海だけじゃない鴨川の絶景ポイント!新緑の稲が映える大山千枚田を撮りに行く

投稿者: | 2017年7月17日

 関東地方は梅雨明けの宣言もされていないのに真夏のような猛暑が続いていますが、天気が良いという点に限って言えば、あちこち写真を撮りに行くには助かります。もちろん暑さ対策は必須で、一日中炎天下にいるのは体力的に持ちそうにありません。そのせいかどこに行こうかと考えていると、夕景や夜景にばかり目がいってしまいます。

 ということで、7月の3連休初日の土曜日、お昼までは家でグズグズしつつ、午後になってから308SWを走らせて一路房総半島方面へと向かいます。ちょうど先週末にも木更津の江川海岸に夜景を撮りに行ったばかりですが、今回はもう少し足を伸ばして先を目指してみます。

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 目的地は2カ所設定しました。そのうち一つ目が房総半島の南部の山間部にある「大山千枚田」です。住所的には鴨川市に属しています。鴨川と言えば外房の海というイメージしかありませんが、内陸部にも素晴らしい見所はあります。

 まずは場所を確認してみましょう。


 鋸南から鴨川に抜ける山道のちょうど中間くらいにあります。千葉県は高い山がない割りに、内陸部は結構難所が多くてかなりの秘境感があります。

 それはともかく、ルートとしては館山道を真っ直ぐ来て、鋸南保田ICを降りて県道34号を真っ直ぐ山の中に分け入っていけば、いずれ到着します。ただし今回は事故により君津PAあたりで通行止めになってしまったので、君津ICで降りて富津から愛宕山を超えていきました。途中つづら折りの細い道が続きますが、気持ちの良いドライブコースです。そんなこんなで出発から2時間ほどで到着しました。

 ちなみに現地は観光目的にも利用されているので、ちゃんと見物客用の駐車場(無料)も用意されているし、見学場所と立ち入り禁止場所が明示されています。ルールさえ守っていれば現地の農家の人達に怒られたりすることはありません。また、棚田カフェなる休憩コーナーもありますが、午後4時頃に閉まってしまうので、遅い時間に訪れる場合は注意が必要です。トイレはありますが自販機等はありません。

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 事前の噂では「大したことなかった」とか「季節と時間帯が重要」みたいな口コミが多かったのですが、とりあえず到着してみたらこんな景色が広がっていて、テンションが上がりました。もちろん今は稲が育ちつつあって一面緑であることは分かっていたのですけど。日の長い季節ですから午後3時でも十分に明るいし、空も綺麗に晴れていました。

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 とは言え少し日が傾いてきているので、棚田に光と影ができてクッキリしたコントラスト感が良い感じです。緑の若い稲穂は輝いているかのよう。

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 レンズはどれを使うか迷います。今回もDFA15-30mmF2.8、DFA24-70mmF2.8、そしてDFA★70-200mmF2.8の3本を持ってきましたが、どれも使い道があります。が、同行した写真部仲間が魚眼を使ってるのを見て、「あ、その手があったか!!」と気がつきました。幸い同じKマウントユーザーでしたので、魚眼ズームを貸してもらいました。

 DA10-17mmフィッシュアイズームですが、テレ側を上手く使えばフルサイズ画角のまま使用できることは、以前に確認済です。今回も主にテレ側を使い、RAWファイルをLightroomで補正しています。

 画角が広いので、空が高いところまで写るせいかもしれませんが、DFAズームに比べると発色が濃いような気がします。

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 こうして望遠ズームで切り取るのも面白いです。

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 超広角はもちろんどこにどう向けても絵になります。が、本当は稲まで近づいてパースペクティブを強調して撮ってみたいのですが、そこまで近づくことは出来ません。

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 となるとやっぱり標準ズームが一番使いやすいかも。

 この看板には田植えの頃と刈り取りの頃の写真があります。水面リフレクションも美しいでしょうし、黄金色に埋まる棚田もきっと綺麗なことでしょう。

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 でも、結局望遠好きとしては気がついたらDFA★70-200mmF2.8をつけている時間が一番長かったと思います。棚田のパターンがいろいろあってそれを切り取っていくのが楽しいです。

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 日差しはもちろん強いのですが、都内のどうにもならない暑さとは違って、吹き抜けていく風はけっこう気持ちいいです。とは言え、こんな中で働くのは大変でしょうね。腰の曲がったおばあさんもエンジン駆動の草刈り機で草刈りをしていました。ご苦労様です。

 ということで、思っていたよりもずっと良いところでした。棚田は駐車場周辺だけでなく、ずっとこの一帯に広がっているので、ドライブしているだけで車窓からも楽しめます。また稲穂が黄色く実ってきた頃にでも訪れたいと思います。

 さて、南房総を行く半日遠足はまだ続きます。もうすぐ夕方ですが次の目的地へと向かいましょう<続く

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