酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

開店前から行列必至!足立区鹿浜の「スタミナ苑」に3時間並んで絶品焼肉にありつく

 浅草で粋にさっぱりとした「どぜう鍋」を食べた翌日、やっぱり夏バテ防止には焼肉でスタミナをつけなくては!ということで、こってり脂とタンパク質たっぷりな焼肉を食べに行ってきました。目指すはその名も夏バテ防止にぴったりな「スタミナ苑」です。

 東京の端っこ、足立区は鹿浜の住宅街にありながら、焼肉好きの間では全国的に超有名店です。予約は一切取らないため、当日とにかくお店に押しかけるしかありません。なので人気のある週末には、開店前から行列ができます。

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 実はこの「スタミナ苑」に訪れるのは今回で2回目。前回もかなり並んだ記憶がありますが、今回はどんなものでしょうか? どんより曇り空で風が涼しい日曜日、午後4時半の開店に対し1時間は並ぶ覚悟で、午後3時半には鹿浜のお店の前に到着しました。

スタミナ苑への道

 場所は↓ここです。本当に周りは普通の閑静な住宅街で、どんなにひいき目に見ても繁華街ではありません。


 それどころか交通の便は非常に悪くて、最寄り駅は日暮里舎人ライナーの西新井大師西駅ですが、そこからは歩くには遠いく、バスもなく、タクシーもあまりいないとのこと。お店の推奨ルートはJR京浜東北線の東十条、赤羽、王子からバスまたはタクシーとなっています。私たちは王子駅からタクシーで乗り付けました。概ね片道1600円くらいかかります。

 なお公式WEBサイトもあります。アクセスについても細かく解説されていますので、詳しくはこちらをご参照ください。

一巡目に入れるか?

 さて、冒頭にも書いたとおり時刻は午後3時半過ぎ。店の前にはすでに長い行列ができていました。どうやらスタミナ苑の人気の高さを甘く見すぎていたようです。

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 数えてみたところ人数は30人ちょっと。お店の席数は50席強。と、思っていたら前の方には並ぶ係の先発隊が多いらしく、後からどんどん人がやってきて、みるみるうちに前に並んでいる人数は40人を超えてしまいました。

 私たちの直前に並んでいたおじさんはかなり怒っていましたが、これを割り込みと言うかどうかは微妙なところです。焼肉は相席不可で席を詰めれば良いというものではないですから。まぁ気分は良くないのは確かですけど。

 開店の少し前にお店の人が出てきて各グループごとに人数を確認していきます。そして残念ながら私たちの3組前で開店直後の一巡目は満席となってしまいました。同じく二巡目になってしまった人達によれば、今日は特別に大人数の団体が多く運が悪かったとのことでした。とにかく仕方ありません。

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 なので開店後、短くなった列の前の方で他の人達が焼く煙に空腹を刺激されながら店の前で引き続き待つことになってしまいました。さっさと飲んで食べて1時間くらいで出ていく人がいることを祈りながら...

 ちなみに後から後から続々とお客さんはやってきて、気がついたら私たちの後ろにもずっと列は伸びていました。恐るべしスタミナ苑人気!

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 1時間以上さらに経過して、そろそろ我々も入店の目処が立ってきたという頃に、店員さんが出てきてメニューを配りつつ、先に注文を取っていきます。これで入店したらあとはお肉が出てくるのを待つだけとなります。なお一部メニューを除いて入店後に追加することは可能ですから、何もかもその場で決める必要はありません。

午後6時半いよいよ入店!

 ということで、結局なんだかんだで私たちが席に通されたのは、開店から2時間経過した午後6時半のこと。3時半過ぎから並んでいたので最終的に約3時間並んでいたことになります。さすがに待ちくたびれましたが、その分焼肉への渇望も盛り上がっています。

 ただし結果的に私たちのケースは最も中途半端で待ち時間が長い、最悪のパターンに填まってしまったと言えます。一巡目狙いなら2時間程度は並ぶ覚悟で3時前から並べば入れたはずだし、そうでなければ二巡目以降狙いでもっと遅くにやってきた方が、結果的に待ち時間は短くて済んだと思われます。さらに、お店によれば平日はこんなに並ばないとのことなので、平日夜狙いもアリでしょう。

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 とにもかくにも渇いた喉をビールで潤しましょう。特に暑い日ではなかったのですが、エクストラコールドがあったので久々に飲んでみました。美味い!

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 すぐに出てきたキムチ。焼肉には欠かせません。そしてそのお店の特徴が出る一品です。

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 次に出てきたのは「ハツのタタキ風」なるもの。これはお通し扱いのようです。あまり他のお店ではお目にかかったことがありません。どんな味がするのか恐る恐る食べてみると... 美味い!旨すぎる。見た目よりはずっとジューシーでハツの良いところが凝縮しているかのようでした。そして柔らかいので口の中で溶けていく感じも新鮮です。

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 でもって最初に焼くのはもちろん上タン。これは最初の一回しか発注できない特別メニューでした。この一皿で一人前。こう見えても五切れあります。生の状態では水っぽくて厚みもそれほどないし...とやや訝しんでいたのですが...

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 焼いてみたらこれが素晴らしい味わい。久々にこんなに美味しいタンを食べました。なかなか良いお値段しましたがそれも納得。やはり3時間並ぶだけの人気店である理由が、このタンだけで納得いってしまいます。

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 こちらは特上ハラミ。塩がお勧めと言うことなので塩でいただきます。ハラミというとタレのイメージがありますが、塩で美味しいお肉は本物だと思います。

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 さらにこの葉っぱみたいな変わったお肉は上ヒレ肉。こんなにサシが入っているしワサビがとても良く合います。写真に写ってませんが、お皿の端っこに山盛りのワサビ付き。たっぷり乗せても辛さはそれほど感じません。素晴らしい!

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 グリルが小さいのでお肉を4枚並べたらはみ出るくらいでした。いや、この場合お肉が大きすぎるのですが。

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 レバーもお勧めだよ〜という店員さんの声を聞いたからと言うわけではなく、大のレバー好きとしては頼まざるを得ません。生食できなくなったのが本当に残念です。

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 しかし、レバーは焼いた方が美味しい場合が実は多いです。もう生レバーの美味しさは遠い記憶の中にしかありませんが、適切に焼いたちゃんとしたレバーは、ボソボソする食感なんて微塵もないし、とにかく旨味の塊です。もちろんこのレバーも最高でした。

 それにしてもタンといいハツといいレバーといい、スタミナ苑のホルモン系は、ぱっと見の印象がそれほどでもないのに、焼いて食べるとすごい!というパターンが多いようです。

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 そして3枚連続で美しいサシ入りピンク色の肉の写真を並べてしまいましたが、上カルビ、上赤身、中切り落としです。ただしどれがどれだかもはや覚えていません。これらはタレでいただきました。普通のタレ以外にレバー用に出てきたニンニク醤油も良く合いました。写真はそれぞれ2人前づつです。

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 この辺もお構いなしにざくざくと小さなコンロの上で焼いてしまいましょう。刺しが多いのに脂のしつこさもあまり気にならず、バクバクといけてしまうので一枚入魂してる暇はありません。どんどん焼いて、どんどん食べていくという、なかなか今までにないパターンでした。

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 そして満を持して白米の上に焼いた肉を乗せてしまうのです! 焼肉オン・ザ・ライスはこの世の中で一番美味しい食べ物だと思います。本当に幸せです。

 でもこれで終わりではありません。

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 最後にやってきたのはホルモンミックス! 最初はホルモン系を個別に注文しようとしていたのですが、店員さんの強い勧めでミックス盛りにしました。スタミナ苑の看板メニューのひとつらしいです。なるほど!

 しかもこれも珍しいことに塩がお勧め!ということで塩でいただきます。大事なことなのでもう一度書きますが、塩が美味しいお肉に間違いはありません。

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 夢中で食べてるうちに写真を撮り忘れて、ホルモンも残り少ない寂しい状態の写真になってしまいましたが、とにかくホルモンミックスもとても美味しかったです。ちなみに中に入っていたのは、ギアラ、ホルモン、ハツ、センマイ、小袋、シビレです。

 網というか鉄板を変えてもらう暇もなく、我々はノンストップで焼き続けて、グリルまわりをここまでギトギトにしてやりました。達成感で一杯です。

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 〆はさっぱりと玉子ワカメスープ。肉と脂をスッキリと胃に流し込みました。

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 ということで、3時間も並んだ反動なのか、満腹になるまで食べ終切っても時間は入店から1時間ちょっとしか経っていませんでした。いかに集中して焼いて食べていたかが分かります。うん、やれば出来る!というか美味しいお肉だからこそ出来ることだと思います。

 食べ終わった後は何とも言えない満足感で幸せな気持ちになれました。ただ3時間待ちはちょっとやりすぎだったと思います。でも次からはもっと上手くやれるはず。それでも2時間待つ覚悟は十分にありかな?ということで、またいずれ再訪したいと思います。