世間の流れに逆らいミラーレスから一眼レフへ回帰した一年:2018年を振り返る

投稿者: | 2018年12月31日

 年末恒例の今年一年の振り返りリエントリーです。昨年2017年については「縮小と停滞」というキーワードでまとめましたが、このブログ的には2018年もその流れはずっと続いています。その一端としてあらわれているのがエントリー数の減少です。2018年に更新した記事はこの記事を入れて123となり、前年比で2割減となりました。それについては思うところがあるのでまた最後に触れたいと思います。

 さて、記事数の減少とは裏腹に、今年はいろいろ脈絡のない買い物をしまくってしまいました。最終的に良いところに落ち着いたとは思うのですが、振り返ってみるとどうも買い物運はあまりなかった一年では無いかと思います。

 特にカメラ関係で言うと、特徴的な出来事と言えばタイトルに書いたとおりで、世の中のミラーレス化への流れに逆らって、一眼レフに固執する結果となったことが大きいです。しかもKマウントから浮気してFマウントに手を出してしまったというのは、私的には大きな出来事でした。

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 ということで、↑この写真は今年買った主なカメラとレンズです。何でこうなったんだろう? という経緯を反省する意味を込めて、2018年の振り返りをしておこうと思います。

さようならミラーレス、こんにちは一眼レフ

 わざと世の中の流れに逆張りをしているわけではないんです。もちろん「ミラーレスなんて認めない」などと頭の堅いことを言ってるわけでもありません。ただ、この一年を振り返ってみるとそうなってしまっただけです。

 その証拠に、今年の3月には本格的にミラーレス生活を始めようかと思って、念願のXマウントに手を出しました。ボディ内手ぶれ補正を搭載したXマウントのフラッグシップX-H1です。しかも高速連写性能や像面位相差AFなどなど動体撮影能力に期待して、PENTAX K-3 IIと入れ替えるつもりでした。

 だからXF100-400mmという超望遠レンズもちゃんと買いました。本気だったんです。

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 ほら、これ格好イイし小型軽量だし、画素数も十分で手ぶれ補正も強力! でも……

 約3ヶ月間いろいろ使ってみて、結局こういう結論に達してしまいました。AFや連写速度は問題ないけど、EVFには大きな問題が依然としてあるということを痛感しました。生半可な気持ちでミラーレスの良いところだけ手に入れようというのは虫が良すぎたようです。

 うーん、今考えたら当たり前のことだった気もするのですが、何とかなると思っていたんですよね。と言うことは、このドタバタは一度は通らざるを得ない経験だったのかも?と勝手に納得することにしています。

 今年の4月にはPENTAX K-1のマイナーチェンジ機としてPENTAX K-1 Mark IIが発売されました。もちろん買いましたとも!

 XマウントやFマウントに手を出していた一方で、ペンタキシアンをやめたつもりはなくて、K-1シリーズは依然として「メインカメラ」の地位にあります。

 ですから、発売以来2年間使ってきた旧型のPENTAX K-1も、期限ギリギリの9月にアップグレードサービスを受けてK-1改となりました。今はこちらをメイン機に据えています。

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 ただし、K-1 Mark IIとK-1改というフルサイズ一眼レフが2台手元にあるというのは、やはり無駄ではないか?と思い始めているところ。もしかしたらどちらか一台手放すべきかどうか?いま悩んでいるところです。

 そして今年秋になって、昨年に手に入れた初めてのマイクロフォーサーズ機、LUMIX GX7 Mark IIも手放してレンズ固定式のLX100 IIに入れ替えました。GX7 Mark IIに何か問題があったわけではないし、パナライカの15mmも気に入ってたのですが、やりたいことはLX100 IIで間に合うな、と気がついてしまいました。

 この結果、今年はミラーレス機を全て手放して(動態保存状態のPENTAX Qシリーズは除く^^;)むしろオワコンとなりつつある一眼レフとコンパクトカメラを増強するという、世の中の流れに反した状況になりました。

 ニコンやキヤノンも本格参戦したミラーレス市場は今後の発展が約束されていますが、私はしばらく様子を見つつまた何年か後に再トライしてみたいと思っています。

今年の4枚

 機材ばかりあれこれこねくり回しているわけではなく、ちゃんと写真も撮ってますよ、ということでTwitterで年末に流行っていたタグに倣って「今年の4枚」を選んでおきたいと思います。

 まずはこれ。5月に茨城県の大洗磯前神社で撮りました。
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 ま有名な撮影ポイントですから、被写体の力100%なのですが、それにしても事前に想像していたとおりに撮れると嬉しいものです。さらにこれはリコーイメージングの「とっておきPhotoコンテスト」で入選したことも良い思い出です。

 2枚目はこれですかね。ちょっと色がどぎつすぎたかも知れないけど、わりと気に入っています。
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 撮影場所は海上電柱列で有名&人気スポットとなっている木更津の江川海岸です。真冬のとても空気が澄んだ日でした。ここもまたいずれ再訪してみたい場所です。

 3枚目はこれにします。百里基地に飛来したアグレッサー部隊のF-15です。
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 7月ですでに36℃くらいになる暑い日でした。しかしながらこの写真も被写体の力100%だし、そのまま飛んできた飛行機をどアップで撮っただけですが、ミラーレスを諦めてD500に乗り換えた判断が間違っていなかったことが確認できたという点で、安心&納得した一枚です。

 そして4枚目はこれです。鈴鹿のF1日本GPで撮りました。
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 見事に今年5回目のチャンピオンを獲得したハミルトンを1/40secで流した一枚。撮影場所はスプーンカーブの入り口です。いやー、アグレッサーに続きD500を導入して良かった!ニコンすごい!(ついでにオレ様もすごい!?)ということで、私個人的にはダントツお気に入りの一枚です。今年の一枚を選べと言われたら、3秒考えてやはりこれにすると思います。

 ちなみに番外編としてもう一枚自慢しておきたいと思います。
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 この桜の写真はFlickrでExploreに選ばれたのですが、過去最大のViewとFavを記録しました。ちなみに撮影場所は成田さくらの山公園です。ソメイヨシノの見事な並木道があります。

 ただ、FlickrのExploreって基準がよく分からないし、撮った本人としてもそこまで良い写真ではないと思っているんですけど…(^^; 自己評価はそんな醒めた感じなので、Flickrには上げたもののブログ記事には使っていません。いずれにしろこんなにFavしてもらえたのはとてもありがたいことです。

 何となく今年後半は写欲が落ちてきていて、そのせいか全体的に写真的にはどうも低調な一年という印象があります。あんなにカメラを取っ替え引っ替えしたのに。こういう場合は無理せずにちょっと引いてみる方が良いかもしれませんね。

あちこちに旅をした

 さてカメラ関係から離れると、2018年はわりとあちこち旅に出た一年でした。思い出深いものをいくつかピックアップしてみます。

 まずは1月末に行った毎年恒例のニセコバックカントリーツアー。今年はワイスホルンの貸し切りツアーに参加。もう笑いが止まらないくらいのディープパウダーにまみれて、むしろ体力の足りなさを実感しました。

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 しかも滑っているところをこうして格好良く写真に撮ってもらえて満足です。そして来年もやはり1月末にニセコに行ってくる予定です!

 一昨年の知床の旅に続き、3月にはJALの「どこかにマイル」を使って旅に出てみました。当たった行き先は高松でした。

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 もちろん讃岐うどん屋さん巡りをしました。一泊二日の短い旅でしたが楽しかったです。

 そして11月になって高知へ行ってきました。

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 四万十川巡りはとても良いお天気で、素晴らしいドライブになりました。

 つい先日は長崎&佐賀の旅にも行ってきたし、夏には毎年恒例の神戸にも行きました。それ以外にもPEUGEOT 308SWで日帰りドライブもあちこち行きました。

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 PEUGEOT 308SWの今年一年の走行距離はちょうど1万キロです。この車に乗り換えるまでは年4,000kmペースでしたから、私にしてみれば運転する頻度はかなり増えました。来年はもっと長距離を泊まりがけで行ってみたいなと思っています。今のところ一番の夢は北海道に308SWで行くことです。急いではいませんが、タイミングを見計らってそのうちに実現したいと思っています

 さて、そんなこんなで2019年もすでにいろいろと旅の計画を立てています。実は来年はJALのマイル修行をしようかといろいろ画策中。実現するかどうか分かりませんが…。

買って良かったもの

 年末振り返りの記事ではお約束の「買って良かったもの」ですが… 冒頭にも書いた通り今年はいろいろ買ったわりにあまり良い買い物が少なかったような気がしています。

 カメラ関係を除けば今年の買い物トピックと言えばこれですかね。乾燥機付きの洗濯機を導入したら生活が変わりました。導入後わずか1ヶ月半しか経っていませんが、いまやこれなしでは生きていけない気がします。

 ただし、最終的に手に入れたPanasonicの洗濯機は最高なのに、これを買うまでには色々と紆余曲折があったので、何となく「買い物体験」としてはイヤな記憶しかないと言うのが残念です。

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 あと、結局カメラ関係になってしまいますが、発売延期を繰り返した上にようやく発売されたKマウントレンズ、DFA★50mmF1.4はやっぱり素晴らしいです。使いどころが難しい単焦点レンズですが、これは買って良かったと素直に思える一本です。

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 そして結局のところ今年買って「一番良かったもの」はニコンD500です。珍しく中古で手に入れたカメラですが、特定用途向けの実用機としてこんなに役立った一台はありません。まったく「トキめき」とか「愛着」がないのが問題ですが…(A^^;

PeakDesign ピークデザイン エブリデイバックパック20L ジェットブラック BB-20-BK-1

PeakDesign ピークデザイン エブリデイバックパック20L ジェットブラック BB-20-BK-1

 あと、記事にはしていないのですが今年はPeak DesignのEveryday Backpackを買いました。これ、カメラバッグとしても通勤用のバッグとしても使っているのですが、本当に最高です。こっちの方が今年一番の良い買い物だったかも。

今年食べたもの

 お肉を中心に今年もいろいろ美味しいものを食べることが出来ました。

 食に関しては行く店が固定化されてきて、ややワンパターン化してきてる嫌いはありますが、仕方ありません。そんな中からオススメのお店を紹介しておきたいと思います。

 中でも今年一年毎月やってくる肉の日に通い詰めたのが小岩にあるイタリアンのお店「ビリエット」です。ここは本当に名店だと思います。

 あと肉ではなくてもう一つの好物、寿司。新小岩の「二代目 太郎」は量もたっぷりで質も素晴らしく、それでいてお任せコースが6000円なので、本格寿司店としてはとてもコスパが良いです。

 さらに今年になって約3年ぶりに訪れた焼鳥のお店「よつは」も素晴らしく美味しいです。焼き鳥としてはこれまで食べたことあるお店の中ではダントツ一位ですね。お店の雰囲気もいろいろと変わっていて楽しめます。

 ちなみに記事へのアクセス数で言うと、やはり超有名店と言うことで「スタミナ苑」へのアクセスが多いのです。

 ただし焼肉と言えば、実は東京にも意外にその辺に名店がゴロゴロしていると思います。私の地元では「慶州苑」ここが一押しの焼肉店です。

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 ということで、来年も引き続き美味しいお肉を食べていきたいと思います。そのためにはまずは健康ですね。あと、ちゃんと働かなくては(^^;

今年のヒット記事

 最後にブロガーらしいことをちょっと書いてみようと思います。2018年に公開した中で総合的にみて、そこそこ読まれた記事を3つだけピックアップしておきます。

 ページビューでみるとダントツ1位を記録しているのはこれです。瞬間的に炎上した… なんてことはなくて1月に書いて10ヶ月以上経っていますが、いまだにずっとコンスタントに読まれ続けています。今でもインターネット環境改善において、IPv6というのはホットなキーワードとしてあちこちで目にするようになっているので、興味のある人も多いのでしょう。

 ちなみにこの記事で書いたルーターの設定最適化をしてからは、安定して快適なインターネット接続が出来ています。

 第2位はこのブログの中では異色のカテゴリーを扱ったこの記事。これも4月に書いて以来ずっと根強い人気があって、今時点で月または週単位でみると一位です。多分ロレックスのオーバーホール情報を求めて検索する人が多いのだろうと思います。

 ということで写真&カメラをメインテーマにしていながら、一番読まれているのはそれ以外という結果でした。それについてはむしろ良いことだ!と思っています。

 カメラ関係で一つピックアップするとこれになるかと思います。PENTAX K-1 Mark IIに関する海外のレビュー記事に対するカウンター記事です。ごく狭い範囲内で燃え気味の話題だったので、公開後はそれなりに反響があり、いわゆる「シェア数」が今年2番目に多かった記事です。ちなみに一番シェア数が多かったのはX-H1を捨ててD500に乗り換えた記事です。

 DPreviewでは年末になって、事実上2018年ワーストの一台にPENTAX K-1 Mark IIを選びました。それもあっていまだくすぶり続けている話ですが、発売以来K-1 Mark IIを使い続け、さらにはアップグレードまでした身としては「PENTAX K-1 Mark IIは良いぞ!」としか言いようがありません。RAWにNRがかかってるのかどうか知りませんが、ちゃんとDFAシリーズの最新のレンズを使えば、その先鋭感も発色はどの感度域においても何ら他と見劣りすることない、トップクラスの画質が得られるカメラだと思います。

来年の抱負

 ということで、以上2018年の振り返りでした。

 来年は… このブログ的には今年以上にさらに記事更新のペースを落としておこうと思っています。趣味としてやってる以上「書きたいことを書く」が基本ですからね。もう少し頻度を減らしたくらいが、持続性もあって内容の質も確保できて、私的にはちょうど良いペースなのでではないかと思っています。まぁ、実際どうなるか分かりませんが、

 ではみなさん良いお年を!