酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

9月の肉の日も恒例の小岩ビリエットへ! 今季初のエゾジカのステーキ&ハンバーグ

 台風が接近する不穏な天候の中、9月29日土曜日はめでたく今年9回目の肉の日を迎えました。肉の日と言えば小岩にある美味しいトラットリア「ビリエット」で祝うのが習慣となってしまいました。今年はここまで肉の日皆勤賞を続けています。

 イタリア料理のシェフが毎月趣向を凝らして焼いてくれる美味しいお肉ですが、今月は北海道のエゾジカです。最近ジビエが流行ってるから... ではなくて、時々こうした変わり種のお肉は出てくるのですが、今月はさらに秋の味覚「フレッシュポルチーニ」のソースとともに提供されるというところがポイントです。

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 そしてエゾジカはモモやロースのステーキだけではなく、なんとハンバーグも用意してあると言うではありませんか。鹿肉のハンバーグなんて食べたことない!

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 JR小岩駅南口から昭和通り商店街を少し入って脇道に逸れたあたりにビリエットはあります。入り口にはこんな看板が掛かっていました。実際は「貸し切り」と言うよりは「満席」というのが正しいところです。私たち一行以外に数組のお客さんでカウンターまでほぼ満席になっていました。

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 いきなり目の前に置かれていたのは山盛りのフレッシュポルチーニ! これがこの肉の日に向けてイタリアからギリギリ入荷したそうです。約1年ぶりにお目にかかったわけですが、美しいですね。イタリアンならでは秋の味覚としてしばらく楽しめるでしょうか。

 これはもちろん見せてくれただけで生食するわけではありません。

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 ひとしきりポルチーニ茸の姿を愛でたら、とりあえず乾杯しましょう。まず最初はやっぱりビール! チコちゃんに教えてもらったのですが、ビールは食事の消化を加速させる効果があるそうですからね。

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 ビールはレギュラーメニューのハイネケンです。久しぶりに飲みました。もちろん美味しいです!

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 さて、肉の日スペシャルメニューはこうなっています。エゾジカのモモ肉100gが基本形。ポルチーニ茸のソースとマッシュポテトもデフォルトで付いてきます。さらにオプションとしてモモ肉の増量あるいはロースも頂けるそうです。さらにさらに魅力的なのがハンバーグ!

 ということで悩んだ末に基本セットのモモ100gにハンバーグ100gを追加することにしました。ロースも食べてみたいところですが、計300gは多分ちょっと多すぎると怯んでしまいました。結果的には何とか行けそうな感じではありましたが。

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 さて、全て発注を終えたらさっそくいつもの前菜が出てきました。相変わらず美しいプレートです。今回は前菜の中でも主役となる自家製生ハム各種に加えて、多分今回はじめてお目にかかる「茄子のパルミジャーノ」や、最近の定番「イワシとレーズンのマリネ」そして久々の再会は「牡蠣のムース」さらにはいつもの「ラタトゥーユ」です。

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 特にこの茄子のパルミジャーノは衝撃的な美味しさでした。茄子をどうするとこんな味わいに出来るのか? いや茄子は茄子で美味しいですが、それにしても!という感じでした。

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 自家製カンパーニュも頂きましょう。最近シェフは新しいパン作りに目覚めて色々試しているのだとか。今回のパンは芯までパリパリッとした触感が良い感じです。うん、ヨーロッパ本場のパンって感じですかね。

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 そしてビールがなくなったところでそろそろ白ワインへ。「エロス」という名前が付いたシャルドネ・ルビコーネです。かなりしっかりした色が付いていますが、見た目ほど重くもなく、甘くもなく、とても爽やかでしかししっかりした味わいのある白ワインでした。

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 そんな白ワインに合わせるかのようにして出てきたのが、こんなプリモの2品です。左は「ゴッドファーザー風ミートボールのトマトソース スパゲティ」で、右は「北海道産アンコウの手打ちラビオリ」です。どちらもビリエットで頂くのは初となります。うん、今回は初物ずくめです!

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 スパゲティの方はごろっとした、しかも結構しっかり硬めのミートボールがたくさん入っていました。これにフレッシュさが感じられるトマトソースとチーズの組み合わせは最高です。

 ちなみに「ミートボールのトマトソースパスタ」を「ゴッドファーザー風」というのは、もちろんあの映画にちなんでいます。PART IIでアル・パチーノ演じるマイケルがクレメンザからこのミートボールのパスタの作り方を教わるシーンがあるそうです。私はほぼ映画を見ないので全然知りませんでした (^^;

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 そしてラビオリ! 見れば見るほど手が込んでいます。そして中にはアンコウが入ってると言うことでしたが... 魚介ぽさを感じないくらいサクッとした食感と風味でした。パスタの味わいをじっくり噛みしめることが出来ます。そして付け合わせのプチトマトとセージのさっぱり感が地味に利いてます。

 いやいや、何というか今までのビリエットではあまり体験したことがない感じのパスタでした。いや、誤解だとは思うのですが何というか家庭料理的というか、イタリアの田舎料理的というか。

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 プリモが終わればそろそろメインが来るので準備をしておきましょう。と言うことで赤ワイン。シチリア産のアルタ・モーラ エトナ・ロッソです。

 ベリーやスパイスの香りがして、酸味、ミネラル、家事罪などのバランスが絶妙だとか。鹿肉に良く合うそうとのことでシェフのお勧めです。色も赤紫系でほんのり透き通っていて綺麗ですね。

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 で! やってきました!エゾジカのステーキ、モモ肉のポルチーニソースがけ! さらにそれプラス、エゾジカのハンバーグ! (ビックリマーク多めです ^^;)

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 なぜこんな綺麗な色に焼けるのかと言うくらい均一な濃いピンク色で、しかし外面は薄く皮のように綺麗な焼き目が付いています。きめが細かくサシも入っていない綺麗な赤身。ジビエと聞くと臭味のある肉かと思えば、まったくそんなことなくて、とても柔らかくて超美味しいステーキです。

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 そして脇にいる丸いミートボール風なのはみんな大好きハンバーグです。もちろんエゾジカの挽肉で作ってあります。100gのハンバーグって意外に小粒ですね。もっとたっぷり食べたい! 200g発注すれば良かったです。

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 ちなみにハンバーグの中はこんな感じ。肉汁がしっかりしていてこのまま口に放り込んでも、ジュワ〜と何とも言えない旨味が広がります。

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 ちなみにこれはモモ肉100g、ハンバーグ150gに加えてロースも100g追加した、食いしん坊な友人のお皿。肉だらけで壮観ですね。私もこのくらいがんばれば食べられたような気がします。

 またいずれエゾジカ祭りは開催されると思うので、全種類完食はその時の宿題として持ち越しておこうと思います。

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 最後はもちろんドルチェを頂きましょう。今回はフィレンツェ風リンゴのケーキにしました。前回食べたスウェーデン料理も〆のデザートはリンゴケーキでしたっけ。

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 9月29日は土曜日で、翌日は台風来襲の予報が出ていたため、家に引きこもり決定でした。なので多少過ごしても良いだろうと言うことで、久しぶりに食後酒のグラッパまで飲んでしまうことにしました。

 シボーナのアルネイスという無色透明なグラッパにしました。アルコール度数は42度位あります。良くもこんな強いお酒を食後に飲むもんだと思いますが、確かに不思議とこれを飲んだせいで悪酔いしたとか二日酔いになった、という経験はありません。まー、グラッパを覚えたのはかなり大人になってからだからだとは思いますけど。


 ということで、9月も素晴らしい肉の日を過ごすことが出来ました。今月もまた楽しみです!