いや、ビックリしましたね。今更その話するのか?と言われるかも知れませんが、先週水曜日12日に日経新聞(とその電子版)に掲載された記事は、ごく一部のカメラファンに衝撃を与えました。そのタイトルは「リコー、カメラ事業縮小 個人向け撤退含め検討」というもので、内容はと言えば「赤字続きのカメラ事業を再編し、自動車向けなどのBtoBに専念する一方で、コンシューマー向けのデジタルカメラ事業の撤退を検討している」というものでした。
朝刊に掲載されたこの記事は、瞬く間にカメラクラスタ、特にペンタックスおよびリコーファンの間に広がり、私のタイムラインにも電子版に掲載された直後に流れてきました。これに対するリコーとリコーイメージングの反応は早く、その日のお昼には否定コメントが出され、夕方には「日経新聞お得意の飛ばし記事だったらしい」的な方向で収束しつつあります。
確かに日経新聞は3月にも「パナソニックがカメラ事業部を解体」みたいなことを書いて、実際は映像機器全般の事業組織再編に過ぎなかったという前例もありますから、今回のリコーの件もその程度のことなのかも? と思いたくなります。
でも「あいつはオオカミ少年だ」と言うことと「いつかオオカミは本当にやってくるかも知れない」と言うことは、別々に考えておく必要があります。逆に言えばみんな薄々そんな気がしていて、リアリティがあるからこそこんなに騒ぎになったのではないかと思います。
ということで、以下一人のPENTAXユーザーの感想と戯れ言に過ぎませんが、今回の件について思ったことを書き留めておこうと思います。今後何かあったとき「ほら、オレが言ってた通りだろ!」と自慢出来る日が来るかも知れないので(A^^;
撤退報道の経緯
事件(?)の流れは冒頭でざっと説明した通りですが、再度その流れとソースとなる資料を確認しておきましょう。
4月11日:リコーがカメラ事業に関する資産の減損を発表
事の起こりは日経新聞の記事が出る前日に遡ります。
リコーがHOYAからPENTAXブランドのコンシューマ向けデジタルカメラ事業(BtoB事業はHOYAに残った)を買収した時、その価格は発表されませんでしたが、約100億円というのが有力な説となっています。HOYAがPENTAXをTOBしたときはその10倍くらいの額を投じたはずですが、それについては考えないことにしましょう。
いずれにしろ、100億という買収額が正しければ、ほぼそれ相当の同額を減損処理したことになります。もちろんリコー自体にもデジタルカメラ事業は元からあったわけで、デジタルカメラ事業の全てを価値なしと判断したわけではなさそうです。
私は企業会計にはまったくの素人なので、この100億円減損の本当の意味とか目的などはよく分かりませんが、少なくともリコーイメージングの親会社であるリコーは、デジタルカメラ事業の将来の収益性に対し、ある程度ネガティブな決断をしたことが窺えます。それは状況からしてそうだよね、と言うことで特別驚くことではありません。
4月12日朝:日経新聞の記事
その上で翌日朝に出たのが問題の記事です。上記の資産減損処理の発表を受けて、この記事はその裏を解説した形になり、それなりのリアリティを持って受け止められました。よりによって記事にはPENTAX K-1の写真入りです。まるでK-1が売れてないみたいじゃないか!なんと失礼な!
このリンク先は有料会員向けの記事なので、全部は読めないかも知れませんが、タイトルを読めば概ね中身の想像はつきます。デジタルカメラの市場が非常に厳しい状態にあることなどが蕩々と語られていますが、その辺の事情はリコーに限った新事実ではなく、既にみんな知っていること。ニコンはじめ他社もその影響を被っています。ここで重要なのは以下の一文です。
コンパクトデジタルカメラ「GR」シリーズや一眼レフカメラ「ペンタックス」など個人向けカメラを中心に製品戦略を見直す。12日に発表する中期経営計画に盛り込む。個人向けカメラは撤退も視野に生産販売体制を抜本的に見直す。
市場の変化に応じて製品戦略を見直すことは必要だよね、とよく読むと当たり前のことが書いてありますが、問題は「撤退も視野に」と言う部分です。これが一人歩きして「リコーがデジタルカメラから撤退するかも!」と短く翻訳されて、人々の胸に刺さりました。もちろん私にも。
そしてこの記事は、同日午後に発表されるリコーの中期事業計画についての事前スクープ的な位置づけもありました。もうすぐ正式に発表されるよ!と。なんてこった、そら大変だ!
4月12日午後:リコー中期事業計画を発表
さて、その中期事業計画です。通常は私たちユーザレベルが気にするようなものではなく、もっと大人の世界の話です。が、この中に「カメラ事業から撤退する(かも?)」と書かれていたとしたら一大事です。まぁ、結局そんなことはなかったわけですが。
美しいプレゼンテーション資料ですが、企業経営の話で、しかも基本的に建前ばかりですから中身は難解です。要するに「リコーは現在本業のオフィス機器事業が不振に陥っており、このままではじり貧になるので、これから大胆な構造改革に着手します!」ということが書かれています。
それは企業として当たり前のことで、内容も具体的と言うよりはフワッとしていて抽象的。本業をどうやって再び成長軌道に乗せるか?という点にポイントが置かれており、具体的にリコーイメージングをどうこうするとは書かれていません。ただし一点を除いては。
というのは、「構造改革の主な施策」というページに以下の文言が出てきます。
3. 事業の選別の徹底
聖域を設けず、遠ざける事業の選別を徹底
オフィスサービスの選別と深化による収益改善
トラディショナルカメラ事業の減損
事業/サービスの撤退・維持・投資基準の明確化
うむ…。「聖域」とはリコーの祖業として大切にしてきた「カメラ事業」のことではないのか? そして「遠ざける事業」とはカメラ事業のことではないのか? そうなんでしょ!? そうに決まってる!
と、読めなくもありません。
4月12日午後:日経記事に対する否定コメント
さて、以上は全て「怪しい」とか「読み方によってはそうとも読める」みたいな話で疑えばキリがないし、逆に希望的観測で読んでもそれはそれでキリがありません。
そこで、中期事業計画とは別にリコーは日経記事を否定するリリースを同じ日に出しました。「・・・は当社が発表したものではありません」というお決まりの文言はどうでも良いとして、続く文章は「何も決まった事実はありません」みたいな曖昧なものではなく、明確に「・・・PENTAXやGRなどの高付加価値製品にリソースを集中していきます」とか「事業を拡大していく予定です」と書かれていて、「撤退はしない」ことを明確にしていると言って良い内容です。
なのでペンタキシアン界隈のタイムラインにおいては、とりあえずはこの公式リリースをもって一件落着。今回も「日経の飛ばし記事」あるいは「何らかの観測気球」だったのだろうということになりました。
ちなみに親会社のリコーは正式なリリースを出したのに対し、非上場会社であるリコーイメージングは特に公式リリースは出していません。が、リコーイメージングは公式のTwitterアカウントに以下のようなツイートを投稿しています。
日々精進の心をわすれない
ケーピーマンは、デビュー時こそ
いろいろ批判も浴びたものの
オリジナリティあふれる
てっていしたオレ様ぶりに
ツウのあいだで話題もちきり。
きっとあなたも虜になりますよ。 pic.twitter.com/lXqG5TQpmX— リコーイメージング (@ricohimaging_jp) 2017年4月12日
一見何言ってるか分からないですが、よく見ると「縦読み」になっていました。「日ケいオてツき」と。なるほど、リコーイメージング的にもこれを持って公式否定と言うことのようです。
なかなか遊び心がありますね(^^)
【2017年4月20日 追記】 騒動から1週間経過した20日になって上記のツイートは削除されました…。
それでもオオカミはやってくるかもしれない
ということで、今日明日にでもリコーがカメラ事業から撤退することはなさそうですが、将来のことは分かりません。それも何年というスパンの将来はもちろん、数ヶ月後だってガラッと状況は変わってるのかも。と言うのは、そういう前例があるから…
コニカミノルタは2005年の中間決算発表でデジタルカメラ事業の縮小を発表した際に、その論調をもって「撤退を視野に入れてる」という報道されたのですが、あくまでも「縮小」であって「撤退」ではない、と説明していました。
しかしこの約2ヶ月後に、カメラ事業からの完全撤退し、一部をソニーに事業譲渡することを発表しました。αシリーズはソニーで継続されたんだから良いじゃないか、と言えるかも知れませんが、その後の変遷を見ていればミノルタのDNAはかなり早い段階で消えてしまったのは明らかです。そう、ミノルタ時代のαは消えてしまいました。
この話は今回のリコーの件でタイムラインに流れてきて知ったのですが「なるほどそういうこともあるかもね」と、今回の件に関する解釈としては一番しっくり来ました。話が具体的に進んでいれば進んでいるほど「このタイミングでは否定せざるを得ない」という、大人の事情があるかも知れないですから。かなり悲観的な見方ですけど。
なので、そういうネガティブな見方をするなら、リコーの件はとりあえず2016年度の決算発表までは、何があるか分からないということで、個人的にはこの「撤退騒動」に対する判断については保留しておこうと思っています。日経の記事も火種あっての煙だったのかも知れませんから。
今後PENTAXがこの先生きのこるには?
さて、コアなファン層を抱えながらも、一眼レフでもミラーレスでもコンパクトカメラでもシェアが小さいリコーは、縮小トレンドにあるデジタルカメラ業界でどうやって生きのこっていくのでしょうか?
もちろんそんなこと私にわかるわけはないので、以下ダラダラ書きましたが結論はありません。
今回の騒動でふと思い立って私のPENTAX製品をざっと棚卸ししてみました。が、これで全てではありません。レンズはあと何本か持っていますし、フィルム一眼レフなんかもありますが、主立ったところはこんなもんでしょう。
私は比較的最近のボディとレンズばかりの俄ペンタキシアンなわけですが、ここ数年について言えば、我ながらよく買い支えてる方だと自覚および自負しています(^^; そして今後も撤退して欲しくないと思うなら、グダグダ言うよりも買い支えるしかないんだろうな、と思います。でも要らないものは買えないわけで、そうすると自分が欲しいと思う「PENTAX」は何だろう?と考えてみました。
今後のフルサイズ or 中判一眼レフに期待すること
Kマウントのフルサイズ機は、今後も無条件でどんな製品でもきっと買うことになるんだろうと思います。K-1の後継機はもちろんですし、K-1のサブセット的ローエンド機もいいかも。あるいはさらにK-1よりも上のクラスなんか夢がありますよね。
いや、後者二つは到底ありそうにないことは分かっています。でもありそうになかったK-1が出たことがありますから、期待するだけしておいて損はありません。
さらにPENTAXには35mmフルフレーム(所謂フルサイズ)より大きなセンサーを積んだ645マウントのデジタル一眼レフがありますが、この世界はあまりに遠すぎてよく分かりません。なので分からないなりに、645フルフレームとか67デジタルとか夢があっていいですよね、ということにしておきたいと思います。
APS-C一眼レフはどうする?
では、APS-C一眼レフはどうでしょう? リコーイメージングは先日来APS-C一眼レフに関するアンケートを募集していたりして、今後も何かやろうとしている姿勢は伺えます。でも、この市場はどうなんでしょうか?
KPはとても良いカメラだなと思うのですが、使い道が思い浮かばないので買いません。APS-Cに期待するのはただひたすらにK-3IIの後継機だけです。D500みたいなK-3IIIが欲しいです。
だったらいっそのこと、動体専用にD500と200-500か3rdパーティの150-600あたりを買えばいいんじゃね?と思ったりすることもあるのですが、まだしばらくはPENTAXに期待し夢を見ていたいと思います。
やっぱり今後はミラーレスでしょ?
リコーイメージングの問題はミラーレスが無いことだというのは、経営者でなくてもコンサルタントでもなくても、多分誰でも思ってることでしょう。
いやいや、Qマウントがあるじゃない?とはいうものの、恐らくこれは「今後集中していくべきPENTAX」には含まれていなさそうです。個人的には今すぐに新製品が欲しい分野なのですが、こればかりは諦めざるを得なさそう。
ということで、新マウントによる小型化とかキッパリ諦めて、是非K-01路線に再び挑戦して欲しいと思います。SIGMAのsd Quattroの例もありますし、上手く作れば趣味性の高い魅力的で変態なミラーレスができるでしょう。出来ればフルサイズでお願いしたいと思います。出たら絶対買います。
防水コンパクトは絶滅するのか?
ここ10年ほどスキー用に歴代WGシリーズを使ってきました。現在のWG-3 GPSは2013年末に買ったものなので、かれこれ3年ほど経ちます。もちろんまだまだ使えます。とは言えこれももはや後継機が期待できない分野のようです。
防水カメラはスマホではなくてGoProなどのアクションカメラにやられてしまったのでしょうか? GoProも持っていますが、アクションカメラで全てをまかなうことは出来ないんですけどね。
もちろん他社にはまだ防水機がラインナップされてますので、いざとなれば乗り換えればいいのですが、それだって今後どうなるか分かりません。もしかしたら1年後にはすっかり市場から消え去ってるかもしれませんから。
元祖高級コンパクトカメラRICOH GRは?
元RICOHブランドのカメラはどうでしょうか? 撤退否定リリースでもPENTAXと並んで注力していくとされていたのがGRです。初代GRデジタルが出たのは10年以上前のこと。それからから数えて現行品は6代目、APS-C化されて2代目。そろそろ定期モデルチェンジの時期が近づいているそうですが、ちゃんと出てくるかどうかで今後が占えそうです。
壊滅的に市場がしぼんでいるコンパクトカメラ市場にあって、1インチ以上のセンサーを搭載した高級機だけが何とか生き残っている状況ですが、GRシリーズはその高級コンパクトカメラの走りです。ライバルは増えてきましたがブランド力はピカイチ。これも続けていって欲しいところです。
なお、上に貼った写真は私が昔使っていたGRデジタルIIです。過去形で書きましたが、カメラ関係のがらくた箱の奥を漁っていたら出てきました。電池も充電器も何とか見つけて動かすことにも成功。なぜ使わなくなったのか思い出せませんが、何とも勿体ない話で反省しています。せっかくだから復活させたいと思います。
THETAなどなど
RICOHブランドのデジタルカメラと言えば、現在もっとも勢いがあるのが全天球カメラのTHETAシリーズ。従来のカメラとは違うデジタルならではの新しい世界を拓いたカメラです。スマホではできないと同時にスマホとの親和性も高いという鉄板の特徴があって、ニッチではあると思うのですが、商売的には成功しているのでしょう。街角でも時々使っている人を見かけますから。
ただ私的にはピンとくるものがないので手を出していません。だけどこの分野の市場が広がってTHETAシリーズがもっと売れまくり、PENTAXの一眼レフをも支えてくれることを期待して影から応援したいと思います。
なお、リコーには昔からGRではないコンパクトカメラがあったのですが、いつの間にか消えてなくなっていました。高倍率ズーム搭載機として一定の人気があったはずなのですが、コンパクトカメラ市場の縮小が言われ始めたかなり早い段階で消えてしまいました。
実はGRを発掘したのと同じガラクタ箱から写真のCX3が出てきました。このカメラはコンクリートに落っことしてボディがひしゃげたと思っていたのですが、今見ると角にキズがあるくらいで、大したことはありません。これまた電池を入れればちゃんと動くようです。これもちょっと使ってみようと思います。
結論
ということで、今回の撤退報道騒動で感じた個人的感想です。長々と書いてきましたが二つにまとめられることが、最後の最後で気付きました。
- それでも本当に撤退するかもしれない。心の準備をしておこう。
- 欲しいと思ったものは我慢せずに買おう。
です。
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世界に誇る日本のカメラ産業なのに、業界全体がさみしいニュースばかりですね。。。
私もこのニュースを見てちょっと驚きました。やはり企業は当たり前ですけど、本業をしっかりして足腰強くしないとダメだということ。個人的にはリコーはスナップ用にGR。パナはスチルと動画撮りで重宝しているので、どちらも頑張って欲しいところです。
初コメントです。
ここの所ニコンですら芳しくないカメラ業界ですからね・・・
おっしゃる通り我々ユーザーに出来る事は買い支える事だけです。
とりあえずKPは買っときました。
○nikonity (id:Nikon1J2dejicame) さん、
本当にそうですね。先行きが心配です。
○id:mas382001 さん、
カメラ事業自体がどうなのか?はもちろん重要ですが、何倍も規模が大きい本業で余裕があれば、また判断は変わるでしょうね。
私も久しぶりに古いGRを触ってみて、これは良いカメラだな、と再認識しました。
○KANI (id:kanisanv) さん、
はじめまして。KP購入おめでとうございます。私はレンズのほうで買い支えようかと思います(^^;
足かせになったのはK-1ですかね?
パナもオリンパスもカメラ事業はぜんぜん黒字ではないと思いますよ。
スーパーGT第一戦に行ってきました。
ほとんどキヤノンかニコンで、
付けてるレンズはシグマが大変多かったです。
やはり高いからでしょうね。
ただ相当久々に行ったのですが、
昔と違ってアマチュアカメラマンが大変多かったです。
現像代がかからなくなったのがデカイんだろうだなぁと推測します。
ペンタもちらほら。
D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AWを
5本は見た気がします。
エントリー機も多かったです。
5656も一人いましたね。
ミラーレスは撮りにくいのか
あまり見ませんでした。
はじめまして。
衝撃のニュースにびっくりです。
日経の飛ばし記事って、事業譲渡に向けた宣伝なんじゃないかと思う事があります。
僕なんかは、Kマウントのカメラが海外メーカの製品になった場合、Kマウントがオワコンになるよりも悩んでしまうので、先の展開が心配ですね。
○Y2さん、
K-1は救世主なのか疫病神なのか?分からないですが、大きな賭だったのは確かでしょうね。その答えはそのうち出ると思います。
レース写真の世界は一眼レフの市場シェアをそのまま映した鏡のような現場だと思いますが、PENTAXがそんなにいたとは別の意味で驚きです。私はF1鹿知らないので、それはそれで体験が偏ってるのだとは自覚していますが。自分のことは棚に置いて「そのカメラでよく頑張ってるなー」とか思ってしまいます(^^;
○フリューゲルさん、
はじめまして。日経はこの手の話題では「飛ばし記事」と批判的に言われることが多いですが、なんか火種があってのことなんじゃないかな?と個人的には思っています。結果的にそうならなかったとしても、そう思ってる人、あるいはそれをやろうとしている人が中にいるんじゃないかと。あるいは、事業譲渡先を探すための観測気球なのかも?とかとか。
残念ながら今のカメラ市場の状況、特に一眼レフを取り巻く状況でまた別の買収先が現れるとは思えないですし、リコーが手を引くとしたらそこで終わりかな?と思っています。Kマウントがなくなったら… といろいろ想像はしていますが、個人的に相当な難問となりそうです。