快晴の車山高原とFrench Blue Meeting 28e

投稿者: | 2014年10月21日

 French Blue Meeting(通称FBM)へ行ってきました。毎年この時期に長野県は車山高原で開かれるフランス車のお祭りです。2000年から毎年欠かさず参加して今年で15回目です。前泊することもありましたが、今年は日帰りで行ってきました。

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 10月の季候の良い季節にかかわらず、なぜか雨に祟られることが多い印象があるのですが、今年は朝から完璧な晴天に恵まれました。

 FBMに日帰りする場合、まるでスキーに行くかのごとく未明に東京を出発するのが通例でしたが、今年は何となくそんな気分にもならず、日が昇ってからゆっくり出発。相模湖手前でやや流れが悪くなった程度で順調に諏訪に到着しました。

紅葉のヴィーナスライン

 諏訪ICからヴィーナスラインを諏訪湖方面へ。
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 山を登り始めると次第に木々が色づき始め、白樺湖の少し手前は見事な紅葉でした(運転中で写真は撮れませんでした)。この写真は車山に到着する少し手前の展望台から。少し空気はもやっていましたが、右側の尾根は綺麗に紅葉しています。あの辺を走ってきたはず。

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 しかしある高さを超えると突然木がなくなり、こういう風景が待ち構えています。

FBM会場へ

 そんな感じであちこち寄り道してしまいましたが、ようやく車山高原のFBM会場に到着です。
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 会場に到着したら11時を過ぎていました。でもまだ受付も続けられており、正規に入ることが出来ました。参加費は1,000円です。その昔、一時期は9時頃には満車になっていたのに。というか、むしろこの時間だと早朝組は帰途につき始めている時間です。そんなおかげもあって、かなりグランドに近いところに入れました。

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 少し山を下ってメイングランドへ。この日は本当に天気が良いです。ここ2年のFBMは雨が降っていましたし、3年前は当日晴れたものの、前日は雨でした。水たまりのないグランドは久しぶりです。そしてこの時間になると、メイングランドはフランス車で一杯です。

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 ぶらぶらとフランス車見物をしたり、フリーマーケットを眺めながらいつもお世話になっている原工房さんのテントへ。例年通り、特に何かを売ってるわけではありません。毎年作成しているトートバッグを無料で配りながら、メドゥサン・デュ・モンド ジャポン(世界の医療団)への募金を集めているだけです。このトートバッグはすっかりFBM名物になり、配布開始時間には行列が出来るほどでした。

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 テント街はいつも通り大変な人出です。晴れているから傘の必要もないし、足下もぬかるんでいないので、ここをすり抜けていくのもそれほど苦痛ではありません。

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 以前はフランス車のパーツ、ミニカー、雑貨を売ってるお店が多かったと思うのですが、今年はどうも食べ物を売ってるテントが多いような気がしました。中にはこんなキラキラしたケーキを売ってるお店も。

フランス車見物記

 会場を少し巡ってフランス車見物に行ってみましょう。
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 FBMの主役はシトロエン。それもDSとか2CVとかAMIとか、旧車達です。こういった、普段街中では見ないフランス車がゴロゴロいるのがFBMです。ハイランドホテルの背後に車山が綺麗に見えるこの風景は本当に久しぶりです。

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 ルノースピダーはいろいろ全開になってました。今年のこの天気を一番喜んでるのは、このスピダーのオーナーさん達かも。

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 後向いてますが、2CVのバン仕様。荷室は結構大きそうです。

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 シトロエンのメアリ。可愛い名前の割にオフロード仕様車です。黄色が鮮やかです。

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 巨大なエッフェル塔の模型。その昔、実際にこうやってシトロエンの広告塔になっていたことがあるんですよね。ヴィバンダム君はついてなかったと思いますが。

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 ルノー8ゴルディーニがずらっと並んでいました。まさにフレンチ・ブルーです。

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 シトロエンSM。というか、何度見てもこの時代のシトロエンは凄いです。

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 古いシトロエンばかりではありません。こちらは最新のベルランゴ。ディーゼルの左ハンドル、AT仕様でした。正規輸入されていませんが、サイズ感も内装、外装のデザインも凄く良い感じでした。まぁ、正規にはピカソがありますからね。

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 でもやっぱり2CV。カラーもバラエティに富んでいて、本当に可愛いです。ところで、この2CVのブルーが本当のフレンチ・ブルーなんですかね。当初C3のイメージカラーだったブルー・ボッティチェリの元となった色ではないかと推測します。

車山登頂

 で、FBM会場を後にして、向かったのは車山の山頂。一度登ってみたかったのですが、今年のこの天気は絶好の登山日和です。

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 というか、車山はスキー場になっているので、ほぼ山頂までリフトで行けます。「登山」どころか「ハイキング」もしていません(^^; リフト券は山頂往復で大人1,600円です。もちろん、リフトに乗らず自分の足で登るコースも整備されています。リフト乗り場から1時間ほどで山頂まで行けるそうです。

 オフシーズンのスキー場ってなんか好きなんですよね。雪がついたところを想像しながら、あそこの斜面はこんな感じかな?と想像するのが楽しいです。ゲレンデになるであろう斜面は、雪が降る前の準備として草を刈っていました。

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 リフトの終点。あのレーダードームがある場所が山頂です。あとほんのちょっとで登頂成功です。

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 ということでやってきました、車山山頂、標高は1,925mです。

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 大抵の山はどこでもそうですが、神様がいます。ちゃんとお参りしてきました。それにしても空が高いです。

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 文字通り360°のパノラマ。浅間山や、北アルプス、南アルプス、富士山などなど、本州ど真ん中の山々のほとんどが見渡せます。

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 車山山頂は石がゴロゴロしていて、その下の山肌は木が殆どなく草むらになっています。その下の山々を見ると、ある高さから上で紅葉しているのが分かります。正面遠くに見えるのは八ヶ岳かな?

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 ということで、山頂の景色を満喫して、再びリフトに乗って下ってきました。スキーでは下りのリフトに乗ることはないので、新鮮な体験です。ちなみにリフトは夏仕様で低い位置に架けられていました。夏も運行しているスキー場のリフトは、どこもこうやって高さが変えられるようになってるんですかね。

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 素晴らしい天気に恵まれた週末とあって、中央道の上り渋滞は大変なことになったようです。その心配もあったので私たちは車山から北上し、佐久に抜けて上信越道から関越道経由で帰ってきました。藤岡JCT付近でさすがにそれなりの渋滞がありましたが、遅くても時速25km/h位で流れていて、まぁ想定の範囲内でした。

 FBMはフランス車に乗ってる限り通い続けたいと思います。また来年!

快晴の車山高原とFrench Blue Meeting 28e」への2件のフィードバック

  1. のびー

    フラ在住者としてはなかなか微妙な光景ですが(笑)
    でも昔のシトロエンとか味があって良いですよね、大好きです。最近はこっちでも有鉛ガソリンの規制等もあり昔の車は見かけなくなりましたねー。てかAT仕様のベルランゴなんて有るのか、あり得んなぁ。。。
    2CV好きなのですか??スパ・フランコルシャンで毎年この時期に2CVの24時間耐久レースが行われるので機会が有れば行かれては?パドックも無料で入れるそうですし、最高時速120kmくらいなのでペンタックスのカメラでも楽勝撮影出来そうです(笑)

  2. hisway306

    のびーさん、コメントありがとうございます。
    そちらの感覚では微妙ですよね。でも日本では依然としてフランス車はマイナーですので趣味の対象になってます(^^;
    新ベルランゴは、恐らくフランスかどこかからの並行輸入車らしいので、MTだと思ったのですが、説明の方はATだと明言してました。確かに2ペダルなのは確認したのですが、シフトレバーはどこにあるのかすら分かりませんでした。
    格別2CVが好きというわけではないのですが、やっぱりフランス車と言えば代表格ですので、敬愛しています。
    それにしても2CVの耐久レースなんてあるんですね。たぶんPENTAXのAFでもピントは心配なさそう。流し撮りの腕ですね、あとは。

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