ヤキニクの日2018 当日はいつもの「ビリエット」で「アンチエイジングビーフの塩釜ロースト」を食べてお祝いする

投稿者: | 2018年9月3日

 神戸のめくるめく焼肉ツアーは週末で終了してしまいましたが、やはりヤキニクの日当日である8月29日も何かお祝いしなくては!ということで、やっぱり夜はお肉を食べに行くことにしました。と言っても、超絶に美味しい焼肉をお腹いっぱいになるまで食べてきたばかりだし焼肉はしばらく要らないかも… と言う気分なこともあって、ならばここはやはり毎月29日恒例となっている小岩のトラットリア「ビリエット」を外すわけにいきません。

 ビリエットでは毎月29日に肉の日スペシャルメニューを用意しているのですが、今月は「アンチエイジングビーフの塩釜ロースト」とのこと。うむ、いわゆるジャンルとしての「焼肉」じゃないけど、焼いた肉に変わりはありません。しかも超絶美味しいのは間違いなくて、特別な肉の日にはふさわしい肉料理です。しかも量を自分で1g単位で選べるとのことで、がっつり限界ギリギリまで食べることも出来そう。

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 もちろんお肉以外にも美味しいイタリアンを心ゆくまで味わうことができます。うん、こういうヤキニクの日もアリではないかと思います!

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 まずは本日のスペシャルメニューを確認しましょう。肉の日スペシャルは「アンチエイジングビーフの塩釜ロースト」です。1グラムあたり12円で100gから、という変わった売り方ですね。つまり100gなら1200円というわけですが、256gみたいな注文の受け付けてくれるんですかね(^^;

 なお、オプションとなっている付け合わせも今回の推し料理とのことです。長野県は開田高原産の美味しいトウモロコシをシンプルにコーンバターで頂けるとか。もちろんそれ食べます! それも増量して欲しいくらい。

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 何をどのくらい頼むかワイワイやっているうちに、シェフがスペシャル肉料理の実物を持ってきてくれました。お肉の姿はまったく見えませんが、この白い粒々が全て塩(岩塩ですかね?)です。その下に白菜に包まれたアンチエイジングビーフがいるはず。すでに焼き上がっているようです。この日のディナー時間帯だけのために4.5kgも焼いたそうです。

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 プリモからメインまで料理を全て決めたらやっとのことで乾杯です。今回もナポリ産のビール、アントニアーナで始めることにしました。なんというか、クラフトビール的な爽やかさが口に広がったと思ったら、がっつりビールの苦味が後から押し寄せてくる、ちょっと他では飲んだことない味わいです。いいですね、こういうの大好きです。

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 前菜盛りです。これまでは俎板みたいな木のプレートに載って来ましたが、今回は普通のお皿でした。鰹のカルパッチョ、ラタトゥイユ、そして自家製の生ハム各種などなど。相変わらず美しいです。しかし今回の前菜はこれだけではありません。

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 こんなのも出てきました! これは「秋刀魚の香草パン粉焼き」です。そう言えばいつの間にか秋刀魚の季節ですね〜。干しぶどうとか色々入っていてホカホカです。

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 はい、一人前取り分けるといつも通り美しい前菜プレートが出来上がりました。

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 これはビールじゃなくて泡でしょってことで、いつものスパークリングワインを頂きました。美味い! 前菜とよく合います。

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 自家製パンはいつもと違ってちょっと色付き。最近新たに覚えたものだとか。塩っ気が少なくて少し固めで美味しかったです。

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 そして今回のプリモ一品目はこれ。新メニューですかね。肉の日スペシャルメニューの付け合わせにも採用されていた、開田高原産トウモロコシを使ったカルボナーラです。このトウモロコシ、糖度が20度もあるんだとか。すごいカルボナーラのソースにも負けないコーンの風味と味わいはかなり来ます。

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 2本目は夏の定番、アユのコンフィと焼きナスのリゾット。こっちはわりとさっぱり風味です。これも本当に美味しいんですよね。でももしかしたら今月で来年まで見納め、食べ納めかも?

 ということで、なんだかんだで鰹とか秋刀魚とか鮎とか、魚介を結構たくさん頂いています。でも今日の主役は「肉」なんですけどね。いや、今日に限らずいつもそうですけど。

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 これらのプリモに合わせたのは、今日のお勧めリストにあったジアーノ・グレコ。重くもなくフルーティというのとも違って、しかしかなり濃い口の面白ワインでした。これなら糖度の高いトウモロコシにも負けないし、鮎の繊細な白身を殺してしまうこともありません。素晴らしいチョイスでした。

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 そして最初は塩に埋もれていた今日の主役が出てきました! すごい!格好いい! カメラもホワイトバランスと露出がメチャクチャになるくらいの強烈なビジュアルです。もうすでに他のテーブルのお客さんのために切り分けられています。

 ここから我々は4人で系800gほど頂くことになっています。足りるかな?

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 ということで、やってきました。中はこんなに美しいピンク色。いい感じにローストされて火が通っています。手前にしかピントが合っていませんが、100gの切れ端が2枚で200g。その奥に付け合わせのコーンバターが盛られています。いやいや、素晴らしい美味しさでした。塩釜でローストしたからと言って、そんなに塩っぱいわけではありません。

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 そのままでも行けるのですが、せっかく200gもあるのだから、少しずつ違う薬味を載せていろいろ楽しんでしまいましょう。お肉の食べ方は自由ですから!

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 白ワインだってお肉に良く合うとか、知ったようなことを最近書いた記憶がうっすらありますが、やっぱりこういうお肉料理には赤ワインだよね、ということでドルチェット・ダルバを頂きましょう。これもシェフがこの塩釜ローストに合わせて選んでくれた一本で、さすがに良く合います。

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 そして最後のドルチェ。糖度20度のトウモロコシを使ったパンナコッタもあったのですが、普通にブドウのパウンドケーキとバニラジェラートにしておきました。スッキリさっぱりです。

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 で、通常平日は飲み過ぎないようにお酒は控えているのですが、あまりにお肉が美味しくて調子に乗ってしまったため、最後にグラッパまでグイッと飲んでしまいました。いや、やっぱりイタリアンの〆はこうありたいものです。

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 焼肉ではなかったけれども、2018年のヤキニクの日も美味しく無事に祝うことが出来ました。これで残暑も乗りきれると思います。

 ヤキニクの日はまた来年ですが、肉の日はまた来月もやってきます。多分、ビリエットでまた祝うことになるはずです。まだスペシャルメニューは決まってないようですが、今から楽しみです。その頃はすっかり秋が深まってることを願っています。