毎月29日は肉の日です。そして毎年11月29日は「イイ肉の日」です。街角もクリスマスっぽくなって年末気分も盛り上がってきた中、今年も美味しいお肉を食べられた事を感謝して、盛大にこの日を祝ってきました。
せっかくのイイ肉の日ですから、質が確かな定番の人気店に行くのもいいですが、ここは敢えて新規開拓と言うことで、押上に昨年オープンしたばかりの焼肉店に行ってみることにしました。
国産黒毛和牛A5ランクの「ロース」が一押しだそうです。ロースなんて旨いに決まってる!とはいえ、ロースを最前面に押してる店というのもなかなか珍しいかも。
最寄り駅は地下鉄半蔵門線の押上駅と錦糸町駅の間で、どちらかと言うと押上駅のほうが近いかな?という場所にあります。外観から想像するよりも中はずっと広くなっています。
まずはビールで「イイニクの日バンザイ!」と乾杯したいところですが、訳あって私はノンアルコールです。
一番奥の座敷席で早速始めましょう! まずは「ハツの炙り刺し」から。表面はどう見ても焼けていますが激レアです。フライドガーリックが良い感じに利いています。
そしてまずは「厚切り上タン」から。なかなか美しいタンですが、この盛り付けはいったいどうしたことでしょう?こういうの流行ってるんですかね。
焼くとますます美しくなるタン。味もなかなかのもので、山葵を乗っけると最高です。
そしてこれがロース以外でかなり人気があるらしい「秒殺ハツ」です。焼くと言うよりは、さっと炙って食べろと言うことのようです。ちょっと暖まったくらいで食べると、サッパリしているようで後味がしっかりしていて確かに美味しいです。
ナムルの盛り合わせ。定番の三種類に加えて一番手前のキャベツのナムルは、ちょっと酸味があってなかなか美味しいです。結構気に入りました。
おっと危ない、これはユッケではないですか! しかし見ての通り火にかけています。ちゃんと焼いてるのです。バターで焼いたユッケというのははじめて食べましたが、思いがけず美味しかったです。これはイイかも!
さて、いよいよ本題に入ってきました。手前は普通のカルビですが、奥の細長いのは名物のロース。実はロースは4種類あるのですが、これは一番下のランクで「10秒四男ロース」と名前が付けられています。
お店のお兄さんによると、片面5秒ずつ焼いてくださいとのこと。なるほど、5秒ずつね…。とは言え、それなりに厚みがあるお肉なのでかなりのレアで食べることになります。やってみましたが、私の好みでは片面10秒ずつ焼いたほうが良いような気がしました。ということで、勝手に「20秒四男ロース」と言うことにしておきます。
でもって、なんかすごい器で出てきたのは「8秒次男ロース」です。先例に則り、これは片面4秒ずつ焼くのがお店の推奨。次男と言うだけあって、外見からして高級そうな美しいロースです。器はともかく肉はカッコイイ!
で、これまた先例通り、私の好みではやはり倍。片面8〜10秒程度しっかり焼いた方が好みでした。
美味しいお肉はいくらでも食べられそうと言うことで、どんどん追加発注します。次に出てきたのは「角カルビ」と「ハラミ」。うん、ハラミらしくてなかなか良い色してますね。サシも良い感じに入ってます。これが美味しくないわけありません。
そろそろラストスパートということでホルモンへ。トロホルモン、シマ腸、上ミノです。全体的に黄色いのですが、タレの色でしょうか。というか、どれも大粒でとても食べ応えのある良いホルモンでした。
ここらで終わりにしておこうかと言いつつ、もう一焼きだけアンコールということで「一本カルビ」なるものを発注。するとこんなカルビのブロックがやってきました。なるほど、これもカッコイイ!
丸ごと焼き始めて、ある程度表面が焼けてきたら途中でばらし、丁寧に中まで焼いていきます。脂が落ちて炎があがる無煙ロースターの光景にうっとり。シャッターを切りまくりました(^^;
で、これはもちろん最後の〆として、白米とともに美味しく頂きました。焼肉オンザライスは、この世で一番美味しい食べ物だと思います。
ちなみにこのお店には「ネギ飯」というちょっと変わったメニューもありました。こちらも〆にカルビとともにイケます。
美味しくイイニクの日を祝った後は、腹ごなしに京成橋まで散歩。スカイツリーは既にクリスマス仕様になってます。