今年もF1日本GPを観戦しに鈴鹿サーキットまで行ってきました。金曜日の午前中に始まるフリー走行から日曜日午後の決勝まで、写真を中心にして各セッションごとにその様子をエントリーしたいと思います。
小林可夢偉/ザウバー C30 Ferrari
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/125sec AUTO (F13, ISO100, -0.7EV, WB:AUTO, 500mm)
金曜日早朝、東京駅始発の新幹線に乗り、近鉄特急とシャトルバスを乗り継いで、鈴鹿サーキット到着は9時半頃。去年はフリー走行開始の10時に遅刻したのですが、今年はなんとか間に合いました。
まずは金曜日午前のフリー走行1回目からです。以下、かなり写真多めです。
グランドスタンド前。少し雲がありますが綺麗な秋晴れ!
今年もカメラマン専用のチケットを買いました。昨年はDスタンドに一応指定席が用意されていたのですが、ほとんどそこに座る人がいなかった反省からか、今年はカメラマンチケットは席なしとなりました。その代わり1万5千円も安くなっていました。入れる撮影エリアは昨年とほぼ同様です。
ジェンソン・バトン/マクラーレン MP4-26 Mercedes
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/125sec AUTO (F10, ISO100, -0.7EV, WB:AUTO, 500mm)
ミハエル・シューマッハ/メルセデス W02 Mercedes
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/125sec AUTO (F11, ISO100, -0.7EV, WB:AUTO, 500mm)
フェルナンド・アロンソ/フェラーリ 150°Italia Ferrari
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/125sec AUTO (F11, ISO100, -0.7EV, WB:AUTO, 500mm)
金曜日は昨年同様にV席(グランドスタンド)とカメラマン専用エリアを除いて全席自由席となっています。なので、これまでに行ったことのない席に行ってみようと言うことで、1コーナーのBスタンドを狙っていたのですが、到着した頃にはすでに満席。金曜日だから空いてると思ってなめてました。入り口ゲートから近いこともあるし、みんな考えることは同じか… と諦めて、さらに先のCスタンドまで行ってみました。ここはガラガラです。
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Cスタンドから2コーナーの眺め。Bスタンドにいっぱい人がいるのが見えます。
Cスタンドは横に細長いのですが、コースに比較的近くて2コーナー寄りの席に陣取りました。C席は過去何回か訪れてレースを観戦したことがあります。1コーナーの飛び込みからS字を抜けていくあたりまでが見渡せる、なかなか良い席ですが、ゲートの反対側で遠いので空いていたのでしょう。時間的にもここまで来るのがやっとでした。
ヴィタリー・ペトロフ/ロータス・ルノー R31 Renault
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/125sec AUTO (F11, ISO100, -0.7EV, WB:AUTO, 500mm)
セバスチャン・ベッテル/レッドブル RB7 Renault
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/125sec AUTO (F10, ISO100, -0.7EV, WB:AUTO, 500mm)
ルイス・ハミルトン/マクラーレン MP4-26 Mercedes
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/125sec AUTO (F13, ISO100, -0.7EV, WB:AUTO, 240mm)
気温は20度そこそことそれほど高くありませんが、晴れていて日差しがきつく、路面温度もそれなりに上がっていました。ただし風が強くて小さな雲が流れています。観戦&撮影している私たちも、気温が涼しくて風があるので汗をだらだらかくと言うことはありませんが、日光にじりじりと焦がされている感じです。日焼け対策が重要です。雨よりはずっと良いですけど。
週末を通して天気はこの日と同じように晴れるとの予報。フリー走行1回目から各車積極的に走り始めます。セッティングの方向性を探り、問題点を捜す重要なセッションです。タイムはトップチームで1分34秒前後、中位チームはそこから2〜3秒遅れ、下位チームは6秒遅れ程度です。
小林可夢偉/ザウバー C30 Ferrari
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/125sec AUTO (F10, ISO100, -0.7EV, WB:AUTO, 500mm)
セバスチャン・ベッテル/レッドブル RB7 Renault
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/125sec AUTO (F11, ISO100, -0.7EV, WB:AUTO, 240mm)
セルジオ・ペレス/ザウバー C30 Ferrari
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/125sec AUTO (F13, ISO100, -0.7EV, WB:AUTO, 500mm)
さて写真撮影ですが、今年はカメラもレンズも新しくなりました。PENTAX K-5はおよそモータースポーツ向きとは言えませんが、アマチュアが楽しむにはAFも十分な性能があります。レンズはSIGMAの50-500mm。この週末のために買ったレンズです。撮影モードはシャッター速度優先に。シャッタースピードは1/125secに固定し、ほとんどいじりませんでした。流し撮り的にはシャッター速度はできるだけ遅くしたいところですが、私の腕では歩留まりとの兼ね合いでギリギリなところです。AFはコンティニュアスで、ピント優先に。AFエリアはセレクトの固定が基本ですが、時々オートエリア選択も使っています。
C席からは1コーナーの飛び込みから2コーナー立ち上がりまで、マシンの左側面から、正面、そして右側面と、色々なアングルから取ることができますが、手前は〜300mmあれば十分ですが、1コーナーを撮るにはそれなりの長さのレンズが必要です。もちろん50-500mmあれば全てをカバーできます。とか言いつつ、周囲には白い600mm級の大砲でほとんど一点を狙っている人々がたくさんいましたので、何をどう撮るかは人ぞれぞれの技量と好みと考え方次第ですけど。
小林可夢偉/ザウバー C30 Ferrari
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/125sec AUTO (F13, ISO100, -0.7EV, WB:AUTO, 450mm)
カルン・チャンドック/チーム・ロータス T128 Renault
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/125sec AUTO (F11, ISO100, -0.7EV, WB:AUTO, 500mm)
ダニエル・リカルド/HRT F111 Cosworth
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/125sec AUTO (F13, ISO100, -0.7EV, WB:AUTO, 500mm)
今回の日本GPでは、東日本大震災に見舞われた日本、特に被災地、被災者の方々に対する支援が一つの大きなテーマになっていました。いくつかのチームは特別なメッセージをマシンに描いていました。ザウバーはリアカウルに大きく「我々の祈り、日本に届きますように」と、スイス国旗と日の丸とともに描かれています。チーム・ロータスはサイドポンツーンのケイターハムのロゴの下に「強くあれ、日本の魂。」と描かれています。そしてHRTはラジエターエアインテーク脇の整流板に小さな日の丸が描かれていました。その他のチームにもありましたが、それはまた別のエントリーで紹介します。
1時間半のセッションが終了し、お昼の時間になりました。午後からはまたフリー走行2回目が行われます。さて、次の場所に移動です。2時間半のインターバルは意外に短くて、あっという間に過ぎていきます。
<フリー走行2回目につづく>
※他の写真も含めFlickrにまとめてアップロードしてあります F1日本GP 2011 -a set on Flickr