前段演習編に続き後段演習編です。この後段演習では前段演習で一つずつ紹介された各装備品を統合し、模擬戦闘様相の展示が行われます。演習場内は右から左から、地上から上空から次から次へといろいろなことが起こるので、息つく暇もなくその迫力に圧倒されます。
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3 DG OS HSM, F8 AUTO(1/1000sec, ISO200, -0.7EV, AWB, 500mm)
さて、前段演習で撮り逃した戦車の砲撃の火炎は撮れるでしょうか? いや、それだけが撮影の目的というわけではないのですが、やっぱり総火演と言うからには撮ってみたいですよね、砲撃の火炎(^^;
後段演習の最初には、総火演の目玉の一つが登場する予定。これも昨年は悪天候で中止され見ることが出来ませんでした。空を見上げて待ち構えます。
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3 DG OS HSM, F8 AUTO(1/1250sec, ISO200, -0.7EV, AWB, 500mm)
まずは海上自衛隊からの応援で対潜哨戒機P-3Cが飛んできました。比較的大型機なので仕方ないですが、かなり遠くを飛んでいきました。500mmでもやっとこの大きさ。
今回の状況シナリオは何ともタイムリーなことに、敵に上陸占領された離島奪還作戦を想定したものでした。海上自衛隊的にはあまり面白くないシナリオのような気もしますけど(^^; それはともかく敵艦船を警戒しつつ、その次はいよいよ…
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3 DG OS HSM, F8 AUTO(1/400sec, ISO200, -0.7EV, AWB, 500mm)
固唾をのんで待つこと数分、轟音とともに飛んできました! 航空自衛隊のF-2戦闘機です。3機編隊で飛んできたのですが、頭上を飛び去っていったのはほんの一瞬の出来事。この写真はかなりトリミングしています。
シナリオ的には空から敵艦船を爆撃して海上&地上作戦を支援する、ということになっていますが、この演習では飛んできただけで実際にはなにも撃ちません。写真を見て分かるとおり武器は何もつけておらず、燃料タンクだけです。
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3 DG OS HSM, F9 AUTO(1/320sec, ISO200, -0.7EV, AWB, 500mm)
海上自衛隊と航空自衛隊の協演が終わった後は再び陸上自衛隊の主要装備品による演習のスタートです。まずはUH-1がバイク部隊を地上に降ろします。
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3 DG OS HSM, F9 AUTO(1/320sec, ISO200, -0.7EV, AWB, 500mm)
続いてヘリボン攻撃の連続。UH-60JやCH-47JAからファストロープで隊員を地上に下ろしたり、CH-47Jが軽装甲機動車をつり下げて飛んできたり。
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3 DG OS HSM, F9 AUTO(1/320sec, ISO200, -0.7EV, AWB, 500mm)
AH-64Dアパッチもヘリボン攻撃を支援します。
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3 DG OS HSM, F9 AUTO(1/320sec, ISO200, -0.7EV, AWB, 500mm)
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3 DG OS HSM, F8 AUTO(1/400sec, ISO200, -0.7EV, AWB, 290mm)
いよいよ満を持して主力となる戦車部隊の登場です。まずは74式戦車。こいつは動きながらは撃てないので、静止した状態で撃ちます。なので砲撃の瞬間は捕らえやすい方ですね。これが今回撮影した中で唯一まともに、戦車の砲撃火炎を捕らえられたカットでした。
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3 DG OS HSM, F7.1 AUTO(1/500sec, ISO200, -0.7EV, AWB, 500mm)
発射シーンがとても派手で、さぞかしすごいミサイルを撃ってるように見えますが、これは92式地雷原処理車です。
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3 DG OS HSM, F7.1 AUTO(1/800sec, ISO200, -0.7EV, AWB, 240mm)
ロケット弾自体は弾頭を積んでおらず、後ろに長い紐状に繋がった爆発物を飛ばし、広範囲にわたって地雷原の処理をするものだそうです。写真ではまだぐちゃっとしていますが、目標地点に到達する頃には綺麗に広がっていました。
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3 DG OS HSM, F8 AUTO(1/400sec, ISO200, -0.7EV, AWB, 200mm)
90式戦車と10式戦車も再び登場し、ドカドカ撃ちまくります。10式もスラローム射撃中ではないですが、かろうじて火炎の残りかすが写ってます…。今回はこれが精一杯でした。
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3 DG OS HSM, F8 AUTO(1/320sec, ISO200, -0.7EV, AWB, 75mm)
いよいよフィナーレが近いようです。これまで登場したヘリコプターがほとんど全部まとめてやって来ました。壮観です。
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3 DG OS HSM, F8 AUTO(1/320sec, ISO200, -0.7EV, AWB, 290mm)
そして演習場の真ん中にいた10式戦車などから、何かが発射されました。
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3 DG OS HSM, F8 AUTO(1/2000sec, ISO200, -0.7EV, AWB, 58mm)
その直後、どーんと煙幕が広範囲に広がって後段演習の終了です!
PENTAX Q, 02 STANDARD ZOOM, P AUTO(F5.6, 1/1000sec, ISO125, AWB, 5mm)
その煙はすぐに観客席の砲へ流れてきて、一瞬視界が完全に失われました。まぁ実際そのためのものなわけですけど。煙自体は無臭で吸い込んでも何も感じません。
PENTAX K-5, DA18-135mm F3.5-5.6WR, F8 AUTO(1/400sec, ISO200, -0.7EV, AWB, 135mm)
最後退場していく10式戦車からは隊員さんが手を振っていました。総火演に来て感じるのは、隊員さんはみなさんすごく親切で人当たりが良いんですよね。観客へのサービス精神も素晴らしいです。
ということで、演習のプログラムはすべて終了しました。写真撮影に関しては反省点が多々あります。できればこちらも予行演習と本番の二段構えで行きたいくらい。でも、それはともかく今年は好天と言うこともあって、昨年よりも「総火演」そのものをたっぷりと楽しむことが出来ました。
で、綺麗事を言うようですが、壮大な「ショー」を楽しみつつ、これがいつまでも演習のための演習であって欲しいなと思うわけです。そうでなかったら無邪気に「カッコイイ!」とか言えなくなるわけですから。
ちなみに明日8月26日の一般公開演習の様子は、インターネットでライブ配信されるそうです。詳細はこちらのページから!
なお、しつこいようですが「装備品展示編」へ続く。
※他の写真も含めFlickrにまとめてアップロードしてあります 富士総合火力演習 2012 -a set on Flickr
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