酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

神経根ブロック

 腰椎椎間板ヘルニアのその後の状況です。まず、前回書いた内容の訂正ですが、約2週間前に右足の痛みを取るために打った注射は「仙骨神経根ブロック注射」ではなく「仙骨硬膜外ブロック注射」でした。背骨に通っている神経は硬膜という物に覆われているそうですが、仙骨の下に空いている穴から注射を打って、硬膜の外側全体的に痛み止めの薬を流し込むのが「硬膜外ブロック」。たいていの場合はこれで劇的に改善が期待できます。
 しかし私の場合、硬膜外ブロック注射はそれなりに効いたのですが、10日経ってもまだ依然として半分くらいの痛みは残っており、日によって、あるいは姿勢によっては以前と同じような激痛に襲われます。と言うことを注射から1週間後に主治医の先生に報告したら、「硬膜外を何度も打ってもいいけれど、神経根ブロックで一気に治しましょう」と言われました。

 「神経根ブロック」は、飛び出た椎間板に押されて炎症を起こしている神経、つまり硬膜の内側の患部に直接薬剤を打ち込む注射です。正確な位置に打つ必要があるので、目測で打つことはできません。造影剤を入れてレントゲンを撮りながらの注射になります。ということで、地元の小さな整形外科病院ではそんな設備はないので、大きな大学病院に行くようにと言われました。
 と言っても、実は大学病院に行っても治療してくれるお医者さんは変わりません。診てもらっている主治医の先生は基本的に地元密着医院の町医者なのですが、毎週一日だけその大学病院で外来診療をしているそうで、その日に合わせて予約を入れてくれました。最初から診てくれた先生がそのままやってくれるので安心です。

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 で、またまたレントゲン写真です。これ、注射を打つ作業中に撮影された一枚。施術後に説明を受けてるときに、モニターに映った映像をデジカメで撮らせてもらいました。患部付近をアップにしたもので、背中側から撮影しており、背骨の少し右側が中心に写っています。
 そしてやはり私は6個目の腰椎があるそうです。椎間板ヘルニアは腰椎の4番目(L4)と5番目(L5)の間の椎間板で発生しやすいそうですが、私の場合そこは問題なくて、5番目(L5)と6番目(便宜上L6と表記)の間で発生しているとのこと。まずは、その部分にめがけて造影剤を流し込み、患部がどこにあるのかを確認したレントゲン写真が上の画像です。
 このレントゲンはデジカメのように、ほぼリアルタイムに撮影でき、主治医の先生と技師さんらしき人々に囲まれて、レントゲンを何枚も撮りながら作業は進みます。

 上の写真で赤く囲んだ部分にある白い影が流し込んだ造影剤。下の方から注射で硬膜内に入れているもので、何も問題がなければそのまま神経に沿って、腰椎の中を真上に流れていくそうです。が、この写真で見ると、青い矢印の先あたりで何かにぶつかり、造影剤が右の方に流れてしまっています。なのでこの矢印の先っぽ、造影剤が方向を変えてるあたりに椎間板が飛び出していることが分かるそうです。

 ということで、その部分にピンポイントで注射を打ちました。造影剤を入れてるときもけっこう痛いのですが、最後に痛み止めの注射を打ったときは今までにないくらい右足全体に激痛としびれが走りました。それは患部に的確に注射が打てた証拠だとか。嬉しくて涙が出てくるほどです(A^^;;
 硬膜外ブロックだと痛み止めの薬は10mlくらい打って、全体に広がる物だそうですが、神経根ブロックでは2mlほどしか薬を使わない代わりに、硬膜内の患部(神経)に直接打ち込むので、効きがずっと良いはずだそうです。

 注射を打った直後は足の神経が麻痺してちゃんと立てなかったりする場合があるそうですが、私の場合は大丈夫そうでした。しかし注射後しばらくは、腰と右足は何とも言えない感覚が残っていましたが、数時間経って大体落ち着いてきたようです。今のところちょっと違和感はありますが、しつこく残っていた痛みはほとんどありません。

 あとはこれで右足の痛みが数日でぶり返したりしなければOKだそうです。思いがけずここまで治療が長引いてしまいましたが、基本的にそれほど重症ではないはずなので、このあたりで治まってくれるはず。とりあえずはまた再び経過観察です。どうかこのまま治りますように...