酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

赤坂見附の「レストラン ストックホルム」でスウェーデンの伝統料理スモーガスボードを体験する

 いつもは焼肉かイタリアンか寿司か焼き鳥ばかり食べているのですが、たまにはちょっと目先を変えて今まであまり馴染みのなかったものを食べに行ってみることにしました。食べてみたい料理は色々あるのですが、今回は北欧はスウェーデン料理なるものを体験してみることにしました。東京は探せばだいたい世界中の食べ物が揃っています。当然スウェーデン料理の専門店もすぐに見つかります。

 場所は赤坂見附あるいは永田町。東急プラザ赤坂の1階にある、その名も「レストラン ストックホルム」です。海外にある日本料理店が「東京」だったり「大阪」だったりする感じですかね。名前からしてすぐに北欧料理と想像が付くわかりやすさです。

 さて、北欧というかスウェーデン料理と言えばどんなものか?と言われてすぐにピンと来る人はそう多くないと思いますが、実はいわゆるバイキング形式の「スモーカスボード」というのが定番スタイルだそうです。この「レストラン ストックホルム」はそんな「スモーカスボード」の専門店となっています。バイキング形式と言うことで当然食べ放題です。うん、バイキング大好き!

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 北欧はわりと魚介が豊富と言うことで、ニシンとかサーモンとか、日本でもおなじみの食材が使われていたりするのですが、中でも特徴的なのは「ザリガニ」とのこと。季節もので夏が旬だそうです。ということで、人生初となる「ザリガニを食べる」という経験をしてきました。

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 レストラン ストックホルムにやってきました。ホテルの1階にあるのですが、ロビーの奥にあるわけではなく道路に面しているので、すぐに見つけられます。

 実は... 冒頭では「スウェーデン料理は初めて」みたいな書き出しにしましたが、実はこのお店、10年くらい前に来たことがあるのです。なので実は「スモーガスボード」体験は2回目。しかし前回は真冬だったのでザリガニはありませんでした。なので「ザリガニ初体験」は本当です。それ以外も記憶がだいぶ薄らいでるので、事実上「初」みたいなものです。

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 入り口に立っているメニューの看板。メニューはシンプルで「スモーカスボード」一択。ディナーは定額4,800円ポッキリです。

 時刻はまだ午後5時。秋分の日を過ぎたとは言えこの時間はまだまだ明るいです。一応予約はしてあるのですが開店口開け狙いで乗り込んできました。

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 店内はこんな感じで中央にすでにたくさんの料理が用意されています。そんなに大きくも広くもないですが、非常に魅力的なお皿が並んでいます。

 基本バイキングですから自由なのですが、一応店員さんから料理について基本的な説明を受けました。やはり前菜からメインへと流れがあるので、それに従って少量を少しずつ取っていくのがお勧めとのことです。

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 テーブルの上にも説明書きがあります。一度に山盛り取るのではなく、少量ずつ何度も取りに行くのがマナーだそうです。最初はニシンがお勧め!というのは店員さんも言っていました。いきなりお肉じゃないわけですね。

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 とりあえずの乾杯はビールで。瓶のカールスバーグです。ちなみに飲み放題コースにしました。カールスバーグの他に、アクアビット各種(後で飲みます)とかグラスワインなども飲めます。もちろんソフトドリンクも。

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 さて、では料理を取りに行きましょう。最初は指導されたとおりニシンをいただくことにします。この丸い5つのお皿はすべてニシン料理です。というか、中央にある素のニシンのマリネをベースにソース違いが4種類揃っています。全部いきたいところですが、食べ過ぎ注意!

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 それからもう一つ! スウェーデン料理スモーガスボードの名物と言えばザリガニです。この季節にしか食べられない珍味だそうです。

 ザリガニは誰でも知ってると思いますが... なるほど、食用にもなるわけですね。いえ、ネットを調べると普通に通販で売ってたりもして、スウェーデン料理だけという訳ではないようです。実際、このお店で出ていたザリガニは北海道産とのことでした。

 実際こうして茹でられた姿はちょっと変わったエビみたいなもので、見慣れた感じであり、特に違和感は感じません。

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 ということで、最初に取ってきたお皿はこうなりました。ニシンのマリネ、ザリガニ、ナスとサーモンに真ん中は牛タンです。あくまでも前菜です。うん、美味しそう!

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 テーブルの上にはザリガニの食べ方を書いたマニュアルがあります。この通りにすれば食べられますが、スウェーデンでは、というかザリガニは尻尾の部分しか食べないんですね。一尾から取れる分はかなり少ないです。エビを食べる感覚からすると、パキッと折った頭の部分も食べたくなるのですが... 一尾だけ分解してみましたが一応ミソっぽいものと、肉が少し出てきました。そもちろん美味しいのですが、そんなに手間をかけるものでもないかなということで、以後スウェーデン式に尻尾だけ食べることにしました。

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 パンはテーブルに並んでいるわけではなく、別途店員さんが配りに来てくれます。5種類くらいの中から好きに選べますし、多分お代わりも可能。私は黒いパンとシナモンロールをもらいました。

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 で、お酒もスウェーデン名物のアクアビットを頂きましょう。飲み放題メニューにもいくつかの銘柄が並んでいて好きなやつが選べます。冷凍庫でキンキンに冷やされており、瓶は氷の塊に覆われています。

 アクアビットはジャガイモを主原料とした蒸留酒で、アルコール度数は軒並み40度以上です。なので氷漬けにされていても凍らなくてトロトロの状態。銘柄ごとにハチミツとか色々な味付けがされていて楽しめます。

 酒飲みのスウェーデン人は、このくらいの小さなグラスでグイッと飲み干してしまうそうです。でも、そこまで真似する必要はありません。体調とアルコール耐性に合わせてちびちびと頂きました。

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 強いお酒にいが負けないように、どんどんと食べましょう。2皿目はまだ前菜。ニシンのお代わりにクラッカーの上にキャビアをたっぷり載せてみたり。あとクスクスなんかもありますし、スウェーデンと言えばジャガイモが特産と言うことで、何でもないポテトサラダなんかも頂きました。あと、サーモンも欠かせません。

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 続いてザリガニのお代わりと、いよいよメインのお肉へ。鶏と豚と牛と、いろいろ揃っています。あと、ニシンが美味しすぎてまたもやお代わり!

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 炭水化物系と言うことでパスタとクリームソース、さらに宇ウィンナーとやっぱりニシン!

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 そして一見、パイナップルかと思ってしまったこの黄色いのは、ジャガイモ料理の中でも特に名物の「ヤンソンの誘惑」というもの。芋のグラタンとも言うべき料理で超美味しいです! 本当はがっつり食べたかったのですが、そろそろ腹具合との調整が必要になってきました。

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 さらにアクアビットお代わり! この表面張力すごいですね。いかにトロトロなのかが分かります。もっと色々飲んでみたかった気はするのですが、この日は体調もあまり良くなくて2杯が限界でした。あとはウーロン茶飲んで一生懸命中和していました。

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 そして最後はデザートまで。もちろん全て「スモーガスボード」に含まれています。ケーキやヨーグルトからクラッカー&チーズまで、いろいろ揃っています。

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 で、チーズ食べていたらワインが欲しくなって、飲み放題コースの一番最後に赤のグラスワインを頂いてしまいました。

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 さらにデザートは別腹と言うことで、暖かいスウェーデン風のアップルパイも。いや、パイじゃないですねこれ。アップルケーキです。アイスんぼトッピングはオプションです。もちろんたっぷり付けました。

 ということで、相当満腹になるまで食べました。どれも美味しいし、自分ペースで好きなものを好きなだけ食べられるので、ディナーバイキングというのも結構アリではないかと思います。なかでも「スモーカスボード」は超お勧めです。ザリガニ含めニシンやサーモン、さたには各種ジャガイモ料理などなど、日本人の口にも合うと思います。そして冷え切ったアクアビットをクイッと逝ってみましょう!