PEUGEOT 308SW納車から早くも一年が経過!:12ヶ月点検整備内容とこの1年の振り返り

投稿者: | 2018年6月17日

 タイトルの通りなのですが、まだ買ったばかりでピカピカの新車気分が抜けていないPEUGEOT 308SWが、気がついてみたらもうすぐ納車一年を迎えます。登録日は昨年6月のニクの日(=29日)で、納車は7月1日でした。

 まったくトラブルはなくて至って快調なのですが、この1年でそこそこ距離も走って「メンテナンスを受けろ」という警告(メーターパネルとMy PEUGEOTアプリ上に表示される)がしつこいことに加え、先月にちょうどリコールが発表されたこともあるので、ちょっと早いですが12ヶ月点検に出してきました。

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 ということで、12ヶ月点検の結果と、この一年のPUEGEOTライフを簡単に振り返っておきたいと思います。

1年振り返り

 まずは1年前のことをすこしおさらいしておきましょう。

 それまで乗っていたPEUGEOT 207SWからおなじPEUGEOTの308SWに乗り換える決断をしたのはちょうど去年の6月中でした。本命は1.6Lのディーゼルエンジンを積んだAllure BlueHDiだったのに、試乗してるうちによりパワフルな2.0Lのディーゼルエンジンを搭載したGT BlueHDiをすっかり気に入ってしまいました。

 そして国内在庫があったこともあり、発注からたったの2週間ほどで納車となりました。思いつきと勢いが醒める暇もない間の出来事です。後悔はしていません。

納車から約12ヶ月経過

 さてそんな経緯で乗り始めた308SWですが、冒頭にも書いた通りすこぶる快調です。ちなみに先日支払った今年度分の自動車税は、エコカー減税制度の適用を受けているので、なんと75%引きでした。まるで軽自動車のような税額で、いつもは期限ギリギリに仕方なく支払うのに、今回は嬉しくて即日納付してしまいました。

 その辺の税金および補助金優遇制度については↑こちらの記事にまとめてあります。今となっては単なる自慢話です。
 

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左:走行距離メーターにスパナマーク 右:速度メーターにSERVICE警告灯

 閑話休題。どこも不調がないとは言え、この1年弱で走行距離が11,000kmになったこともあって、この通りメーターパネルには警告灯が灯っています。真ん中のマルチファンクション・ディスプレイには小さなスパナマークが現れ、さらにスピードメーターにはオレンジ色で”SERVICE”の文字が点灯しています。

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My PEUGEOTアプリでもメンテナンスを受けろとの警告が出る

 さらに最近導入したばかりのMy PEUGEOTアプリ上にも、クルマに乗るたびにこのような警告が表示されます。どうやら定期点検だけでなくウォッシャー液も足りてないようです。

 なおMy PEUGEOTアプリについては↓この記事にまとめてあります。

 ということで12ヶ月点検を受けることにしましょう。そもそも私は感覚が鈍いので、ほとんど壊れかけた燃料ポンプが異音を発生していたり、ドアのシールが劣化してドバドバ雨漏りしていたりしても気がつかず、点検してくれたメカニックさんの指摘で始めて知ると言うことが、過去何度もありましたっけ。なので私の「すこぶる快調です」ほど信用ならない言葉もありません。

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 ということで、この308SWの購入先であり、いつもお世話になっている原工房さんに持ち込みました。でも、保証期間中の整備作業は原工房さんでやるわけじゃないんですよね。その辺については後述します。
 

プジョー・メンテナンス・プログラム

 さて、実際に12ヶ月点検を受ける前に、購入時に同時に契約した「プジョー・メンテナンス・パッケージ」について確認しておきます。

 近頃は新車を買うと初回車検までのメンテナンスがパッケージになっていることが増えてきました。それってただの抱き合わせ販売じゃないの?と言う気もしなくもないですが、プジョーも例外ではなく「プジョー・メンテナンス・プログラム」というものがセットになっていました。

 その詳細はこの公式WEBページの通りです。いくつかプランが選べるのですが、私は「ライトプラン」を契約してあります。

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 具体的にどういう内容なのか分かりやすい図を一部切り出して引用してみました。今年からは「ライト」の下に「シンプル」というさらに安いプランが追加されていますが、昨年私が契約したときにはありませんでした。なのでこの図の真ん中にある「ライトプラン」が適用されます。

 つまり、この「ライトプラン」では、初回車検前に行う2回の12ヶ月点検作業においてエンジンオイルとオイルフィルターの交換が含まれています。さらに、上の図には書いてありませんが、プジョーのディーゼルエンジンBlue HDiはNOx排出対策のために尿素SCRシステムを使用しているので、AdBlueの補充も3年間の間に20Lまで無料となっています。

 ということで、何が言いたいかというと今回の12ヶ月点検は特別なことがない限り「完全無償」なのです。え? 今時当たり前?

 ちなみにもっと距離を乗る人向けには、交換対象消耗品の範囲が広いスタンダードプランや、3年以降5年目まで同様のサービスを延長するロングプランも用意されています。サンデードライバーたる私にはライトプランで十分です。

12ヶ月点検結果

 ということで、やっと本題ですが実際に12ヶ月点検の作業を行ってもらいました。

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 作業結果はこんな感じです。バッテリー、ブレーキパッド、タイヤ、クーラントなどだいたい問題なさそうです。そして上記のメンテナンス・パッケージに含まれる、エンジンオイル、オイルフィルター、ドレインプラグが交換され、AdBlueは10L補充されているとのこと。なおエンジンオイルは5.5Lも入るそうです。

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 ちなみに伝票の宛先はこうなっています。私からみた販売点検ービス拠点は306時代からずっと変わらず原工房さんなのですが、原工房さんはプジョーの正規ディーラーから取り次ぎをしている形になっていて、正規ディーラーからみると原工房さんが作業の依頼主になっているようです。

 正規輸入車の保証期間はこういうことになってしまうんですよね。私的に問題は無いのですが、なんか原工房さんには1円にもならない仕事なので、申し訳ないな… と思いつつ結局全部お願いしています。

 ちなみに原工房さんのWEBサイトはこちら。プジョー以外にシトロエン、ルノーなどフランス車全般を扱っています。近所なら正規ディーラーに行くよりはずっと良いと思います。

308SW 初リコール

 さて12ヶ月点検に先立つ今年の4月末に、308シリーズというかプジョーおよびシトロエンの2L版BlueHDi搭載車にリコールが発表されています。

 具体的にはこれです。不具合内容は以下のようなものです。

スターター電源供給ハーネスの取り付けが不適切なため、当該ハーネスがEGRバルブ周辺と接触するものがある。そのため、エンジンの振動等によりハーネスの被覆が損傷し、最悪の場合、短絡して火災に至るおそれがある

 ということで、私のところにもちゃんと郵便でリコールの通知が来ました。最悪火災に至るかも?とか怖いですね。以前もリコールやサービスキャンペーンが来たことは何度もありますが、いつも次の点検のタイミングで… ということにしてた記憶があったので、今回も点検の相談の時に「そういえばこういうの来てましたけど…」って原工房さんに伝えたら「そういうのはすぐに言ってください!燃えたら危ないですから!!」って怒られてしまいました。スミマセン。

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 正規ディーラーと私の間に原工房さんが挟まってるとは言え、ちゃんと所有者と使用者はわかっているものなので、こういう通知やダイレクトメールは私宛に来ます。

 ということで、今回の12ヶ月点検ではこのリコールに関する回収作業も同時にやってもらいました。これで一安心。

ノベルティもらった

 上に書いたような事情もあって正規ディーラーと日頃から関係が薄いわけですが、今回の点検時にはプジョー・ノベルティを久々にもらうことが出来ました。306時代はやたらにコレクションしていましたっけ。最近は毎年のカレンダーだけで満足していたところです。

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プジョーノベルティ:コーヒーカップとガマ口財布

 この二つです。プジョーマーク入りの陶器製コーヒーカップと、革風のガマ口小銭入れです。なんか嬉しいですね、こういうの。しかも実用的なので飾っておくのではなく、使っていこうと思います。

この一年の振り返り

 さて、納車後1年目の区切りとして点検整備を中心にまとめてきましたが、ここでプジョー308SWにまつわる過去1年を写真で振り返っておきたいと思います。

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 納車日は2017年7月1日。その日に撮った写真がこれ。何もかもピカピカです。

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 海に行ったり、山に行ったり、街に出かけたり、いろいろ走りました。

 今現在の最新トレンドでは、すでにディーゼルエンジンは過去のものとなりつつありますが、私にとって初めてのディーゼルターボは、その大トルクによる走りはとても新鮮で刺激的です。全体の車格が今まで乗ったどのクルマよりも高いおかげもあって、ゆっくり走るのもかっ飛ばすのも、どちらにしても運転がとても楽です。

 ただ、フロントが特に重たいせいかクネクネ道は「よっこらしょ」という、やや鈍い感じがします。山道もパワーがあるのでグイグイ登っては行くのですが、低速域の速度コントロールはちょっと苦手です。

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 愛車写真家として、人目も憚らずクルマにカメラを向ける機会も増えました。そうして撮った写真の中で、個人的にはこの旧天城隧道で撮った写真が気に入っています。写真としてと言うより、このロケーションが素晴らしかったです。このトンネル、先日ブラタモリでもやってましたが、色んな歴史がにじみ出ていますから。ちなみにこれは下田側で撮りました。ドライブ先としては超お勧めです。


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 冬休みには富士五湖巡りもしました。富士山とクルマというベタな写真が撮り放題な絶景ポイントがありました。いや、これは出来過ぎですかね。また撮りに行きたいです。ちなみにこの写真の撮影地は精進湖です。


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 クルマ関係のオーナーズクラブとかオフ会みたいなものは、もう参加する気がないので一切そういう活動はしてませんが、秋に車山で開催されるFrench Bleu Meetingと夏と冬に幕張で行われるFrench-Frenchだけは、ぷらっと単独で参加しています。そういえば、夏のFrench-French幕張は今日(6月17日)でしたっけ。


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 それ以外にも単なるドライブだったり、ちょっとした旅行だったり、写真撮影目的だったりで、あちこち行きました。

 納車後に買い足したり取り付けたものと言えば、ドライブレコーダーとスタッドレスタイヤおよびホイールくらいです。

 今時「モディファイ」という言葉もなかなか聞きませんが、もはや弄るところはほとんどありません。現状で完全に満足しています。

この1年の年間燃費

 最後にことある度にしていた燃費報告を今回も書き加えておきます。納車から1年経ったと言うことで、季節要因も一巡し、走行距離も11,000kmに達し、高速から街乗り、渋滞までまんべんなく織り交ぜての結果なので、そこそこ信用できる数字が出ていると思います。

 総合燃費:17.10km/リットル
 最高燃費:19.30km/リットル
 最低燃費:9.40km/リットル

 です。カタログ燃費は20.1km/リットルなので、低燃費をうたう車種にありがちなのチート燃費値と比べるとなかなか精度の高いほうだと思います。実際のところ、高速道路を走っていれば20km/リットルは越えますが、街中をちょこちょこ走ってるだけだと15km/リットルは下回る感じです。

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 これだけの車格があって、信号グランプリでも負けない蹴り出しがあって、高速道路の追い越し車線でも軽々と加速していく力強さがあって、全体的に超速いのに、こんなに燃費が良いなんて素晴らしいです。

 207SW 時代は年間4000kmほどしか走らなかったのに、308SWに乗り換えてからはこの1年で1万キロ越えました。新車効果もあるのですが、それだけ気に入ったクルマであるというのも大きいです。今後もこのペースで行きたいと思います。

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