東日本大震災が発生して以降、関東地方を中心にした東日本の広い地域で電力供給が不足しています。計画停電実施という現実は、私たちが無意識に依存してきた電気というインフラの重要性と、その危うさを浮き彫りにしました。そして「電気がないとこの社会はどうなるのか?」という、今まで考えたことがない恐ろしい現実を突きつけています。
また、例えば私の住む東京における節電という行為自体は、東北太平洋沿岸の被災地支援に直接供するものではありません。しかしながら、節電を日々心がけることで、ライフラインをはじめとした生活基盤を失ってしまった被災地の人々への理解、心遣いや共感、継続的な感心を私たちに強く呼び起こすという意味で、被災地支援と全く無縁ではないと思います。そして復興後の私たちの社会のありかたを考える上でも重要な問題を投げかけています。
と、いつになく真面目に書き出してみたものの、この後に続く内容がそれほど大したことでは無いので、とても恐縮なのですが… 今回はふと思い立って、自宅にあるパソコンの消費電力を測ってみることにしました。いつもPCは漫然とつけっぱなしにしてしまいがちなのですが、これって結構電気使ってるはずです。ですが実際どのくらいなのかを知りません。普通のテレビくらい? 冷蔵庫並み? いや、電子レンジ使いっぱなしレベルだったりして?
具体的な数字が分かれば、PC使用に関わる節電の重要性やその方法というのも、なにかアイディアが沸いてくるかもしれません。
ということで、まずはとあるところから、ワットチェッカーなる機械を拝借してきました。コンセントとプラグの間にこの測定器を挟むと、そのラインで消費されている電力値(Watt)が表示されます。測定器としての精度が高いとは思えませんが、おおよその目安にはなるでしょう。