酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

平成の〆となる4月の肉の日は「仔豚の丸焼き」を食べて満腹になる

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 毎月29日は肉の日です。ゴールデンウィーク序盤の4月29日は平成最後の肉の日でした。改元と肉の日との間に特に関係はないですが、時代の区切り、新時代の幕開けという世間の空気に便乗し、平成30年間の肉の日総決算として、少しいつもよりも豪勢な肉料理を頂いてきました。

 会場はいつもと同じ小岩にあるトラットリア、ビリエットです。ただしビリエットは毎週月曜日が定休日で4月29日もお休みということなので、肉の日スペシャルメニュー・イベントは一日早めて4月28日に行われました。はい、平成30年間に比べたら1日くらいのズレはどうって事ありません。

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 さて、そのいつもより豪勢な今月の肉料理とは、タイトルにも書いたとおり「仔豚の丸焼き」です。食べるのも見るのも初めてですが、どんなお肉なのでしょうか? 怖いもの見たさ半分、ワクワクとした期待感半分で小岩に向かいました。

【注意】以下、本記事には明確にそれと分かる状態の「子豚の姿焼き」の写真が何枚か出てきます。残酷かつグロテスク、不快に感じられる可能性がありますので、この先をご覧頂く場合はご注意ください。

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 今月もまたやってきました、小岩の名店ビリエットです。肉料理を中心とした本格派イタリアンのお店で、特にシェフが手作りしている生ハムは絶品です。最近肉の日スペシャル料理がエスカレートしてきて、肉好きの常連としては嬉しい限りです。

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 4月の肉の日用スペシャルメニューです。特製「仔豚の丸焼き」で、良く見ると結構酷いことしてる絵がかわいい感じで添えられています。単に仔豚さんを丸焼きするのではなく、いろいろと詰め物がされているとか。

 一人前200gが基本コースですが、私は最近だいたい300gくらいはペロッと食べてしまう(横方向への)育ち盛りなので、オプションで100g追加してみました。

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 連休に入ったばかりとあって、今回はいつものテーブルを5人で囲むことになりました。なのでとりあえずのビールではなくて、いきなりスパークリングワインをボトルで開けてしまいましょう。乾杯の発声は「平成に乾杯!」です。まー、とりあえずそういうことになりますよね。

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 いつも通り最初は前菜盛り合わせです。自家製の生ハムに加え、季節もののアスパラと、魚はカツオのカルパッチョにワカサギのフライでした。あとはラタトゥイユもついてます。

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 シェフは日々いろいろな研究と創作をしているそうで、今回は新作のイノシシのサラミが出てきました。ポロポロと形は崩れていますが、ジビエを感じさせる臭味は全くなく、むしろ上品な味わいでとても美味しかったです。

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 プリモ一品目は春の食材、ホタルイカを使ったこれ。なんかすごいビジュアルですが「兵庫産ホタルイカと自家製カラスミのイカ墨手打ちパスタ」です。麺は極細の「タリオーニ」です。赤いのはプチトマト。

 ホタルイカにカラスミにイカ墨ときてこの見た目から、かなり塩っぱいのではないかと想像したのですが、食べてみるとそんなことはなくとてもまろやか。味は濃そうなのにパスタの味わいがとても強く口に残ります。何とも不思議で美味しいパスタでした。

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 そしてもう一品はビリエットの春夏シーズンの定番。今年初お目見えの「岩手産イワナのコンフィと春野菜のリゾット」です。イワナに目が奪われがちですが、実際食べてみるとタケノコとかふんだんに使われたリゾットの方が印象に残ります。いや、イワナももちろん美味しいです。

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 スパークリングワインは早々に開けてしまって、ここまでは白ワインを頂いていました。シェフお勧めの「マンツォーニ ビアンコ」です。

【注意!】ここから「子豚の姿焼き」の写真が出てきます。ご注意ください。

 さて、プリモを終えたらそろそろメインディッシュの時間です。この日はテーブル席もカウンターも満席で、ほぼ2回転分の予約が入ってるということでしたが、今夜一晩で仔豚一頭をまるまる食べ尽くすことになるのだとか。

 その焼き上がりをわざわざシェフが厨房からフロアに持ってきて見せてくれました。

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 わー! そうか、そういうことか! 店内からどよめきが起こります。

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 あー、なるほど。そうだよね、肉を食べると言うことはそういうことだよね。

 ワーワー言いながら無邪気に写真とか撮って本当にスミマセン。ありがたく心を込めて、美味しく頂くことにします。

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 シェフはもう手慣れたもので、「解体ショー始めます」とか言いながら、私たちの目の前で仔豚さんに入刀しました。おぉぉ!

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 中身はこうなっていました。基本的には仔豚さんのお肉ですが、内臓等を取り除いていろいろな詰め物がされた上で、焼き上げてあります。

 さすがに家庭では絶対に出来ないし、他でも食べたことも見たこともありませんでした。平成最後の肉の日にふさわしい、豪華でスペシャルな肉料理です。

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 ということで、後に切り分けられて私のもとにやってきたお肉がこれ。約300gとのことでしたが、少しおまけがされていたようです。

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 横にはつけあわせのマッシュポテト。茶色い謎のソースはメニューにあったとおりトリュフソースです。旨味の塊!

 写真はありませんが、赤ワイン「トロンコーネ」とともに大変美味しく頂きました。ハーブが利いて色々なものが混ざった仔豚さんのお肉は、脂身も少なくパリパリの皮のジューシーさと相まって、とても美味しかったです。

 が、ちょっと欲張りすぎたようで、本当にもう一口もお腹には入らない!と言うくらい、久々に限界ギリギリまで満腹になりました。

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 でもやっぱりドルチェは別腹でした。イチゴが添えられた小さなお皿は、平成初期に日本にやってきてブームを巻き起こしたティラミスです。トラットリアで出てくるからには本格派です。

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 そして連休はまだまだ続くと言うことで、翌日の心配をすることなく食後酒としてグラッパまで頂いてしまいました。

 これで心置きなく平成を〆ることができました。令和になっても美味しいお肉が食べられる世の中が続くことを願っています!