江戸前寿司夏の旬を「鮨処 舟」で堪能する

投稿者: | 2015年7月8日

 最近「食」カテゴリ−の記事が増えていますが、またまた美味しいものを食べに行ってきました。今回は久々のお寿司です。もう何度も紹介している浅草のはずれ、千束にある「鮨処 舟」です。K3II2402.jpg
 ということで、まずガリだけ乗ったは寿司下駄からはじめて、今回も超絶に美味しいお寿司の写真を以下に貼っていきます。公開時間がいつも夜遅くなので、変な時間にご覧になった方にはスミマセン。

 ・・・と、お寿司の前に、いくつか美味しい小皿料理が出てきます。

K3II2383.jpg
 最初は蓴菜です。これも季節ものですね。さっぱりして見た目も涼しげです。

K3II2386.jpg
 それから鱧が出てきました。これもこの季節の旬の味覚ですね。スダチを搾っただけでそのままいけます。鱧は関西の魚ですが、舟では定番になってます。

K3II2388.jpg
 この美しい白身は目板ガレイです。カレイのお刺身と言えばマコガレイが定番ですが、ここは敢えて目板ガレイ。これが脂が乗っていて、それでいてさっぱり上品で超絶に美味いのです。縁側なんて絶品です。

K3II2390.jpg
 お次は一転して「真っ黒な」と形容したくなるような赤身。これはもちろん鯨です。でも、記憶にある鯨の臭みは全くありません。味のしっかりした赤身のお刺身として、美味しく食べられます。写真では後ろに隠れていますが、新タマネギもとても美味しいです。

K3II2397.jpg
 次は焼き魚が出てきました。イサキです。味はもちろん折り紙付きですが、手が込んでいて見た目にも美しいです。

K3II2399.jpg
 次は揚げ物。白エビの唐揚げです。これは昨冬にも出てきたことがあります。サクサクな歯ごたえで、一口サイズの小さなエビは止められない止まらない系です。

K3II2401.jpg
 いや、日本酒に合いそうな料理ばかり。この日はこんな田んぼラベルの夏限定のお酒とか。

K3II2454.jpg
 なまはげラベルの”Extream Dry”なにごり酒とか、美味しそうな日本酒がたっぷり揃っていました。

K3II2381.jpg
 私は大きなロックアイス入りの美味しいお茶を頂きましたけど。

K3II2405.jpg
 さて、いよいよ握りです。今回はこれを目当てにしていたと言っても過言ではありません。この季節にしか食べられないお寿司と言えば新子です。もう出始めてから少し立っているようですが、この日で5枚付けでした。昨年は4枚付けだったので、少しだけよりフレッシュな新子を食べられて満足です。これがあのジューシーなコハダになるなんて!

K3II2407.jpg
 そしてもう一つのお目当ては今年から復活した幻のネタ、稚鮎です。何でも板さんの昔なじみのお客さんが「昔食べたアレが食べたい」とリクエストして、仕入れルートを開拓して復活したものだそうです。ちなみにその日に仕入れた稚鮎は生きた状態でお店までやってきます。新子と言い、稚鮎と言い、小さい生き物を頂くのはなんと贅沢なことでしょう。確かにこれは忘れられない味わい深さでした。

K3II2418.jpg
K3II2427.jpg
 それから、車エビ、ツブ貝、マグロ、中トロです。中トロはやっぱり美味い!

K3II2429.jpg
 でもって、ここで別に小皿にのって出てきたのが三陸産の塩水ウニ。しかも軍艦ではありません。私のところにきたやつはツートンカラーでした。もうそんじょそこらのウニとは全く別物です。何というおいしさでしょう!

K3II2439.jpg
 そして舟の名物、玉子焼きです。切り分ける前の姿はこんな感じです。焼き印もこんな感じで押すんですね。

K3II2440.jpg
 切り分けられるとこうなって出てきます。断面がこれまた美しいこと。

K3II2443.jpg
 お寿司はまだ続きます。この日唯一の軍艦はアサリです。アサリもこの時期が美味しいそうです。

K3II2446.jpg
 パクッと何も考えずに食べてしまったのですが、穴子ですよねこれ?でもいわゆるタレを引いた穴子と違って塩味でした。これ、実は後からジワジワきています。あれ、美味しかったなぁ、と。

K3II2450.jpg
 追加で握ってもらったアジ。

K3II2452.jpg
 最後の一貫は見た目がちょっとアレですが、鰯です。鰯と馬鹿にする事なかれ、こうしてお寿司にするととても美味いのです。

K3II2457.jpg
 〆のおすましは、なんと鱧の卵入り。いやいや、良いですねぇ。

 ということで、夏の旬をたっぷり頂きました。お寿司は夏が一番良いかもしれませんね。満腹食べても比較的胃に優しくて夏バテ対策にも良さそうです。実は少し早すぎる夏バテが来ていたのですが、お寿司を食べて元気になりました。

K3II2460.jpg
 さて、いつもならここでお終いなのですが、この日はなんとチョコレートケーキが登場しました。実はこの日の前日が板さんの誕生日だったのです。女将のしかけたサプライズです。まさかこんな本格的鮨処でチョコレートケーキが出てくるとは! 小さなマカロンや小さな板チョコが乗ってたりして、とても美味しいケーキのお裾分けを頂きました。

K3II2467.jpg
 ということで、七夕少し前、梅雨の夜は更けていきます。最近、舟に訪れるのは1Qに1回のペースになってしまっていますが、夏の間にまた行きたいと思います。


より大きな地図で 鮨処 舟 を表示
 鮨処 舟
 〒111-0031 東京都台東区千束1−3−5
 TEL: 03-3874-2875
 17:30 〜 23:00(水曜定休)

江戸前寿司夏の旬を「鮨処 舟」で堪能する」への3件のフィードバック

  1. hi-town

    何時も楽しみに拝見しています。
    FA31やはり凄いレンズですね。とても綺麗です。
    k-3シルバーを手放されたのには、正直びっくりしました。
    私もk-3シルバーを保有していますが、フルサイズが出てもシルバーは手放さないと確信しています。姿形に惚れていますから。
    これからも、ずっとブログを楽しみにしています。
    どうぞよろしくお願い致します。

  2. hisway306

    id:kentaro-takano さん、
    そうです。ここはまさしく正統なお寿司屋さんで、おいしさも正当です。
    hi-townさん、
    久しぶりにFA31mm使ってみました。こういう場合に画角がちょうど良い感じなんですよね。この雰囲気はやはりこのレンズじゃないと出ないと思います。ただ最短撮影距離付近はピントがかなりシビアで苦労します。
    K-3 Silverお持ちなんですね。手放すに当たってはあまり悩むことがなく、自分でもビックリしています。少し経ってから後悔するかもしれません…。

コメントは停止中です。