2回目の離島ホッピングは奄美群島を飛びまくる12フライトの旅:後半は鹿児島から那覇へ南下する

 前回からの続きです。奄美群島を中心に一泊二日で12フライトする離島ホッピングの旅の後半戦、2日目の模様です。

 鹿児島空港すぐ横のホテルに一晩泊まり、明けて翌日は13日の土曜日。前日に引き続き鹿児島の天候は概ね晴れですが、予報では南に行くに従って雲が増えてくるようです。でも雨が降ることも風が吹くこともなく、穏やかな天気は続きそう。

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 ということで、前日に続いてこの日も順調に6フライトこなせそうな予感とともに目を覚ましました。

7レグ目:鹿児島から再び奄美大島へ飛ぶ(JAC3723)

 さて2日目は鹿児島から那覇に向かって南下して行きます。最初のフライトは鹿児島から再び奄美大島へ向かいます。

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 その前に… ホテルの部屋はこんな感じでエアポートビューでした。この写真は起き抜けに窓から撮ったもので、空港の向こうからちょうど朝日が昇ってきたところ。駐機しているJACの飛行機が何機か見えています。ERJ-170とかATR42-600だけでなく、引退して塗装が落とされたDHC-8-Q400もいます。売却先が見つからないのでしょうか?

 それはともかく、1泊旅ですからほとんど荷物もないので、さっさと支度をして朝食バイキングをたっぷり頂いてから空港に向かいました。

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 出発時刻は朝8時。でもこれは奄美大島行きの始発ではなくて2便目です。鹿児島発の最初の2便だけはプロペラ機のATR42-600で運航され、このあとの便は全てジェット機のERJ-170になります。

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 朝日が眩しくないように西側の席を取りました。鹿児島と奄美大島までの間には、先月訪れた屋久島など含め、大隅諸島やトカラ列島の小さな島々が連なっています。この写真の島は諏訪之瀬島と思われます。ここ度々噴火を繰り返す活火山の島で、島の上に浮かんでいるのは雲ではなくて火口から立ち上る水蒸気だと思います。

 そもそも九州自体が火山の島なわけですが、口永良部島はじめこの一帯の島々は活火山だらけです。そんな姿を一気に見ることができるのも、離島ホッピングならでは。もちろんお天気に恵まれたおかげなんですけど。

8レグ&9レグ:国内で2番目の短距離線 奄美大島−喜界島間を一往復(JAC3831, JAC3830)

 さて、今回の旅で2度目の奄美大島へ到着しましたが、またもや乗り継ぎ30分ですぐに次の便へ乗り継ぎます。

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 その行き先は喜界島。奄美大島から喜界島はわずか16マイル、約26kmしかありません。この路線はRACが運行する南大東−北大東間(8マイル)に続いて、日本国内で2番目に短い航空路線です。

 時刻表上の所要時間は20分ですが、実際の飛行時間は5分程度。離陸したと思ったらほとんど上昇しないうちにそのまま着陸してしまいます。シートベルト着用サインが消えることはありません。

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 なお、今日の相棒(機体)はJA01JCでした。JACが2年前に導入したATR42-600の初号機です。鹿児島から乗ってきたのもこれ。この先も含めこの日の6フライトのうち最初の4フライトはこの飛行機で飛びます。

 奄美大島に着いてから急に雲が湧いてきて少し眺めが悪くなってきてしまいましたが、機窓からiPhone Xで撮った喜界島への着陸の動画です。が、上に書いたとおり実際には約5分前に離陸したばかり。やろうと思えば離陸から着陸までの全行程を動画に収められるほどでした。公開するかどうかは別にして撮っておけば良かった…

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 喜界空港は今回の旅で利用した中では一番小さい空港かもしれません。滑走路長は1200mでILSの類いはもちろん装備されていませんが、奄美大島との間は1日3往復、鹿児島からの直行便も1往復運行されています。観光路線であると同時に、一方で地元の人達の生活の足という面も大きそうです。土曜日でしたがなにやら作業着を着た方が何人も乗っていました。

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 「よろこびと」に歓迎されてしまいましたが、スミマセン。今日は30分しか滞在できないのです…。

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 空港の建物はちょっとしたコンビニ並みに小さいので、少しだけ外に出てみました。すぐ脇にはこんな見学&見送り&出迎えコーナーになっていました。駐機場がとても近くて飛行機がよく見えます。

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 出発便の案内表示はもはやこの状態。大きなディスプレイなんて不要です。喜界空港に限らずこうした離島の小さな空港でももちろんセキュリティゲートはちゃんとあって、出発ロビーは隔離されています。当たり前ですけど。

 ということで、同じ飛行機に乗り込んで、あっという間に喜界空港を離陸して奄美大島へ戻ってきました。もちろん帰りのフライトもわずか5分程度。奄美大島を出発して戻ってくるまでほんの1時間ちょっとでした。

10レグ:奄美大島から美しい珊瑚礁に囲まれた与論島へ(JAC3861)

 続いて奄美大島から更に南下しますが、昨日立ち寄った沖永良部や徳之島ルートをそのまま逆にたどるのではなく、鹿児島県最南端の与論島へ一気に飛びます。区間マイルは125マイルで、およそ30分ほどのフライトです。一般的な航空路線からすると十分短いですが、奄美ー喜界間の5分/16マイルに比べたらずいぶん長いと感じてしまいます。

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 今回の旅では合計6回も離着陸を繰り返した奄美空港ともこれでお別れです。前回のホッピングツアーでも立ち寄ってるので奄美空港はかなりおなじみになった気がします。

 なお奄美大島周辺も珊瑚礁が広がっていてとても海が綺麗です。かなり大きな島ですし、またいつかちゃんと時間を取って訪れて島内を巡りたいです。

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 昨日立ち寄った徳之島や沖永良部の上空を通過していきます。この写真は沖永良部です。空港の滑走路がよく見えます。

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 そして間もなく与論島へ着陸。珊瑚礁の島ということで、素晴らしい色の海が広がっていました。飛行機の翼の下面もその色を反射しているのがよく分かります。晴れていたらもっと絶景だったことでしょう。

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 ということで、与論空港に到着です。もうこのクラスの小さな空港にはすっかり見慣れてしまいましたが、とてもレトロで南国らしく特に良い雰囲気でした。

与論空港周辺を散歩する

 さて、ここ与論では次に乗る便の出発まで2時間ほど間があります。ちょうどお昼過ぎですし、空港を出て少し散歩して何か食べることにしましょう。
 
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 空港の目の前にはこんな景色が広がっています。レンタカー屋さんもなければ、バスやタクシーも見当たりません。空港は完全に町外れに位置しているようです。

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 グーグルマップを見ながらビーチ沿いにある「青い珊瑚礁」というお店にやってきました。

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 メインは「もずくそば」のようです。与論島は行政区分上は鹿児島県ですが、やはり沖縄の文化圏を色濃く感じます。

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 ということで、もずくそばに白米付きの豪華セットを頼んでしまいました。そば自体にもずくが練り込んである上に、もずく自体も具として乗っています。さらにもずくの酢の物付き。ちょっと量が多すぎたか?と一瞬後悔しましたが、お米も含めてとても美味しかったので完食できました。

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 お腹がいっぱいになったところで、石垣のトンネルを抜けてパラダイスビーチに出てみました。

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 おぉぉ! すごい、南国だ! 機窓からも見えたとおり、こんな曇り空でも海の青さは尋常ではありません。ビーチの砂も超綺麗!

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 珊瑚のかけらでしょうか? これやらせではなくて、本当にあちこちに点々とこういうのが落ちています。

 この空港そばのパラダイスビーチはウミガメの産卵場所としても有名なのだとか。

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 海の向こうに見える島影は沖縄本島です。そろそろ今回の旅の終点が見えてきました。

11レグ&12レグ 与論島から那覇を経由して羽田へ(RAC816&JAL916)

 砂浜でボーッと時間を過ごしていたらあっというまに次の飛行機の出発時間になっていました。名残惜しいですが、そろそろ帰ることにしましょう。

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 ここまではずっとJACのATR42-600にばかり乗って来ましたが、与論島から那覇へ向かう便はRAC(琉球エアコミューター)に代わりました。機材はDHC-8-Q400CCです。ATR42-600よりは全長が長くて、ATR72-600に近いサイズですが、後部1/3くらいが貨物室になっているので、座席数は50席となっています。

 この貨客混載型のDHC-8-Q400CCは、世界中でもRACでしか運航されていません。人の輸送だけではなく速達貨物輸送も担う離島航空便として重要な戦略機材です。

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 真っ先に搭乗したので無人の機内を1枚だけ撮っておきました。慣れてしまったせいもあるかもしレませんが、そんなに狭くは感じません。というかATR42-600も含めて十分に快適です。

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 与論島から那覇へは74マイル、約40分のフライトです。沖縄本島の西を那覇に向けて南下していくので、周辺の島々が昨日同様によく見えました。この写真は伊是名島と屋那覇島、奥の方には伊平屋島と具志川島も見えています。

 この辺りの島々には空路ではいけませんが、与論島同様に珊瑚礁に囲まれた美しい場所なんだろうな、ということが空から見るだけでも分かります。いつか、本当に秘境の離島に行って見たい。そこで何もせずにボーとして写真だけ適当に撮っていたい… と(そんなこと可能かどうかわかりませんが)夢見ています。

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 ということで、那覇に到着し最後の12フライト目は羽田行きです。疲れたのでクラスJにアップグレードしてもらいました。写真はありませんが機材はB767-300でした。出発が少し遅れましたが、だいたい上り便は気流の関係か、早着することが多く、この便も羽田には予定事項よりも10分くらい早く到着しました。

12フライト完遂!まとめ

 ということで、1泊2日の12フライト離島ホッピングは無事に終了。それどころか、今回は前回と違ってほぼ目立った遅れもなく時間通りの完璧な乗り継ぎでした。

 なお今回は1日6フライトととても忙しかったので、前回8フライト時のような合間の観光はできませんでした。そこは旅行としての「幅と奥行き」を取るか、マイル修行の「効率」を求めるか、の問題です。

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 一応コースを振り返っておくと↑この図の通りです。

 1日目はこの図の赤いルートをたどってきました。羽田から福岡経由で那覇に行き、そこから沖永良部島、徳之島、奄美大島とホッピングして鹿児島までやってきたところまでが前エントリーで報告したとおりです。

 2日目は、鹿児島から折り返して奄美大島へ行き、奄美大島と喜界島を一往復したあと、与論島を経由して再び那波まで戻ります。そして最後はそのまま羽田へ… ということで上の図の青いルートの6フライトをして、2日間で計12フライトとなりました。

 一応マイル数を計算してみると、この12フライト全行程で3005マイルです。が、ツアー料金なので実際には満額はつかず、しかし一方でボーナスマイルがもらえたりして結果実際にもらったマイル数は、2074マイルでした。

 それよりもJGCを目指す上で重要なFLYONポイントは3318ポイントも稼いだので、トータルで16,546 ポイントとなり、15,000ポイントの目標は早くもクリアしました。

 そしてFLYONポイントよりも更に重要な搭乗回数は今回で12も稼いだので、トータル31回となり進捗率は61%と、ゴールが見えてきた感じがします。いや、まだちょっと気が早いか。

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 搭乗回数が30回を超えたことで、とりあえず「JMBクリスタル」のステータスを獲得できました。もちろんこれは有効期限があるものなので、ここで満足してはいけません。この勢いでまずは「JMBサファイア」まで到達し、JGC入会権利を得られるように、あと残り40%をこの勢いでやり抜きたいと思います。

使ったカメラと機窓写真の撮り方

 なお今回の旅で使ったカメラはRICOH GR IIIのみです。

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 いくつかiPhoneで撮った写真も使いましたが、K-1改は今回は持ち出しませんでした。旅の記録としては単焦点だけでも何とかなるものです。でも漫然と撮るだけではスマホで撮ったのか?と思ってしまうくらい平凡な普通の記録写真しか撮れません。作品的なものを狙ってはいないのに、使いこなしは難しいなぁ、と改めて感じました。

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 さて、空の旅レポートですからやたらと機窓写真が多くなりましたが、その個人的撮り方をちょっとメモしておきたいと思います。

 気をつけているのはまずは絞り。飛行機の窓は汚れたり傷がついたりしていることが多いので、それが影となって映り込みやすいです。なので、その影響をなるべく抑えるためにできるだけ絞りを開けるようにしています。また、この観点で言えばセンサーサイズは大きい方が有利なはず。

 しかし一方で、機窓の風景はかなり明るいことが多いので、絞りを開けるとシャッター速度が追い付かなくなる場合もありますし、さらには今回のようにプロペラが映り込むような場合、なるべくシャッター速度を落としてプロペラの回転感を出したいところ。GR IIIはNDフィルターを内蔵しているので、それをONして絞りを開けつつ、なるべくシャッター速度が遅くなるようにしました。

 まぁ、でもこの程度ならスマホで十分かな?と思ったのも事実です(A^^;

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