神立高原 2011-2012

投稿者: | 2012年2月5日

 1月初旬に腰を痛めてから療養のために約1ヶ月間自粛していたスキーですが、ようやく痛みが取れたので再開してみることにしました。まずは慎重に足腰慣らしから。目的地はここ数年の間なぜか足を向けることが少なかった新潟県は上越方面です。今年は近年にない大雪に見舞われているというニュースを見て行ってみたくなったのです。越後湯沢近辺のスキー場の積雪を調べると軒並み300cm超えと言うではありませんか。これはすごい…。

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 で、越後湯沢周辺には山ほどスキー場があるわけですが、今回はICからほど近い神立高原スキー場へ行くことに。ここは私がスキーを始めて2回目(というか2日目)の超初心者時代に来た記憶があるとても懐かしいスキー場です。年齢にもよりますが、スキーブームの時代を経験した東京近郊在住のスキーヤーなら、このスキー場で滑ったことがあるという人は、非常に多いのではないかと思います。

 越後湯沢は日帰りには遠いと思い込んでいたのですが、実際のところ東京都内から200kmそこそこ。先日は水上まで行ったわけですが、そこから関越トンネルを抜けたらもう越後湯沢です。しかも神立高原スキー場はICを降りてから10分とかかりません。沼田や水上エリアの奥地のスキー場に行くよりは、時間的に早いくらいだと思われます。

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 さて、準備を終えて早速ゲレンデへ。バブルの面影残る巨大な5階建てのスキーセンターからリフトに乗ります。神立は連絡リフトで一山越えた向こう側にゲレンデが広がっているのです。なのでこのリフト、最初は普通に山を登りますが、最後は谷に向かって下っています。下りのリフトは慣れていないのでちょっと怖いです。
 この複々線化された3連のペアリフトにもやはりスキーブームの面影が。しかしこの日運行していたのはその中の1本のみ。もう1本はこの日は運休中、もう1本は椅子が外されてもはや運用されていないようです。

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 恐らく神立のゲレンデの中でもっとも標高が高いと思われる地点。ここからは最大斜度45度という恐ろしい斜面が二つもあります。もちろん私は迂回コースでユルユルと下っていきました。山頂は360度のパノラマが見渡せてとても眺めが良いです。
 初心者時代にはここまで来たはずないと思うのですが、何となくうっすらとこの風景が記憶にあるような気がしています。迂回コースと言っても、幅も狭く斜度もそれなりにあるのですが… 若さで乗り切ったのかも知れません(A^^;

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 で、これがオリオンと言う名の最大斜度45度のコース。リフトを挟んで2本同じ名前のコースがあります。どちらもそれほど長さはありません。昨日もかなり積雪があったようで深いパウダーの残骸が広がっていました。残念ながら今日は普通のデモ板ですし、まだリハビリ中なので眺めるだけにしておきました。ファットスキーを履いて元気な時なら嬉々として飛び込んでいたかも。
 同行友人が普通の基礎板で挑戦していましたが、全くどうにもならないとのこと。新雪なのに不思議と重く、雪が深すぎてスキーが沈んでしまい、ターンがほとんど切れないとか。ファットスキーの味を知ってしまった今となっては、普通の板でここを滑るのは無理というものです。

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 お昼ご飯はメインゲレンデの麓にあるギャラリアという大きなレストランへ。1FのKell’s Cafeが空いていたのでそこでハンバーガーを食べました。ゲレ食にはない、なかなか本格的なハンバーグにバンズ。量もたっぷり食べ応えがありました。
 この日は、リフト待ちこそないものの、ゲレンデを見る限りそれなりに人が居るように思えたのですが、レストランは席取り合戦をするほどでもなく結構空いていました。

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 ウサギのあしあと。スキー場ではよく見かけるマークですが、ウサギの姿を見たことはありません。カモシカに出会ったと興奮気味に喋っている人も居ました。多分、ゲレンデ外を勝手に滑っていて出会ったのではないかと思いますけど。

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 行きは山越えのリフトでやって来ましたが、帰りは細くて斜度の緩い連絡コースを滑ってスキーセンターへ。このコースは連絡路と言うには惜しいくらいの立派な林間コースでした。巨大なリゾートセンターには巨大な温泉もあったので、そこで一風呂浴びていつもより早めの時間に帰路へ。関越道もスムーズに流れていました。

 久しぶりの越後湯沢でしたが意外にも近いことを再発見。高速からのアクセス次第ですがこれなら十分に日帰り圏内だと今更認識しました。ということで、またまたスキー場の選択肢が広がりました。

 ということで、無理をせず緩いところをゆっくりと滑っていたこともあり、良いリハビリになりました。1月を棒に振ってしまいましたが、まだ今シーズンは残っています。図らずも体の衰えを感じてきた今日この頃、そうでなくても短いシーズンです。いろいろなスキー場に行って、また数年後に「そうそう、ここ滑ったよなぁ、あの年は大雪で…」と、楽しいスキーの思い出をたくさん残していきたいものです。


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