平成最後の桜見物&撮影は地元の隠れた名所を散歩する:仙台堀川公園〜木場公園〜大横川〜品川

投稿者: | 2019年4月8日

 東京の桜(ソメイヨシノ)は3月中旬に開花を迎えたあと、下旬にかけて寒気が入ってきて数日の間は気温が真冬に戻ってしまったこともあって、比較的花が長持ちしたシーズンだったのではないかと思います。桜が咲いてるとなるとカメラを向けたくなるのは、写真を趣味としている人に限らないようで、今の時代はあらゆる人がカメラを持っているためか、SNSには美しい写桜の真が溢れかえるようになりました。なのでそろそろ「もう桜はお腹いっぱい」と思えてきた人も多いのではないかと思います(これからシーズンを迎える北国の人達にはスミマセン)。

 さて私も写真を趣味とする人間の一人として、例年は六義園とか千鳥ヶ淵とか、都内の桜の名所にカメラを持って出かけていたのですが、今年は何となくやる気が起きず、グズグズしているうちに4月に入ってしまいました。とは言えお花見をしなかったわけではなく、先々週と先週に渡って、週末は近所の桜の名所を巡ってきました。

 桜というかソメイヨシノは都内でも意外なくらいにあちこちにあって、わざわざ名所と言われるようなところまで出かけていかなくても、すごい絶景とかを求めなければ花そのものを楽しむことは出来ます。私の生活圏内、とくに東京都江東区内にも地元民だけが訪れるプチ名所がいくつかあります。

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 特にどうってことない写真ばかりですが、せっかく撮ったので記録として何枚か厳選してまとめておこうと思います。なので、今年の桜エントリーはこれが最初で最後(の予定)です。

 写真関係のエントリーは、いつも絞りきれなくてたくさん写真を貼ってしまうのですが、特に桜は際限なくなりがちなので、今回は各項目毎に3枚以内に抑えました。

仙台堀川公園(尾高橋〜松島橋)

 まずは3月最後の週末に仙台堀川公園に行ってみました。その名の通り仙台堀川という運河跡に遊歩道を整備した細長い公園で、総延長は3km以上あります。その一部には見事な桜並木があります。

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 こんな感じです。特にこの尾高橋から松島橋の間の数百メートルの区間は、ちょっとした桜のトンネルになっています。

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 まだほんの少し蕾が残っていましたが、ほぼ満開でした。

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 しかし水路にはこうして花筏も出来ていたので、散り始めている木もたくさんあったようです。本当にソメイヨシノの花は寿命が短くてはかないですね。だから惹かれるのだと思いますが。


 場所は↑この辺です。ここ以外にもたくさん桜の木はあるので、ずっと散歩しているだけで楽しめます。

木場公園

 仙台堀川から自転車を走らせて西に移動し、次にやってきたのは都立木場公園です。ここもバーベキュー広場からドッグランにかけて、桜がたくさんあります。並木と言うよりは広い草原に点々と巨木が生えている感じです。

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 これ、望遠で切り取っているのですが、画面下にボケているカラフルな物体がなんだか分かるでしょうか? 全てお花見する人達のブルーシートやテントです。桜の木の下はまさに足の踏み場もないほどに、人がひしめいて思い思いにお花見を楽しんでいました。

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 先ほどの仙台堀川と同じ日なのですが、こちらの方が少し開花は遅れていたようで、3月末の時点で8分咲きくらいな感じでした。

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 さっきまで晴れていたのに急に雲が出てきたり。気温も低くて寒いくらいでしたが、おかげでこれらの桜も良く週末まで持ちこたえたようです。


 バーベキュー場はもちろん予約制でこの時期は争奪戦になっているようです。満開の桜の木の下でバーベキューなんて素敵ですね。しかしバーベキュー場も出入り自由だし、その南側に広がる草原にも桜はあるので、別にバーベキューしなくてもお花見は楽しめます。

昼の大横川(福寿橋〜亥之堀橋)

 次は地元で一番私が好きな桜の名所、大横川です。大横川と言っても江東橋から門前仲町まで距離がかなりありますが、木場公園と東京都現代美術館に近い福寿橋から三石橋、亥之堀橋あたりが特に見所です。

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 なぜならば、東京スカイツリーが見えるから。と言うのは半分冗談で、ここは桜並木としてとても見応えがあります。ただし、大横川は目黒側などと違って川幅がかなりあるし、一方で土の土手ではなくコンクリートで護岸が出来ているのですが、それがかえって東京の普通の街並みらしい景色を作ってると思います。

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 護岸には遊歩道が整備されているので、川に向かって枝を伸ばす桜のトンネルの下を散歩できます。

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 川面にキラキラと反射して輝く陽の光と桜とか。

 ちなみにこの辺りのソメイヨシノは東京都内の中でもかなり遅咲きで、4月の第1週終盤になってようやく満開になったばかり。でも日曜日にはすでに散り始めていました。

 この大横川護岸のソメイヨシノは植えられてから約30年が経過しています。木としては一番元気な時期はずなのですが、なせか一時期に比べると花の付き方が悪くなってきたように思います。

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 一昨年あたりから、やたらに枝が剪定されたりしていて不審に思っていたのですが、昨年末にこんな看板が立っているのを見つけました。なるほど、樹勢回復の作業中なのか…。実際枝が剪定されるだけではなく、何本かの木は切り倒されていました。これでまたいずれ回復してくるなら良いのですが、それにしてもそんなに枝を落としてしまうのか?と言うくらい無残な姿になっている木があります。どうも腑に落ちません…

夜の大横川(三石橋付近)

 さて、三石橋付近では桜の最盛期に合わせてライトアップが行われています。これはすぐ横にある舞台照明装置の会社が勝手にやってるものと思われます。その夜桜もまた見事です。

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 ビルの上から強力な光源で照らされたライトアップのおかげで、まるで桜の花自体が輝いてるかのよう。

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 さすがプロの照明。色も適切だしムラなく均一に照らされている姿は見事としか言いようがありません。

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 街中ですから、周辺には灯りがたくさんあって、玉ボケと夜桜の取り合わせなんかも撮り放題。大きなセンサーと大口径レンズが生きてきます。


 この辺りの川沿いはずっと1km以上にわたって両岸とも桜並木になっています。

品川港南口

 最後は江東区からちょっと外れて、日中に出先で撮った品川のビル街に咲く桜です。

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 ビルとビルの谷間で、日中わずかな時間しか日が当たらない上に、年中ビル風が吹き抜けるという悪条件にもかかわらず、結構立派な桜の木があります。

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 青空を入れつつ、思い切り背景をボカしてしまっても、何となく都会っぽさがにじみ出てきます。

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 後ろのビルはニコンの本社ビルですから!(^^;


 駅に近い側にある汐の公園から凪の公園にかけてちょっとした遊歩道になっており、桜も並木と言うほどではないもののちらほらと植えられています。

使ったカメラ

 今回使ったカメラはいつものPENTAX K-1改と、先日手に入れたばかりのRICOH GR IIIです。K-1改のほうは色々なレンズを使い、それらレンズの力に頼れば何とかなりますが、GR IIIの28mm相当固定焦点レンズというのは、桜みたいなものが相手だと本当に難儀します。面白かったですけど。

PENTAX 一眼レフ K-1 Mark II ボディ  15996

PENTAX 一眼レフ K-1 Mark II ボディ 15996

 さてレンズの方は色々使ってみたのですが、桜に一番あうのはDFA★50mmF1.4じゃないかと思います。画角的には中途半端な気もするのですが、絞りの選択幅が広いのが特に効いてるかも。あと、100mmマクロはやはり最高です。それ以外のレンズも使いましたが、この2本をサクラ用レンズとして推しておきたいと思います。