先月末、開発者セミナーでちょっとだけ体験してきたEOS 7D Mark IIですが、まだ発売前だというのに、みんぽすさん経由で実機を貸して頂くことが出来ました。PowerSHot G7 Xといい、キヤノンさんは太っ腹ですね。ちなみにEOS 7D Mark IIの発売日は当初のアナウンスより少し早まって、10月30日になったようです。もうすぐ、来週です!
自前のもの以外の一眼レフ(つまりはペンタックス以外)を使うのは非常に久しぶり、というかほとんど初めてかも。まずは使い方を覚えなくてはなりません。
届いた箱を開封し、一通りメニューを眺めたりいじったりしつつ、試し撮りをしてみました。
なお、EOS 7D Mark IIの製品としてのポイントなどは、以下のエントリーを参照願います。開発者から直接説明頂いた内容をまとめてあります。
開封!
まずは本体を見てみましょう。
箱です。ボディのみですがかなり大きな箱に入っています。レンズキットの場合はどうなるのでしょうね? 写真にあるとおり、”Sample”というシールが貼られていました。工場出荷状態の新品ではないので、特に内容物は、今後販売されるものと全く同じとは限りません。
ボディはこんな感じ。APS-Cサイズのミラーボックスは、大きなEFマウントと、大柄なボディに比べると、とても小さく見えます。
ボディだけでは写真は撮れませんので、レンズもお借りしました。同梱されていたのはこれです。EF24-70mm F4L IS USM。比較的最近発売されたレンズですが、焦点距離から分かるようにフルサイズ対応品。EOS 7D Mark IIにつけると約38〜112mmという、望遠よりにシフトした標準ズームになってしまいます。
一応このレンズ、キットレンズになっているのですが、使い勝手としてどうなのかな?と思います。EF-Sでこのボディに見合うだけの、もう少しちゃんとしたレンズが欲しいところかも知れません。
とはいえこうして組み合わせた姿はなかなか様になります。どちらも私にとっては少しずつ大きすぎるのですが、見た目も手にした感じも、バランスは良好です。
背面と軍艦部(って最近は言わないのでしょうか?)はこんな感じ。モニターは固定式なので周囲がスッキリしていて素晴らしいです。操作系はペンタックスとはことごとく違うので、かなり戸惑いますが、これは使いながら覚えて、慣れていくしかありません。ようやく電源スイッチの位置は覚えました。しかし、なんで左側に… って思ってしまいます。
さて、パッケージの内容物ですが、CD-ROMが3枚入っていました。内訳はキヤノン純正のRAW現像ソフトで1枚、そのソフトウェアの説明書と、カメラ本体の説明書が収められたものがそれぞれ1枚ずつ。
紙の分厚い説明書は入っていません。これがサンプル版だから、ということではなく、EOSシリーズではすでに当たり前なんですかね。もしそうだとして、紙の説明書を廃止したこと自体は良いと思うのですが、その代わりCDで供給というのは、そろそろ考え直さないといけないのかも。今やパソコンにも光学ドライブは搭載されない時代になりつつあるわけで。
電池と充電器。電池は従来からEOSシリーズで使用されているLP-E6Nで、容量は1,865mAhです。公称の撮影可能枚数は670枚となっていますが、これはK-3よりやや少なく、K-30よりはかなり多いです。実際のスタミナはどうでしょうか。いずれにしてもミラーレス機よりは遙かに電池は長持ちするはずです。
充電器はプラグ一体型で、持ち運びは便利ですが、コンセント周囲にスペースが必要です。充電完了したらLEDが消灯するものと勝手に思い込んでいて、一晩経っても順電されない!と、最初はちょっと焦りました。
ちなみに、一通りメニューを眺めて機能を確認していく中で、偶然見つけてしまったのですが、ファームウェアのバージョンはすでに1.0.2となっていました。これが来週の量産出荷品で使用されるものかどうかは分かりませんが、特に制限事項なく私みたいな素人に貸してくれるからには、いずれにしても画質等々に関してはほぼ完成しているのでしょう。
早速撮ってみた
下山中に立ち寄った中腹のカフェで糖分補給。室内で高感度のテストかと思えば、十分に光が合ったのでISO125で撮れてしまいました。
K-3とちょっとだけ比較
次にK-3で撮ったもの。
どちらもJPEG撮って出しです。撮影場所は同じですが、手持ちで適当に撮ったので、画角やフレーミングは合っていません。空と山の画面に占める比率が違ったりするのでアレなのですが、どちらもISO100でF8.0でAWB。その他ピクチャースタイル(ペンタックスで言うところの「カスタムイメージ」)などの細かい設定はどちらもデフォルトの状態です。ペンタックスはわりとビビッド寄りの「鮮やか」がデフォルトだったりするので、わりとコッテリしていますが、EOS 7D Mark IIのデフォルト設定はかなりナチュラルよりなのかも。山肌も空もかなり違った感じです。
その辺も踏まえつつ、これからしばらく試用してみたいと思います。
K-rから70dなのですが、全くもって同じ感想です。でもLレンズは綺麗ですわ。ウラヤマ
レースで撮影するとたぶん凄さが体感できると
思うのですが…。
スペック上、10コマでK-3よりさらに上ですが
おそらくバッファも含め、連写性能も
上だと思います。
のびーさん、やはり同じように感じられていますか。私の感覚もそうそう間違っていないようで安心しました。
これだけのボディがあるなら、EF-SのLレンズが欲しくなりますね。
Y2さん、やはり動きものを撮る時に威力を発揮しそうですよね。ですので、望遠レンズを調達して、また鈴鹿に行ってこようかと計画しています。