FBMのあとは車山の山頂に登って絶景を眺め、霧ヶ峰周辺へ秋晴れのビーナスラインをドライブする

投稿者: | 2018年10月29日

 FBMをたっぷり楽しんだところで、そうは言っても時刻はまだお昼前です。中央道の渋滞を避けるために早く帰るのも手なのですが、せっかくの素晴らしいお天気ですから少し秋の山の風景を楽しんでいくことにしました。前回も書いた通り紅葉的にはほんの少し早すぎたようですが、白樺湖から霧ヶ峰を経て美ヶ原高原に抜ける道路は「信州ビーナスライン」と名付けられた気持ちの良いドライブコースです。この日もフランス車だけでなく、二輪車も含めてツーリングに来ているらしい車がたくさん走っていました。

 この一帯はそれほど標高は高くない(1500m弱)のに、山肌に木が生えていなかったりして、独特の風景が広がっています。そしてビーナスラインでは道路脇に展望スポットがあちこちに点在しており、車を停めて絶景を眺めるだけでなく、愛車撮影スポットにもなっているようです。もちろん私と同様にFBMに訪れたフランス車仲間も沢山いますし、それ以外の人もわりと愛車写真家な人達が多くいて、心置きなく(恥ずかしげもなく)自車にカメラを向けられます。

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 ということで、特に目当ての場所が合ったわけではないのですが、車山周辺でいろいろ景色やちょっとした紅葉や、愛車であるプジョー308を撮ってきたので、FBM番外編としてまとめておきます。

車山の山頂へ

 FBMの会場からは車山の姿がどこにいてもよく見えるのですが、青空に映える茶色いその山容を見ているいちに登ってみたくなりました。車山の標高は約1900m、会場付近は約1200m。もちろんこの一帯は登山道も整備されていて多くの人々が訪れていますが… もちろん私の場合歩いて登るわけではありません。

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 はい、これです。車山スキー場に架けられたリフトに乗っていきす。クワッドリフトを2つ乗り継いで20分もあれば山頂の真下まで一気に上ることが出来ます。ちなみに料金は大人往復1,600円です。山頂まで行かなくても、リフト1つだけ乗って中腹展望台にあるカフェレストランまで、という安いチケットもあります。

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 ということでやってきました車山山頂。リフトを降りてからほんの100mほどの階段を登ったところが山頂エリアです。標高1,925m! でも実はここへやってきたのはこれで3回目。一度目は大昔にスキーの訪れた時に、スキーブーツでここまで登ってきた覚えがあります。2回目はほんの数年前。やはりFBMに訪れたついでに、この日同様良く晴れていたので登ってきました。

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 山頂と言えば石が積まれているわけで。この天辺部分はすごいですね。ちなみにこの日はここまで登ってきても風はそよぐ程度でとても穏やかでした。

 それにしても周囲は素晴らしい眺め! 車山はそんなに高い山ではないのに、まわりがぐるっと360度視界が開けていて、絶景が眺められるのが特徴です。

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 iPhoneで撮ったパノラマ写真です。スマホで見ると何がなんだか分からないかもしれません。PCのブラウザなら雰囲気はおわかり頂けるかと。これは南側の眺めです。

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 そしてこれが北側の眺め。車山山頂の気象レーダーを挟んでぐるっと一周360°をカバーしています。

 さて、やっぱりなんだか分からないかと思いますので、以下普通にPENTAX K-1改で撮った写真を何枚か貼っておこうと思います。

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 まずは南東方向。下に見える湖は白樺湖、正面の山は蓼科山で、そこから右の方に北八ヶ岳が連なっています。

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 少し視界を南の方に向けると眼下にビーナスラインとうっすら始まりかけの紅葉の山々が見通せます。そしてその向こうの平地は茅野の市街地。ちなみに諏訪湖はもっと右の方にあります。さらにその向こうには八ヶ岳と南アルプスの一部がよく見えます。が、ちょっと逆光気味ですかね。

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 その南アルプスと八ヶ岳の間には実は富士山が見えています。ちょっと写真ではかすみ気味でハイライトに埋もれてしまいました。と言うのも、まだ10月だというのに真冬のように雪を被っていました。いつの間にあんなに降ったのやら? 24-70mmズームしか持っていなかったので、これ以上アップには出来ません。というか、この光線状態では望遠で撮っても意味なかったかも。

 近くに見知らぬおじさんは「あそこまで富士山が雪を被ってるなら、もう台風は来ないよ!」と、もっともらしい長期天気予報をしていました。実際、このころ発生した台風26号は北上してこないようです。

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 ガラッと景色は変わって、こちらは車山から北の方角。山の尾根がずっと続いています。正面右側の谷にはエコーバレースキー場があって、その向こうはブランシュたかやまスキー場の山頂部ですね。山岳クラスタ的には「北の耳」と呼ばれているそうです。

 ブランシュたかやまスキー場も北の耳山頂すぐそばまでリフトで登ることができるので、真冬にあちら側から車山を眺めたことは何度もあります。以下参考エントリーです。

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 で、これが八島湿原の方向。正面のハート型した茶色い平地部分が八島湿原です。ずっと遠くに見える山々は多分北アルプスと思います。まだそんなに雪は被ってないですね。

 この周辺の緩やかな尾根沿いの平地には遊歩道が続いており、多くの登山orハイキング客が歩いていました。北の耳から車山、霧ヶ峰を経由して八島湿原あたりのハイキングに関しては以下のブログ記事が参考になります。リフトに乗るだけでは見られない景色もたくさん紹介されています。

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 さて、ここまでの写真にも写っていましたが、車山山頂の目印となっているのは丸いレーダードームです。これは気象観測用のレーダーで、富士山レーダーの代替えとして1999年に設置されたものです。車山は富士山の代わりになるほど周囲の見通しが良くて、気象観測には絶好の場所ということなのでしょう。

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 山はどこでも少なからず信仰の対象となっていますが、車山にも神様が祀られています。歴史的には諏訪大社の流れを汲んでいるそうですが、昭和から現代に至る間にはいろいろな神様と合祀され、山の鎮守だけでなく「スキー上達の神様」としても信仰されているそうです。

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 小さな小さな祠があるだけの、いかにも山の神様らしい社でした。スキーの上達と安全を願っていつもより賽銭も多めでお参りしておきました。

ビーナスラインで霧ヶ峰へ抜ける

 下りのリフトに乗って車山を下ってきたら、FBM会場を後にして霧ヶ峰方面へ向けてドライブします。走りながら適当に展望駐車場に立ち寄りながら、景色を楽しんできました。伊那丸富士見台や霧ヶ峰富士見台、車山肩が有名ですが、それ以外にも駐車スペース付きの名もなき展望スポットがたくさんあります。

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 さきほど車山山頂からの眺めでも少し見えていましたが、標高1000m付近の樹木帯でも、まだ色づきはうっすらしてるだけで、紅葉は全体的におとなしめでした。

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 というか、そもそもこの辺り、ビーナスライン付近を境にして標高がそれよりも高くなると、突然森林がなくなり、こうしたススキなどが生えてるだけの草原になってしまいます。ここも夏は緑に覆われているそうですが、秋はこの通り枯れて一面茶色に。これも紅葉と言えば紅葉ですかねぇ?

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 FBMが行われていた車山高原と、霧ヶ峰の中間当たりに車山肩駐車場があります。登山やハイキングの出発地点となっているらしく、観光施設はほとんど何もないのにたくさんの車が停まっていました。

 そしてその一帯からの眺めはこんな感じ。先ほどいた車山山頂のレーダードームがチラッと見えています。そしてやはり樹木はありません。おかげで晴れていればとても見通しが良いです。気候的に森林限界なのか、地質的に木が育たないのか? 結構不思議な景色です。

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 そうは言っても、ところどころでこうして綺麗な紅葉した木も部分的に見られます。

マイカー撮影大会

 さて、ドライブに出かけると綺麗な景色だけでなく、クルマの写真も撮りたくなります。ビーナスラインは愛車撮影には絶好のポイントがたくさんあり、まるでブツ撮りをするように慎重にクルマやバイクの位置決めをして、カメラで写真を撮ってる人達がちらほらいました。なので私も心置きなく自分のプジョー308SWの写真を撮ってきました。

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 「紅葉と308」みたいなやつとか。実はこれを撮ったのはビーナスラインではなく中央自動車道です。原PAの下り線は結構空いてるし、駐車場脇でちょっとした紅葉が見られる穴場です。

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 ビーナスラインの途中にあった展望スポットに立ち寄ってみました。FBM期間中はやはり会場を離れてもフランス車率が高いです。隣に並んだカングー2台はまったく見知らぬ人たち。

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 この辺は樹木対と草原の境目当たりなので、山側の風景はこんな感じです。夏のほうが綺麗なのかな〜?

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 さらに進んで霧ヶ峰スキー場近くまでやってきました。八島湿原方面への分岐のちょっと手前です。当たりは一面ススキの原っぱが広がっています。道路脇にには展望スポットなのか、チェーン着脱用なのか、わりと広い路側帯があるので、ちょっと駐車してみました。

 クルマが逆光になってしまいますが、まぁ現像で何とかなるだろうという一枚。本当は手前のアスファルトを写したくないので低い位置から撮りたいのですが、そうすると霧ヶ峰の風景が入らなくなってしまうので難しいです。

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 ちょっと場所を変えてみましたが… とにかく秋の青空がとても澄んでいて綺麗でした。


 途中立ち寄った撮影スポットは↑この辺です。なんか全体的に思ったようにはいかなかったのですが、とりあえず良しとしましょう。十分満足しました(A^^;

 まだ時間は午後1時でしたが、この季節の休日は夕方から深夜まで中央道上りが激しく混むのが通例なので、それを避けるために早々に帰途につきました。それでも小仏トンネルへの上りはすでに10kmちかい渋滞が発生していました。あそこ、せっかく3車線化したのに、なぜ右にシフトする構造にしたんでしょう? あれはわざと渋滞を作るためとしか思えません…。

308SW近況

 せっかくなのでPEUGEOT 308SWの近況を少し書いておこうと思います。と言っても、12ヶ月点検以降なにも特筆すべきことはありません。トラブルもなければ何か手を加えたことも無し、という状態です。

 なおプジョー308は例年通り夏にマイナーチェンジしました。昨年はフェイスリフト下のですが今年の目玉は8速ATの導入です。2.0LのBlueHDi搭載車はそれまでの6ATから8ATに進化しています。その代わり、最新の排気ガス規制に対応するためか、パワーが少し落ちて燃費が悪化してるのが残念なところ。

 8ATよりも私が羨ましいと思っているのはとうとう国内向けモデルもAppleのCarPlay対応が解禁されたこと。今年モデルから使えるようになっているそうです。

 さらに! 新車じゃなくても昨年モデルであればCarPlay対応にアップグレードするサービスまで用意されてるとか! しかし条件は「日本語対応のi-Cockpit対応車であること」なので、私の308には適用できません…。超悔しいです。iCockpitのユニットごと交換すれば対応できるんだったらやって欲しいくらい。もちろん費用が問題になりますけど。

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 さて、そんな嫉みはさておき、我が308SWについてネタはないなりに最後にメモ書きを残しておこうと思います。

 今月でようやく走行距離が15,000kmを超えました。月1,000kmペースには届いていませんが、年10,000kmは保てそうです。そして燃費ですが、納車直後よりもじわじわと伸びてきて最近は最高で20km/Lを遙かに超えることも珍しくなくなってきました。

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 My PEUGEOTアプリで記録している走行ログから燃費を抜き出してみるとこんな感じ。左は10月分、右は記録を始めた5月からの総合です。酷暑期間中のデータとしてはなかなか良い数字を記録していると思います。この調子で2度目の冬も快適に過ごしたいと思います。

関連エントリー

使用したカメラ

 前回エントリーのFBMレポートも含め、今回はPENTAX K-1改にレンズはDFA14−70mmF2.8のみで撮ってきました。紅葉の風景もじっくり撮るつもりなら、もう少しレンズを持って行ったのですが、今回はFBM見物とドライブが主体で、写真はあくまでもおまけのつもりでしたので。わりと重量級の組み合わせですがもう慣れました。これは私にとってお散歩キットといっても良いくらい馴染んでいます。

PENTAX 一眼レフ K-1 Mark II ボディ  15996

PENTAX 一眼レフ K-1 Mark II ボディ 15996

Pentax D FA 24???70?mm f2.8ed SDM WRレンズ(ブラック)

Pentax D FA 24???70?mm f2.8ed SDM WRレンズ(ブラック)