既製品にはどうも飽き足らず、東京カメラ部の運営スタッフが自ら欲しいと思えるカメラバッグを独自にデザイン、企画したと言うだけあって(もちろんベースモデルはあるようですが)、細部までとてもよく考えられています。一方で、いかにもカメラバッグ的な野暮ったさは皆無。なんなら普段使いしても良いくらいです。
”TMB2014″という名前は恐らく”Tokyo camera claub Middle-size camera Bag 2014 year model”の略かと思います。製品詳細は
外観はこんな感じです。外寸は約W400 X H245 X D170mmという手頃なサイズ。外装は防滴加工済み。汚れにも強そうです。
メインの蓋はベルクロ止め。バリバリッと開けると中は紫色です。内寸は約W270 X H230 X D120mm。既成の鞄にカメラ用のクッションボックスを入れているわけではありません。しかし作りは厚手のクッション入りでしっかり作られており、多少の衝撃も全く心配なさそう。肉厚の仕切りは3枚付いています。
試しにカメラを入れてみました。バッテリーグリップ付きのK-3にFA77mm付き、真ん中にはDA★300mm、それにHD-DA20-40mmを入れるとぴったりです。もちろん、そのときの目的に合わせて色々組み合わせは変えられますが、概ねボディ1台にレンズ3本が標準仕様かと思います。
このバッグ、メインの蓋を開けなくても蓋のてっぺんにファスナーが付いています。ボディを取り出した後、レンズの交換時などは肩から提げたまま、内部にアクセスできて超便利そう。
蓋の部分には手提げようの取っ手が付いているのもポイント。肩から提げるばかりじゃなくて手に持ちたいときありますからね。
細かい収納というかポケットはあちこちにあります。しかもどこもかしこも裏地は紫!
メインの蓋の裏はメッシュのポケット。二つに区切られています。電池とか予備のSDカードとか入れておけます。
そしてやけによく出来ているのがこのベルトと肩当て。見た目は少し使い込まないと固そうだな、と感じるのですが実際にはとてもしなやかで柔らかいです。上の写真のようにK-3にレンズ3本入れた状態で肩にかけても軽く感じます。滑りも良くて長さ調節も楽々。
ベルトの取り付けはナスカンで。取り外しも簡単。で、この写真はもしかしたらベルトの取り付け位置を間違えているかも。Dリングは片側に2個ずつ付いているので、ちょっとしたものをぶら下げておくことも出来ます。と言っても何も思いつきませんが。
残念ながらこのバッグはもう販売していないようです。”TMB2014″という名前からすると、シリーズ展開しそうな予感。”TLB2015″とか”TSB2015″とかにも期待したいと思います。