先月手に入れたDA35mmF2.4ALですが、ぼちぼち写真を撮っています。白くて小さくて軽いK-xにとても似合いそうと言うことで、ほとんど見た目で買ってしまったようなものですが、実際K-xに付けて使ってみると、もうこれ一本でいいやと思えるほど相性は完璧です。見た目のマッチングはもちろん、大きさ、軽さ、手軽さ、明るさなどなど。お値段も含めてK-xには本当にピッタリです。そしてもちろん、一眼レフの単焦点レンズであるからには、描写性能も重要です。
ということで、以下DA35mmF2.4ALで撮影した写真を何枚かずらずらと貼っておきます。カメラはすべてPENTAX K-xです。JPEG FINEで撮影し、Lightroom3.3で一通り調整の後、縮小してFlikcrにアップロードしたものです。
K-x, DA35mmF2.4AL, 1/200sec, F2.4, ISO200, WB: AUTO
初詣に行った富岡八幡宮のみくじ掛。おみくじの紙がカラフルで綺麗でした。解放F2.4というのは微妙なスペックかと思いましたが、実際には十分なくらい良くボケます。ボケ味はどうでしょうか?まぁまぁかな。
K-x, DA35mmF2.4AL, 1/1600sec, F2.4, ISO200, WB: AUTO
富岡八幡宮のお隣にある深川不動のお守り売り場。暖簾(って言うのかな?)が派手で綺麗でした。DA35mmレンズはフルサイズで言うと50mmクラスの標準レンズ相当の画角ということで、最近の感覚からするとスナップにはやや長い(狭い)のですが、FA31mm含めてこのくらいのレンズって、最近なんだか大好きになってしまいました。
K-x, DA35mmF2.4AL, 1/2000sec, F2.8, ISO200, WB: AUTO
開運出世稲荷の参道を守る狐様。白い石肌は夕日を浴びて、赤い前掛けと青空のコントラストが綺麗でした。35mmの明るいレンズはこういう撮り方(背景が遠い被写体に近づいて絞りを明ける)すると、望遠っぽい絵になったりもするので面白いです。
K-x, DA35mmF2.4AL, 1/500sec, F5.6, ISO100, クロスプロセス
江東区の運河から眺める東京スカイツリー。冬の澄んだ空が川面に写って綺麗でした。こういう距離感のある風景を普通に撮ると、上の写真とは逆に広角っぽいというか、目で見た感じに近い自然な絵にもなります。激しくホワイトバランスが崩れて青被りしているのは、クロスプロセスをONにして撮ったから。効果はランダムなので何枚か連写して一番味わいがあるのを選びました。クロスプロセスも一度使ったら満足してしまう系のおまけかと思いますが、ふとしたシーンで適当にONすると面白いかも。
K-x, DA35mmF2.4AL, 1/800sec, F4.0, ISO200, WB: AUTO
富岡八幡宮の本殿。お正月はだいぶ過ぎていますが、まだまだ参拝者でそれなりに賑わっています。既に夕日の日陰になった境内の中で、本殿にだけ日が差し込んでいて綺麗でした。明暗差大きいですが、とてもクリアだしコントラストも自然で、歪みもほとんど感じられません。
K-x, DA35mmF2.4AL, 1/125sec, F2.4, ISO200, WB: AUTO
深川七福神の一つ、冬木辯財天の狛犬(阿)。どっかで見たような写真ですが。新しめの狛犬は汚れていなくてとても綺麗でした。ボケはまぁまぁと上で書きましたが、十分に綺麗と思えてきます。白飛びした空との境目にも変な色つきないし、さすが最新のデジタル用レンズです。
K-x, DA35mmF2.4AL, 1/50sec, F2.8, ISO800, WB: AUTO
お酒の席でのテーブルフォトも問題無し。氷で冷え冷えの透き通った焼酎はとても綺麗です。このレンズの最短撮影距離は30cm。たいていの物は椅子に座ったまま普通に撮ることができます。背景がよくボケていいのですが、こういうシーンだとやっぱり少し焦点距離は長すぎるようです。
K-x, DA35mmF2.4AL, 1/13sec, F2.4, ISO3200, WB: AUTO
深夜の川面に映る街明かりが綺麗でした。自棄になってISO3200まで上げてみましたが、K-xの高感度性能はさすがです。と言っても、上の写真はLightroom3でNRかけてありますが。もしかするとちょっと傾いてるかな? 暗闇に強い光源という条件ですが、変なゴーストが出たりフレアっぽくなってコントラスト下がったりもしません。
K-x, DA35mmF2.4AL, 1/800sec, F4.0, ISO200, -0.7EV, WB: AUTO
とある公園に生えていた大きな木(ケヤキかな?)。夕日に照らされていて綺麗でした。解像感も悪くありません。周辺は思ったより甘くなるようですけど。私的にはまったく問題ありません。
勢いで買ってしまって失敗したかな?とちょっと後悔していたのですが(それを言ったらK-xも… ですが^^;)、いざ使ってみると、これはK-xの標準レンズとしては本当にバランス良いです。キットの標準ズームとは焦点距離が被ってるとは言え、単焦点らしい独特の描写も楽しめます。スペック等を見たときは、また微妙で中途半端なレンズだな、と思ったものですが、K-m/K-x/K-rなどで一眼レフの世界に入ってきたエントリー層に、キットレンズの次の1本として売るための、いわゆる”撒き餌レンズ”としては非常に良くできていると思います。
私としては、これ1本あればキットレンズは要らないと思えてきました。いや、ホントに。実際、どっちか1本を持ち出すとなったら、たいていの場合はこのDA35mmを選ぶと思います。気になる欠点は一つだけ。バヨネットで簡単に付け外しできるフードがないのだけが残念です。
PENTAX 標準単焦点レンズ DA35mmF2.4AL ホワイト Kマウント APS-Cサイズ 21988
- 出版社/メーカー: ペンタックス
- 発売日: 2010/11/30
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