さて、今年の焼肉の日宴会ツアーも大詰めです。週末の2日連続の焼肉づくしを終えた翌日は、焼肉の日前日の28日月曜日。夕方には東京に帰る予定なのですが、名残惜しいので昼焼肉をしていくことにしました。
仕事を休んで月曜日の昼から美味しい焼肉を食べるという贅沢はなかなか出来ません。そのちょっとした罪悪感というか背徳感がまたいっそう焼肉の味をもり立ててくれます。
さてその昼焼肉の会場となったお店は、神戸から大阪方面へ約30分ほど移動した阪神尼崎駅近くにある「あまがさきポッサムチプ」です。その名の通り、兵庫にある「ポッサムチプ」の姉妹店で、昨年11月にオープンしたばかり。
実はこのお店は焼肉の日を祝うメンバーの一人がオーナーとなって開店したお店なのです。一度訪れなくては!とずっと気になっていたお店です。
本来は昼営業はしていないのですが、今回は無理を言って特別に開けてもらうことが出来ました。焼肉の日バンザイ!
阪神尼崎駅から徒歩3分。駅の目の前にある公園を抜けた先、角にあるコンビニとその先のCoCo壱が目印。雑居ビルの9Fに目的のお焼肉屋さんはあります。店の入り口からしてとても広くて開放的。席もなんとたっぷりの50席以上ある比較的大きな焼肉店です。
なお、JRの尼崎駅と阪神の尼崎駅は2km近く離れているので、土地勘のない人は注意!
月曜日の午後1時、VIPルーム(個室)を使った特別な昼焼肉宴会の始まりです。焼肉の日を祝う大宴会としては非公式行事なので、参加者は10人と、土日よりはかなり少ないこじんまりしたものとなりました。
まずはナムル。定番のもやしだけでなく、茄子とかキノコのナムルはなかなか良いですね。キムチやナムルは焼肉店にとっては重要なメニューですから、この辺もかなり試行錯誤をしているとか。いや、もう十分にレベル高いです。
そしてやっぱり最初は生もの。なにこれかわいい!
一品ずつピントを合わせて、このお皿だけで5枚くらいシャッターを切ってしまいました。全部貼ると迷惑なので代表はこの肉寿司の写真にしておきます。
一人前取り分けてもこんなにかわいいです。炙りユッケ、ツラミ刺し、生センマイ、チレ、炙り握り。生姜やカイワレはお好みで。
さて、それでは焼き始めましょう。最初はやはりタン塩。この流れはどの焼肉店も同じなのですが、それぞれの個性が出ていて全く飽きると言うことがないです。このタン塩も美しいことと言ったらありません。
そして次に出てきたこのプレート! あまがさきポッサムチプでは肉のレイアウトというかお皿と盛り付けに凝っているようです。かわいいですねぇ。これもピンと位置を変えながら写真を撮りまくってしまいました。
赤肉はミスジとインサイド、白いホルモン系はミノとテッチャンです。どれも脂たっぷりでわさび山盛りで行けます。
が、塩も良く合うと言うことで2種類の塩が出てきました。どちらも似たような茶系の色をしていますが、右の方はカレー塩。これがホルモン系と良く合います。でも、実は何に合わせても美味しいです。塩で味付けした焼肉に追い塩とは贅沢です。血圧なんて気にしない!
七輪の上で焼けていくお肉は調美味しそうですね。思い出すだけでもお腹が鳴ってきます。
さらになんかすごいのが来ました。マルシンの醤油漬けだそうです。四角いブロック肉のこんな姿は初めて見ました。漬けは漬けでもマグロかと一瞬思ってしまいました。
七輪の隅っこの弱火でじっくり中まで火を通します。そしてワサビをちょいと乗せればできあがり。もう見たまんまの味の濃さ、美味しさでした。
中休みも焼き物でした。巨大な椎茸です。傘を上に向けて焼きつつ、水が出てきたら食べ頃! お好みで醤油を掛けて軸も一緒にいただきます。見た目は巨大ですが、ふんわりした食感で一口でいけてしまいます。
そしtれタレでしっかり味付けされたホルモン盛り合わせがやってきました。部位はえーっと… 小腸、アカセン、タケノコ、ハート、レバーです。ハートの色艶がすごいですね。
井桁に切り込みが入った真四角のタケノコは、兵庫のポッサムチプや元町のくにきやでは出てきませんでした。心臓に繋がる動脈部分なので希少部位です。コリコリした触感が何とも言えません。
そしてここで出てきたキムチ盛り。なるほど、タレのホルモンにキムチは良く合いますね。ここにもまた茄子が入っています。
ハートと小腸。脂が多いので炭に火が付きます。七輪の上が輝いてきました!
ちなみに飲み物はビールに始まって今日もいろいろワインが揃っていたのですが、残念ながら私はこの日、東京に戻ってから車を運転する予定があったのでウーロン茶で我慢。ワイングラスも文字通り”洒落”ていました。
いよいよ大詰めです。最後に出てきたのはこれ! 出た、クラシタ肉火山! 兵庫のポッサムチプでも名物の肉で、今年も出てきましたがこちらはちゃんととぐろを巻いて火山の姿になっていました。カッコイイ!
開くとこんな感じです。まぁ、火山としては普通の大きさでしょうか。いや、なんか神戸で焼肉ばかり食べていると感覚がおかしくなってきています。これは決して普通の肉ではありません。
七輪の上に載せると網をほとんど覆い隠してしまう状態。脂もそこそこあって焼けていく過程も美しいです。
ほら! 焼けてきた!
慌てず騒がず、ちょうど良い頃合いにはさみで一口大に切っていきます。中までしっかり火が通っています。そして表面は輝いています。
で、このクラシタ火山の肉片をこうしてたっぷりタレをつけて白米の上に置くと… いやいやもう「幸せ」の一言に尽きますね、これは。
もちろん、こうして葉っぱと辛味噌なども出てくるので…
こうして巻いて食べるのもあり。ちょっと乗せる順番を間違えましたが、そのまま口に放り込んでしまうので関係ありません。ちなみに赤いのは生姜かと思ったら玉ねぎでした。
そして最後はの〆は「あまがさきポッサムチプ」ならではの料理。美しいお肉入りの冷やしラーメンです。ここの店長さんは元ラーメン屋さんをやっていたと言うことで、締めのラーメンにはかなりのこだわりがあって、小さい器ながらもこんなに盛り付けにもこだわったすごいラーメンが出てきます。冷やしというとちょっと季節ものの変わり種っぽいですが、麺が本格派でもうどこからどう見ても食べても「ラーメン」でした。
と言うことで、めくるめく焼肉の饗宴に浸った3日間は終わりです。今年も大変美味しかったです。今から来年が楽しみで仕方ありません。