そんな中、もう先週の日曜日のことになるのですが、ようやく本格的な雨が降っていたので、K-1に100mmマクロだけを持って近くの公園へ繰り出してきました。やった!水滴したたる紫陽花が撮れるぞ! と。
とは言いつつ、結局ことしも紫陽花の名所と言われるところには行けませんでした。マクロを使うなら周辺の風景は関係ないとばかりに、その辺の街角に咲いてる紫陽花を撮って回ってみました。これだけでも十分に楽しめるくらい、紫陽花はごみごみした東京の下町でも、あちこちに咲いています。
6月も下旬になるとそろそろ紫陽花の季節は終わりかな?と心配しましたが、意外にまだこれから最盛期を迎えそうな花がたくさんありました。
この日は朝までかなりの雨が降り続いていたうえに、私が出かけた時間帯も、普通なら傘を差していないとちょっと辛い程度に降っていました。でも、雨や雨に濡れた感じを撮るのは意外に難しいですね。
なので、こういうもうすぐ落ちそうな水滴を探し回ります。こういうのってどこにピントを合わせるものなのでしょう? よく分からなくて連写してしまいました。
で、あれこれやっているうちに水滴は重力に耐えられなくなって落ちてしまいます。さっきみたいな大きさに成長するにはかなり時間がかかるようです。
以前も何度か挑戦したことあるのですが、紫陽花は雨の日にこうしてローキーに撮るのが似合いますよね。
このレンズ、抜けも良いしシャープだし、絞りもきっちり円形で、本当にオールラウンダーな中望遠だと思います。
トップに貼った写真とほとんど同じだけど、赤紫バージョン。紫陽花は異論隘路がありますが、やはり私はベタな青系が好きです。ペンタックス機が青系が得意だったからかも知れません。K-1になるともはやどの色が得意と言うことはないのですけどね。
まだ咲いてないやつもありました。芯があってふんわりしたボケ、ってこういうのを言うのでしょうか? このレンズ、今まで使ったことのあるレンズの中ではFA77mmと同じくらいボケが綺麗です。いや、FA77mmより良いかも?
またもや滴る水滴を見つけてしまいました。これはデカい!
水滴の中に向こう側の花が写っていたりすると完璧なのですが、そうは上手くいきません。これも落ちる前に数打ちゃ当たる戦法で、連写してしまいました。
ほら、また水滴発見!
そして額紫陽花。なんだか花が開いた額紫陽花には小宇宙が宿ってるかのような感じがしますね。
ただし、実物はもっと水滴でキラキラしていたのですが、写真にしたら雨らしさが消えてしまいました。いったいどうしたことでしょう? 露出の問題なのか、絞りの問題なのか? 難しいです…。
まだビッグバン前の小宇宙。こっちは雨らしくなりました。絞りは中途半端ですけど、まぁいいか。
せっかくマクロを手に入れたのに、あっという間に紫陽花の季節は終わってしまいそう。でも良いんです。100mmマクロはまだまだ他にも色んなシーンで使えそうですから。
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ちょいと気になって、さきほど調べたのですが
この100mmマクロって、Aレンズ時代と光学系は変わってませんね。
WRになったりと細かい仕様変更はあるようですけど。
A→F→FA→D FAと来てますね。
すみません、ケチつけるみたいで。
いえいえ、仕様を見れば基本設計が古いであろうことは分かっていましたがA時代からですか。今の光学技術でゼロから作ったらこのサイズと値段にはならないと思いますので、そうなんでしょうね。最新のマクロレンズを使ったことないので何とも言えませんが、レンズってこのくらいで十分なのではないか?と思ってしまいます。
こうした写真を撮るのが、マクロレンズの正しい?使い方ですね。
普段、鉄道ばかり撮っているとマクロの本領を発揮させていなくて、マクロレンズであることを忘れています。
本体の質感や写りの良さもあって、この100mmだけは手放せませんね。
HDコーティング、レンズ内モーターになったら、そちらに乗り換えかな。
でも、マクロレンズと言えばこうだろ?という当たり前のどこにでもありそうな写真しか撮ってないな、という反省もあります。
マクロ「も」出来るレンズとして、普通の望遠として使うのは全然ありだと思います。
レンズ内モーター化されたら私も新しいヤツが欲しい…(^^;