ようやくHASSELBLAD 500C/Mでの初撮影に成功しました。って言うとちょっとオーバーですが、なにしろ前回は全く何も写ってない、という惨憺たる失敗に見舞われていましたので。その失敗の経験を生かし、というかレンズのシンクロ接点をちゃんと”X”に設定し(レンズシャッターの故障によりX接点設定にしてないとシャッターが開かなくなっている)て撮影したところ、今度はちゃんと「何か」が写っていました。
そもそもフィルムの撮影は久しぶりだし、中判は初めてです。120フィルムで撮影できるのはわずか12枚。HASSELBRAD 500C/Mには露出計がついていないので、RICOH CX3を簡易露出計代わりに使いながら撮影しました。場所はすぐ近所。フィルムはFUJIFILMのPRO400というISO400のカラーネガです。
”普通サイズ”で仕上がってきたプリントは思ったよりも小さいものでした。一瞬、コンタクトプリントかとも思ったのですが、フィルムよりは少し大きくて8cm角ほどです。
ブローニーフィルムに対応したスキャナは持っていないので、プリントからスキャンしてみました。以下四枚だけピックアップして貼っておきます。ほんとに写っていたよ!というだけの証明の意味で。
なぜかぴかぴかに磨かれた橋の欄干。ハッセルで写真を撮ってる人が映ってました。1/250sec f11くらい。
ということで、何というかただ何かが写ってるだけな感じです。テスト撮影と言うことで短時間に手近に済ませたせいもあるのですが、それでも記憶にあるファインダー像から考えると味気なく思います。
ハッセルのファインダースクリーンに浮かぶ画像は、被写体が何であれ立体感と光にあふれ、どれも美しく見えるのですが、写真はそんなに甘いものではなく、小さなプリントに仕上がってみると何とも平凡です。「やはり写真は道具ではない」と言うことなのでしょう。
プリントが小さすぎるのかも? やっぱりポジじゃないとダメかな? あるいはISO400のフィルムは日中使うには高感度すぎたのでは?などなど、とりあえずすぐに対応ができる反省点はいくつかあります。そうは言っても、要は「腕」と「目」と「センス」なんですけどね。精進したいと思います。少なくとも次回はもっと低感度のフィルムを使おうと思っています。
いいなぁ…。
やっぱりいいなぁ…。
欲しくなっちゃうなぁ…。
※Flickrのアクセス権の設定が間違っていたので直しました。
○黄金な人さん、
おひとついかがですか? 中判カメラ。これはまたデジタルとは違う遊びかと思います。仕上がりを待つわくわく感と、仕上がりを見たがっかり感を思い出してきました。
わたしも週末に2眼レフで結婚式の集合写真を撮ったのですが、後付汎用セルフタイマーのストローク調整が下手糞なために、時間切れでいいショットがありませんでした…ちなみにフィルムは間に合わせで入手したREALAでした。
予備で買ったもう一本があるので、私も練習しておこうかな。
中判カメラで"人"を撮ってみたいですね。小さなフォーマットのカメラとの差が一番出るような気がします。結婚式なんてすごくいいかも。大変そうですが(A~^;
REALAってまだあるんですね。錦糸町のヨドバシカメラでは扱ってたかな?探してみようと思います。
ピンバック: 6×6リバーサル – 酔人日月抄