなかやめられませんでした。もちろんそう言った使いこなし自体を楽しんでいた、と言う面もあります。

 でも… そろそろ飽きてきた(疲れてきた?)んですよね、PENTAX機で頑張るのに。もっと格好付けたこと言うなら「天井にぶち当たった」気がしています。いえ、カメラとしての能力はもっともっと引き出せる余地があることは分かっています。それこそ写真家の洲崎秀憲さんがKシリーズで撮った見事な飛行機の写真には驚嘆します。でも、さすがに凡庸なアマチュアがそのレベルに到達することは困難です。

 ならば、アマチュアとしては素直に道具に頼るしかありません。ですから飛行機やF1を撮るために大好きなPENTAX機にこだわるのはやめて、もっと動体撮影に特化したカメラを使ってみようと思うようになりました。やっぱり適材適所ですよね。

KONE2804.jpg
 ということで、その「適材」を手にするまでいろいろな紆余曲折があったのですが、最終的に行き着いたのはNikon D500です。APS-Cの動体スペシャルとしては今のところこれが一番間違いない… と思います(※個人の意見です)。

続きを読む “動体撮影のために結局のところNikon D500とAF-S Nikkor 200-500mm F5.6を手に入れるに至った顚末”