軽井沢キャンプ

　5月最後の週末に軽井沢にキャンプに行ってきました。この時期であれば本来日中は暑いくらいの気候だと思っていたのですが… この週末の東日本は尋常じゃない寒さに見舞われました。上着類など思っていたよりも多くの荷物を306に積んで早朝の東京を出発。お昼頃に軽井沢に着いた時点で気温はすでに一桁台。夜は2℃まで下がるという予報です。

　目的地は北軽井沢スウィートグラスというキャンプ場。テントサイトをはじめ、キャビンやコテージ、その他いろいろな施設を備える大規模なキャンプ場です。私たちも今回はテントは張らずにキャビンを借りました。なので雨でも楽ちんです。
　今回の足は2台の306。銀色と青色です。ほぼ同時に同じディーラーから出荷された双子の10年選手。細部で使用されているパーツはずいぶんと違いますが。これに大人6人と犬1頭が乗車。目立った渋滞も故障もなく、ゆっくり走って快適な旅でした。

　途中で食材を買い出しして（なぜか軽く2万円オーバー…）キャンプ場に到着したのはお昼過ぎ。アーリーチェックインして早速ビール！みずみずしい新緑に乾杯です。マイナスイオンを浴びながらのビールは健康的で美味しいのです。天気はあまり良くありませんが雨は降っていません。幸い風もなく時々薄日も差していて思ったほど寒くはありません。

　お昼ご飯はバーベキュー。主食はもちろん肉。立ち寄ったお店に宮崎牛がたくさん売っていたので、その中から小ぶりだけど肉厚なステーキ肉を買ってきて炭火でジュージュー焼きました。その他タン塩、ソーセージ、エビ、イカ、ししゃも、トウモロコシなどなど。炭火に当たりながら飲み食いするには、実は肌寒いくらいの気温はちょうど良かったりします。

　周囲の森の中には所々ツツジの花も咲いていました。詳細な分類は分かりません。東京の街路で見かけるものよりは、木の背が高くて花は小ぶり。写真の木はほとんど満開状態。私たちのキャビンから真正面に見えていた木で、ビールを飲み、肉を食べながら眺めていました。曇り空のおかげで光が柔らかく回ってピンク色がとてもきれいです。

　お昼からぐだぐだと飲み食いし続け、途中で昼寝したり休憩したりしていたらいつの間にか夕飯の時間。夕食は友人所有のダッチオーブンで豆と豚肉とベーコンのトマトソース煮込みを作ったり、キャビンに備え付けのeオーブンでピザを焼いたりしました。
　特にピザは生地から手作り（私ではなく友人の^^;）です。乗せるものは各自勝手に選んだ雑多な食材。写真はトマトとブロッコリーのヘルシーなピザ。上が焼く前。下はできあがり。この他にもう一枚キノコとアスパラとベーコンのピザも頂きました。
　eオーブンは上に余った炭を乗せ、下では松の薪を燃やします。火加減も何もよく分かりません。素人なのでガンガンに火をたき、オーブンが十分に暖まった状態では、このくらいのピザならばものの数分で焼き上がります。これが猛烈に美味いのです。いや本当に。

　昼からずっと美味しいアウトドア料理を満腹食べ続け、ビールやワイン、マッコリを飲み続けてとても良い気分。夜も更けて一段と冷え込んできたところで焚き火マニアの友人が満を持して焚き火を始めます。冷えた空気の中で炎を眺めていると何だかとても心が落ち着きます。それに… 火遊びってどうしてこんなに楽しいんだろう… ってちょっと危ないことを考えてしまったり(^^;

　酔っ払ったこともあって夜はぐっすりと眠り、翌朝は7時過ぎに起床。外は雨が降ったと言うほどではありませんが、夜露で重たく空気まで湿っていました。306も周辺の木々もうっすらと水滴に覆われています。いろいろな鳥も鳴いていて自然の中で空気が美味しいのです。
　朝食は広場に出ていたパンケーキ屋さんで軽く食べました。ちょうどラッシュだったのか注文が集中していて少し時間がかかります。軽自動車に作り付けた厨房で、一人で全てを裁いていたのだから仕方ありません。

　多目的広場にはドッグランもありました。友人夫婦の都会っ子なフレンチ・ブルドックの息子さんは、恐る恐る土と草を踏みしめて遊んでいました。彼はカメラを向けると近寄ってきます。が、そのカメラが一眼レフだと猛烈な勢いで飛びかかってきます。この写真はもちろんコンパクト機で撮影。犬目線です。ノーファインダーだったので頭が切れてしまいましたけど。

　その後も時間を贅沢に使いゆっくりと帰宅の途へ。短い一泊二日の旅だからこそあたふたせずにゆったりしたいものです。やはり自然の中は良いですね。普段ドロドロと汚れてしまった心身が洗われるようです。またすぐに汚れてしまうのですが(A^^;