ゴールデンウィーク最終日となる日曜日は満月です。しかも昨年3月に続きまたもや月が地球に大接近しており、いわゆるスーパームーンとなるそうです。そして約半月後の5月22日21日には新月となり、しかも逆に地球から月はかなり遠ざかった状態で太陽と重なり金環日食が見られます。来る金環日食を見る準備をされてる方も多いことでしょう。私も写真を撮るための準備をいろいろとしてみました。
PENTAX K-5, SIGMA APO50-500mm F4.5-6.3DG OS HSM, F8 AUTO (1/320sec, ISO200, -1.0EV, AWB, 500mm)
この写真は5月4日夕方、まだ空が青いときに撮った月です。このお月さまが地球のまわりを半周して太陽の前に立ちはだかるのですね(^^;
SIGMA APO50-500mm F4.5-6.3DG OS HSMのフィルター径はなんと95mmもあります。APS-C用に86mmへのステップダウンリングがもともと付属していましたが、86mm径のNDフィルターというのも見当たりません。あったとしてもお値段はかなりしそう。どうせ中心付近しか使わないし、周囲は黒沈みするのだから、もっと小さなフィルターで構わないはず。
ということで77mm径のND400とND16と、95mm→77mmのステップダウンリング(八仙堂製)を買いました。ちなみに、コスト的にはND100000よりもND400+ND16の方が高いようです。ND100000って超特殊フィルターなのでもっと高くなると思ってました…。
PENTAX K-x, SIGMA APO50-500mm F4.5-6.3DG OS HSM, F10 AUTO (1/800sec, ISO200, -1.7EV, AWB, 中央重点測光, 500mm)
ということで、試し撮影。少し雲が出ているときでしたが、もちろん欠けていないまん丸な太陽。黒点も大きいのが一つ、あとは小さいのが5つほどちゃんと写ってます。時刻は午後5時前ですが5月なのでそんなに高度は低くありません。
露出値は上の通り。実はこれでも少しオーバー目で、もう一段くらい速いシャッターを切っても良かったかも。Flickrに上げた上の写真はLightroomで明るさを調整済みです。思ったよりもだいぶ暗いですね。雲が少しかかっていたのが効いたのかも。でもこのくらいなら何とかなりそうです。
ちなみにNDフィルターは減光はするけれども、紫外線や赤外線などは十分に減衰されないので、光学ファインダーは使用しない方がいいそうです。なので撮影はライブビュー前提となります。ピントはNDフィルターを外した状態で無限遠を出してピントリングを固定しました。温度特性などもあるので、途中で何度か調整し直した方がいいかもしれません。なお、NDフィルターを付けた状態では太陽に向けてもK-xではコントラストAFはできませんでした。K-5では試していません。
写真を撮ることばかりでは何なので、一応肉眼でも直接見られるように、日食観測用グラスも買っておきました。
あとは当日晴れることを祈るばかりですね。