野沢温泉で日本の由緒正しいスノーリゾートを満喫する

投稿者: | 2015年1月27日

 大好きなスキー場はいくつもあるのですが、中でも三本の指に確実に入るのが野沢温泉です。過去に何度も行ったことがありますが、ここは本当に素晴らしいスノーリゾートで、訪れるたびにますます好きになってきます。

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 先週の週末、わずか一泊ですが今年も野沢温泉を満喫してきました。

一路野沢温泉へ

 土曜の早朝に東京を出発。交通手段は車です。上信越道の豊田飯山ICで降りて少し山へ分け入ったところに野沢温泉はあります。まもなく開通する北陸新幹線の飯山駅からだとすぐなので、鉄道利用でのアクセスも春以降はぐっと便利になりそうです。

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 宿泊先は今回もパール吉越という民宿。ここに泊まるのは3回目で、ほぼ定宿となってきました。野沢温泉も他の国内スキー場と同じく、外国人客が非常に増えてきていますが、今回、この割とプリミティブな民宿も、ほぼ外国人客で一杯でした。日本人は我々を含む二組だけという状態。

超快晴の一日目

 さて、今回私たちには別館が割り当てられたので、到着後すぐに部屋を使うことが出来ました。スキーロッカーも使いたい放題。準備がすんだらゲレンデへ。坂道ですが柄沢ゲレンデまではすぐです。

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 この日は快晴の好天に恵まれました。山の上まで上がってもそれは変わりません。まるで春スキーのよう空の青さ。しかし気温は十分に低く、お昼を回っても雪はほとんど緩みません。新雪がないのは残念ですが、これはこれで素晴らしいスキー日和です。

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 とりあえず、ゴンドラとリフトを乗り継いでやまびこゲレンデへ。コース脇の林間へと入ります。ここはニセコのストロベリーと同じく、周囲をぐるっとコースに囲まれているので、道に迷う危険はありません。木やブッシュや石などに気をつけなくてはなりません(滑走禁止ではありませんが、スキー場の管理区域外です)。

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 快晴ですし時間も時間で、大分荒らされていましたが、積雪は十分。雪も柔らかいです。パウダーではないですが、オフピステのツリーランをたっぷり楽しめます。

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 こんな天然のパイプもあったり。ただやはりここは午前中限定コースといえそうです。コース長の割に体力を使いますので、ほどほどに切り上げて、上の平方面へ戻ります。

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 上の平からパラダイスにかけては標高が高い割に広大な緩斜面が長距離に渡って広がっています。ここを流してるととても気持ちいいです。楽ちんですし、身体を休めることも出来て爽快な気分になれます。緩斜面も捨てたものではありません。


 GoProで動画も撮ってみました。快晴の下だとそこそこ綺麗に写ります。ブナ林コースという林間の緩斜面を滑ってみた時の動画です。ここはとても綺麗なコースでした。これはブレ補正も何もかけていません。最後は何もないところで一人で転びかけて終わっています…(A^^;

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 お昼はパラダイスゲレンデに並ぶレストハウスに適当に入り、カツ丼を食べました。ここは確か去年も来たところです。野沢温泉はゲレ色もおいしいのです。

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 上の平にちょっと面白い場所がありました。どうやらこのゲレンデ付近は夏期は道路が通っているようです。道路標識の看板がにょきっと雪面に出ていて、しかも手に触れられるところに。積雪量がよく分かります。記念写真の人気スポットに鳴っていました。

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 その後は野沢温泉の名物コースの一つ、スカイラインへ。長坂ゴンドラまで全長5kmに及ぶこのコースの特徴は、ずっと尾根伝いにあること。特に今回は天気が良かったので、素晴らしい眺めでした。その代わり左右のコース外の崖もよく見えて、恐怖心も倍増。

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 狭くなったり広くなったり、急斜面があるかと思えば真っ平らになになったり。雪面はほぼカリカリに削れています。まだはいシーズンですのでアイスバーンではありませんでした。

 ここを1本滑りきるのはとても体力使うのですが、結局2本滑ってしまいました。膝はがくがくですが大満足。今日はよく眠れそうです。

温泉街

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 ゲレンデの上から眺めた野沢の温泉街。ジオラマみたいですね。

 さて、宿に戻ったら一風呂浴びてしばしこたつでグダグダしたら夕飯です。民宿の夕飯は手作り感溢れていておいしいですよね。パール吉越ももちろん例外ではありません。

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 野沢温泉で野沢菜は欠かせません。ゲレ食でもついてくるほど。

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 そして長野県名物の馬刺し。このほかに鍋やらロールキャベツやら、ジャガイモスープなどなど、和洋織り交ぜてこれでもか!という料理が出てきました。

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 食後は温泉街を散歩。中心街でお土産を買ったり、大湯を見物したり。念のため中を覗いてみましたが、やはり大混雑でした。野沢温泉のシンボルなのに「稲城っ子歓迎」の横断幕で景観は台無しです(^^;

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 それから少し足を伸ばして麻釜を見に行きました。現地の人が野菜をゆでたり、温泉卵を作ったりしています。野沢温泉に湧き出る温泉は、温度がかなり高いことで有名です。

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 で、帰りがけに外湯の一つ、中尾の湯に入りました。上に書いたとおり、野沢の温泉は温度が高くてはいるのが大変なのですが、この日はなぜかかなりぬるめ。熱湯のほうも労せずつかることが出来ました。夕方はかなり人が多かったそうで、そのせいでしょう。

雪のち快晴の二日目

 さて、翌日は日曜日、朝起きると窓の外は細かい雪が降っていました。昨日はあんなに晴れていたのに、さすが雪国です。しかしじゃんじゃん積もるような降り方ではありません。

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 長坂ゴンドラに乗ってさらにリフトを乗り継ぎ、やまびこゲレンデにやってくると、雲の上に出たのか周囲は何となく明るく、空には青空も覗いていました。風はほとんどありません。

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 雪質は昨日と変わらず、少し風が吹いて少しだけ雪が降ったおかげで、コンディションは微妙に変化しています。午前中はやまびこのツリーランを存分に楽しみました。

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 何本か滑っているうちに、いつの間にか空はすっかり晴れ渡っていました。今日はどんより曇り空と思い込んでいたので、ゴーグルのレンズを悪天候用のパーシモンにして、しかも交換用のレンズを持ってきませんでした。パーシモンは万能ですが、これだけ晴れるならやっぱりピンクイリジウムを持ってくれば良かった!

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 一日目と同じく、お昼過ぎには上の平に出てお昼を食べつつ、最後はスカイラインへ。ゲレンデは全体的に昨日より混んでいるようです。そしてこの日は気温が少し高めで、さすがに雪が少し緩んできたようです。


 最後に、野沢の名物コース、スカイラインのハイライト部分を滑ったときの動画を貼っておきます。暴走スキーヤーに囲まれたり、コースがどんどん細くなっていく様子をお楽しみください(^^;
 カメラの縦ブレはまだ未対策で、ヘルメットとゴーグルがゴツゴツとぶつかる音が入っていて、見苦しいし聞き苦しくてスミマセン。iMovieで少しブレ補正をかけたので少しコンニャクになってます。

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 とにもかくにも、雪景色と青空のコントラストが美しかったです。雪質も良くて風もなく素晴らしいコンディション。コースのバリエーションも豊かで、どこを滑っていても楽しいですし、あっちもこっちも行きたくなって、久々に時間が足りないと思ったスキーでした。

 小さな民宿が多数集まる古き良き温泉街に、規模が大きく近代的なスキー場という組み合わせは、世界中でもここにしかないと思います。しかも野沢温泉におけるスキーの歴史は、日本のスキー発祥の時代からのものであり、温泉街とスキー場は切っても切れない関係で密接につながっており、そのホスピタリティは完璧です。

 ますます野沢温泉が好きになりました。来年も是非訪れたいと思います!