伊賀流忍者と松尾芭蕉の故郷 伊賀上野城を散歩する

 もうかなり前のことになってしまいましたが、F1日本GPが終わった日曜日はすぐに東京に帰らず、翌日の体育の日はせっかくなので観光してくることにしました。三重県の観光地と言えば伊勢、志摩、鳥羽などなど色々ありますが、やはり私にとってはまずは百名城のあるところが最優先です。

 三重県内の百名城は松阪と伊賀上野の二カ所。一日あればレンタカーで両方とも回ることは出来ますが、今回はF1観戦後で疲れもあると言うことで、半日で伊賀上野城のみ見に行くことにしました。

 伊賀と言えば忍者です。その歴史は織田信長と切っても切れない関係にるそうですが、とりあえず私が知っているのは、徳川家康の「伊賀越え」と「服部半蔵」の活躍です。そしてそこから着想を得たと思われる「忍者ハットリくん」も我々世代には忘れられません。

 さらに江戸時代の旅人にして俳人としても有名な松尾芭蕉は、かの有名な「奥の細道」の旅に出るまで、江戸は深川の隅田川沿いに住んでいました。なので、私の暮らす地元には芭蕉庵の跡地に博物館があるなど、とても松尾芭蕉に馴染みが深いのですが、実は彼の出身地は江戸ではなくてこの伊賀上野です。健脚で全国を旅して歩いたことも含め、芭蕉は忍者だった説もあるほど。

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 そんな数々の忍者伝説を生んだ伊賀上野はどんなところなのでしょうか? 近鉄白子駅前でレンタカーを借り、一路三重県の内陸部を目指します。

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旅先で大容量SDカードのバックアップをするためにSanDisk Portable SSD Extreme 500を導入してみる

 先日のF1日本GPでは4日間で約4,000枚以上の写真を撮りました。カメラは34.6MピクセルのPENTAX K-1で、RAW記録(DNG形式:無圧縮14ビットRAW)の場合は1枚当たり約45MBほどのサイズになります。ということは、4,000枚撮ると合計で約180GBになり、32GBのSDカードなら6枚、64GBなら3枚、128GB なら2枚必要です。実際のところ私は128GBのカードを2枚用意し、K-1のデュアルスロットを順次記録に設定して、F1期間中はカード交換すら必要ない状態で運用していました。

 しかし、大容量SDカードを使っていて心配なのはトラブルです。カードに何かあれば失うデータは膨大なものになります。サーキットでの撮影は雨が降ったり、炎天下だったり、砂埃が舞っていたり、わりとカメラに厳しい環境ですから、何があるか分かりません。

 実際に過去データを失ったことはないですが、だからといって安心は出来ません。趣味とは言え、いや趣味で撮っているからこそ、年に一度しか撮れない写真は大切にしたいものです。なので、せめて一日の撮影終了後にバックアップを取っておきたいわけですが、しかし、そのバックアップ先として持ち歩くMacbookの内蔵ストレージは全部で256GB、空き容量は200GBほどです。

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 ちょっとこれでは心許ないので、写真データバックアップ専用の外付けSSDを導入してみました。

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初めてのマイクロフォーサーズ:Panasonic Lumix GX7 MarkIIを買う

 一眼レフ、ましてやフルサイズ機のK-1を持ち出すまでもない場面(主に飲み屋や焼肉屋での撮影など)で使うための小型カメラをずっと探していました。今までこの役目はPENTAX Q-S1か、Nikon 1 J5を使っていたのですが、どちらも事実上「死んだマウント」となってしまっています。

 もちろんPENTAX Q-S1もNikon 1 J5もまだ動くし、それぞれ気に入って使ってきましたが、Q-S1は事実上4年前のカメラだし、Nikon 1 J5も発売されてから2年半以上経ちます。その間に主に画質とか機能上の不満や飽きが来ていたところなのですが、買い換えようにも上記の通り、この二つのマウントにはレンズもボディも新製品を望める状態にありません。

 いっそのこと1インチセンサー搭載の高級コンパクト機にするか?とも思ったのですが、やはりここはレンズ交換式にこだわりたいと思うと、これはもうマイクロフォーサーズに行き着くのは時間の問題でした。

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 中でもPanasonicのLumix GX7 Mark IIが今年の春先から激安で売られていると聞いて調べてみたら、これがなかなか良さそうではないですか。

 ということで買っちゃいました!というお話です。ちなみにデジタルカメラを買うのは今年になって初めてです。

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鈴鹿の夜を飲み歩き食べ歩き:F1 2017 日本GP 観戦記(番外編)

 観戦記本編を読んで頂くと分かるように、今年も木曜日から日曜日まで4日間も鈴鹿サーキットに通い詰めてF1を楽しんできました。しかもレース翌日の月曜日も体育の日で休日ということで、実は日曜日もすぐには東京に帰らずそのまま宿泊し、実に4泊5日という国内旅行としては比較的長旅となりました。

 宿泊については、この時期はただでさえ秋の連休で行楽シーズンなため、鈴鹿〜白子周辺の宿を確保するなど夢のまた夢で、名古屋から毎日近鉄で鈴鹿に通うのが以前の定番コースでした。しかしここ数年はF1観戦客が減っている上に、逆に外国人観光客が名古屋に増えて、むしろ鈴鹿サーキットに近い近鉄名古屋線沿線にビジネスホテルを取ることができるようになってきました。

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 F1といえども旅の楽しみは食にアリということで、近鉄白子駅周辺の気になるお店で食べてきた夕飯を中心にいろいろ紹介したいと思います。半分は来年に向けての備忘録となっています。

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東コースを一望できるEスタンド最上部から午後の光に輝くF1マシンを眺める贅沢:F1 2017 日本GP 観戦記(その4)

 予選編からの続きです。長々と続けてきた2017年のF1日本GP観戦記シリーズは一応今回で終了です。ようやく天候が回復してきた土曜日から一夜明けて日曜日になると、文字通り雲一つない快晴の青空が鈴鹿上空には広がっていました。

 金曜日は気温が15℃程度で冷たい雨が降りとても寒かったのですが、日曜日は晴れて日差しがある上に気温も30℃近くなると言う予報。晴れるのは大歓迎なのですが、暑いのは困りものです。でも、10月とはいえ日本GP観戦と言えば毎年暑さとの戦いでしたから、寒いよりは慣れています。

 さて決勝は撮影に軸足を置くのは半分くらいにして、残りの半分は観戦してレースを楽しみたいところです。昨年は珍しく1コーナー側のBスタンドから観戦しましたが、今年は逆バンク出口にあるEスタンド上部に陣取ることにしました。ここは一昨年まで毎年決勝日の撮影&観戦ポイントとしているおなじみの場所です。

 ここからは1コーナ辺りから東コースが大体見通せるし、ホームストレートもちょっとだけ見えます。大画面スクリーンもあってレース状況を把握するには良い場所です。

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 一方で、写真撮影という点ではアングルが高くてコースを見下ろす形になるのですが、午後は綺麗に順光になるため、晴れているとF1マシンが美しく輝く姿が撮れる場所です。

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11年ぶりに鈴鹿のコースレコードが更新された瞬間に立ち会う:F1 2017 日本GP 観戦記(その3)

 フリー走行編からの続きです。土曜日になって予想よりも少し早く回復し始めた鈴鹿の天候は、フリー走行3回目の間はまだ曇り空でしたが、予選を目前にして青空も覗いてきて、暑さを感じるくらいに良くなってきました。路面もほぼ完全にドライコンディションとなり、いよいよコースレコードの更新が確実となる条件が整いました。

 予選の観戦&撮影ポイントをどこにしようかいろいろ考えた結果、やはりヘアピンは外せないだろうと言うことになりました。常設のIスタンドを除いて、ヘアピンの外周部土手は全てカメラマンエリアになっています。スペースも十分広く、進入側から立ち上がり側、低い位置から高い位置まで、アングルは自由に選べるのですが、今回は立ち上がり側の比較的上の方、クリップの正面あたりから撮ってみることにしました。

 なお大人気で場所取り合戦が壮絶なIスタンド下は、今年から別チケットが必要になり、一日50人に限定されることになりました。その告知を見逃してしまい、いつどこでそのチケットが買えたのか、いまだに分かっていないのですが来年への宿題としておくことにします。

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 と言うことで、わずか1時間あまりの短い予選セッションで撮った写真と、おまけとして半ば鈴鹿のF1日本GP名物となりつつある『レジェンドF1デモラン」の様子をまとめておきたいと思います。

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曇りのち雨のち曇り… 天気に翻弄された3回のフリー走行:F1 2017 日本GP 観戦記(その2)

 ピット&コースウォーク編からの続きです。日付が変わって10月7日の金曜日からいよいよ1年ぶりにF1マシンが鈴鹿のコースを走り始めます。これまでF1は安全性のために、タイムを落とす方向にレギュレーションが改変されてきて、コースによっては下位クラスのGP2などとタイム差がほとんどないという状態になっていました。それはさすがにまずいと言うことで今年から大幅にレギュレーションが変更されています。

 パワーユニットは基本的に変わりはないものの、マシン(シャシー)はリアウィングの幅が広く背が低くなり、タイヤも大幅に太くなりました。そのためグリップが大幅に増え、コーナリング速度が上がったことで、4輪トップカテゴリーとしての貫禄を取り戻し、各コースでコースレコードの更新が続いています。そしてこの鈴鹿でも久々にコースレコードの更新が期待されていました。

 そのためにはドライコンディションであることが必須なのですが、日本GP期間中の鈴鹿では、台風の心配こそないものの、雨雲を伴った前線が金曜日から土曜日に掛けて通過するために、かなりの雨量が予想されていました。予選と決勝に先立って行われる3回のフリー走行は、その雨をかいくぐって行われることとなりました。

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 実際にところ、金曜日午後のFP2は大雨に見舞われてほとんどの時間がコースクローズとなり、まともに走ったチームはありません。なので今回は実質フリー走行は2回だけとなりました。その2回分、FP1とFP3で撮った写真を貼っていきたいと思います。

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F1を最も身近に感じられるピット&コースウォークを楽しむ:F1 2017 日本GP 観戦記(その1)

 今年もこの季節がやってきました。そうです、F1日本GPの季節です。一時期は他のレースとの関係で9月下旬に開催されたこともありましたが、基本的には10月上旬の連休が恒例の日本GPウィークエンドとなっています。

 すでにシーズンは終盤戦に入っており、日本GPは第16戦目。今年は全20戦ですからチャンピオンシップの行方もなんとなく見えてきたところです。昔は日本GPがチャンピオン決定戦となることも珍しくなかったのですが、今年はまだそこまで大詰めとはなっていません。

 しかし、そんなチャンピオンシップの状況は私にとっては実はどうでも良くて、生でF1を体感することだけを目的に鈴鹿に通い始めて今年で12年目。何度行っても飽きると言うことがなく、今年もワクワクしながら出かけてきました。

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 マレーシアからそのまま日本に直行してきたF1は、木曜日からすでに活動を開始し、観客向けのイベントも鈴鹿サーキットで始まっています。マシンが走り始めるのは翌日からですが、ある意味F1を最も身近に感じることが出来るのが木曜日のピット&コースウォークです。

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今年で最後となる新興国グランプリの草分けレース:F1 2017 第15戦 マレーシアGP

 F1は終盤戦を迎え、9月中旬より秋のアジア連戦が始まりました。初戦はナイトレースで有名なシンガポールGP、そして先週末はマレーシアGPが行われました。

 マレーシアGPと言えば、以前は春先に開催されていましたが近年はフライアウェイ戦が整理されてシンガポール、マレーシア、そして日本のアジア連戦は秋にまとめられました。とはいえアジアの中でも中国はいまだ春開催のままなのですが。

 さてそのマレーシアGPも今年で19年目を迎えるそうです。バーニー・エクレストンが進めてきたF1の新興国進出の草分け的存在であり、舞台となるセパン・インターナショナル・サーキットは、F1のために建設されたと言っても過言でなく、その後、各国で量産されることとなったヘルマン・ティルケ設計の元祖みたいなサーキットです。

 それがなんと今年で開催終了となると言うではないですか! ペトロナスという巨大スポンサーもいる中でなぜ?と思って調べてみると、どうやらマレーシア政府がF1から手を引いてしまったそうです。その主な理由はやはり開催権料の問題とのこと。高騰してしまったF1開催権は、もはや開催地にとって経済的に正当化できる範囲を超えてしまった、と言う点ではオリンピックみたいな問題なのかも知れません。

Max Verstappen / Red Bull RB12 / 2016年 日本GPKONE1204.jpg
 残念ではありますが、最後のマレーシアのレースを楽しむこととしましょう。

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カテゴリー: F1

都心のオアシス 浜離宮恩賜庭園のコスモスはまだ咲いていなかった

 これまでだいたい季節の草花は写真を撮ってきたつもりでいたのですが、今年はふと気付けばいつの間にか真夏から秋の空気に入れ替わり、ひまわりの季節も彼岸花の季節もあっという間に過ぎ去ってしまいました。

 何となく夏の間は天気が不安定だったりして気が乗らないことが多く、写真を撮りに行くチャンスを見失っていたところですが、ここらでリハビリしなくてはと、センサークリーニングから戻ってきたばかりのPENTAX K-1を持って、近場に出かけてみました。

 向かった先は過去に何度も訪れたことのある浜離宮恩賜庭園です。秋になると入り口すぐそばの広大な花壇がコスモスで埋め尽くされてるはずです。東京でのコスモスの時期と言えば。もう少し遅くて11月ごろのような気もしますが、昨年は9月の中旬のまだ暑い時期に訪れたら結構咲いていた記憶があったし、先々週出かけた福島県内は道端のコスモスが綺麗に咲いてるのをあちこちで見たこともあって、そろそろ良い感じかも?と期待して出かけてみることにしました。

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 しかし結論から言いますと、キバナコスモスはほぼ終わりかけていたのに対し、普通のコスモスはまだ咲き始めで見頃にはほど遠いという、何とも中途半端な状況でした。

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