Q7修理完了、18-135mmフード再購入、K-3バッテリーグリップ再考

投稿者: | 2014年4月30日

 最近のカメラ関係の細々とした雑記です。まずは、先日電池を交換するたびに時計がリセットされるようになってしまったPENTAX Q7ですが、早くも修理完了し戻ってきました。そしてタケノコ狩りの最中にどこかへと消えてなくなってしまった18-135mmのフードを泣く泣く再購入しました。さらに、久しぶりにK-3にバッテリーグリップを付けてみたらとても快適だったよ、という他愛もない話題三点です。

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Q7修理完了

 新宿のリコーイメージングスクエアに持ち込みで修理に出したのが4月19日。宅配便で返送されてきたのは4月25日、修理票の発行日は前日の4月24日になっていました。窓口で聞いた完成予定日は4月30日でしたので、ずいぶん早く仕上がったことになります。というか、過去の経験上でもリコー(というかペンタックス)の修理はかなり早くて、完成予定日は最悪の場合というケースが多いです。

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 で、修理箇所と言えばやはりメイン基板の交換となりました。時計保持用の電池だけの問題であったとしても、ユニット丸ごとのASSY交換したほうが手間がかからないのかも知れません。あるいは、直前に謎のハングアップが続いたことから考えて、そもそも電池だけでなく電源系に問題があったのかも。そういった諸々含めてメイン基板丸ごと交換ということになったと推測します。

 当然ながら外装はそのまま。自分で付けた傷も自分で貼った液晶保護シートもそのままです。自分でカスタマイズした設定はほぼクリアされていましたが、新品購入時のように言語選択から始まると言うことはなくて、一通り動作確認がされ、日付と時間もセット済みとなっていました。ファームウェアも最新のV1.01です。

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PENTAX Q7, 08 WIDE ZOOM, 1/8sec, F3.7, ISO800, AWB

 ということで、エントリーはやや前後しましたが、先日行ったあしかがフラワーパークで修理上がりのQ7+08 WIDW ZOOMの組み合わせを改めて試してみました。やっぱりこの組み合わせは面白いです。

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18-135mmのフード紛失 → 再購入

 先日、千葉県の秘境にタケノコ狩りに行った際、カメラはK-30に便利ズームの18-135mmを付けていきました。思ったよりもワイルドな環境に怯みつつ、ストラップを斜めがけしてタケノコを掘っていたのですが、いつの間にかフードが無くなっていました。

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 18-135mmのフードは元々レンズ本体に付属しているものなので、正確には「再」購入ではなくてただの「追加」購入です。相変わらず良いお値段します。しかし必要なので買いました。なくした人以外はわざわざ単品で買う人もいない製品ですが、ちゃんと単体売りしています。型番はPH-RBC62で、他のレンズとの共用ではなく18-135mm専用です。

 箱はリコーデザインに統一される前のペンタックスデザインのままでした。

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PENTAX K-30, DA18-135mmF3.5-5.6AL ED [IF] DC WR, 1/200sec, F7.1, ISO200, AWB
 急斜面の竹林を這いずり回っていたので、知らないうちに竹にフードを打ち付けて飛んでいったのではないかと思います。そうでなくてもK-30は泥だらけで、レンズも含めてあちこちに竹にすったと思われる緑色の擦り傷が付いていました。
 そんな手荒な扱いする方が悪いとも言えますが、レンズ保護のためにもやはりフードは必須だと思います。ちなみにK-30も18-135mmも壊れていません。さすが防塵防滴仕様(レンズは簡易防滴のみ)です。

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バッテリーグリップ再考

 私のK-3はPremium Silverバージョンです。これは外装がシルバーになっていると同時に、やはりシルバー化されたバッテリーグリップD-BG5が同梱されていました。私は個人的に大きく、重たく、大げさになってしまうバッテリーグリップが嫌いで、自ら買うことはなかったはずなのですが、抱き合わせとあれば仕方がないと諦めて不要なものにお金を払ったつもりでいました。

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 しかし、時々思い出したように付けてみて、たまに使ってみたりすることがあります。先日のあしかがフラワーパークにも付けていきました。と言うのも、藤は縦位置で撮ることも多いだろうと思ったから。その前には羽田空港に飛行機を撮りに行った時も使ってみました。望遠ズームとバランスがとれて安定するだろうと思ったから。

 そんなこんなで使ってみると、これが案外とても良いのです。いやそんなことは当たり前なのかも知れません。しかし出先で写真を撮ることが一番の目的である場合、大きさや重さはそれほど気になりません。それよりもグリップが安定すること、とりわけ縦位置で安定する上に水平垂直が取りやすいことに、今更感心してしまいました。

 いままで食わず嫌いでいたけれども、これは良いかも。メインの一眼レフには必須かもと宗旨替えの心境です。K-3 Premium Silverの仕様を見たときは「要らんもの付けやがって」と舌打ちしたものですが、今では「シルバー版を同梱してくれてありがとう!」と言う気持ちになっています。

 ということで、ほとんど紹介することなく素通りしたD-BG5を改めて眺めてみましょう。

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 外観はこんな感じ。バッテリーホルダーは横から出し入れできます。カメラ本体には三脚ねじで取り付けします。ガタはほとんどありません。

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 縦位置用グリップ前側にはシャッターボタンとスイッチ、ISOボタンに露出補正ボタン、そして前ダイヤルがついています。スイッチはカメラの電源スイッチではなく、バッテリーグリップのシャッターボタンなどを機能させるかどうかのスイッチなので、カメラ側のスイッチと両方ONにしないといけません。ややこしいですね。どっちかがONになってたらカメラごとONと言うのではいけないのでしょうか。

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 本体と接続する電子接点のカバーを入れておく凹みがついています。白いやつはバッテリーグリップ側のカバー、黒い”PULL”と書かれたやつはK-3側の接点カバーです。ここにしまっておけば無くすことはありません。なかなか芸が細かいですね。

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 縦位置用のグリップの後ろ側には後ダイヤル、AE-Lボタン、AFボタン、そしてグリーンボタンがついています。親指部分が大きくえぐれてホールドしやすいようになっています。

 しかしまだ慣れないせいでしょうか。バッテリーグリップを付けた状態ではグリップがやや大きすぎるように感じます。これは縦位置だけでなく横位置でもそう感じます。今までは余った小指を無意識のうちにカメラの下に置いてちょっとした支えにしていたのが、小指ごとグリップを握る形になったせいだと思います。本来こっちの方がしっかりグリップできるはずですが、どうもグリップしたままボタンを押したり、ダイヤルを回したりするのに慣れません。

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 このバッテリーグリップの使用目的として単三電池を使うため、と言う人も多いのかも知れません。単三6本用のホルダーがついています。しかしエネループなどを6本も使うとかなり重たくなりそう。なので今のところ私は単三ホルダーは使っていません。

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 もっぱら使うのはこちらの専用リチウムイオン電池D-LI90P用のホルダーです。K-3 Premium SilverにはD-LI90Pが2個同梱されていましたので、電池を買い足さずともバッテリーグリップが使えます。その前に、私はK-7,K-5と使ってきた中でD-LI90とD-LI90Pは既に3個ほど持っていたのですが。

 ところで、このD-LI90P用のホルダーには、予備のSDカード入れがついていました。余ってるカードを常にここに挿しておけばもしもの時に役立つかも知れません。せっかくなので2枚くらい入るようにしてあれば良いのに。

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 バッテリーグリップを付けた場合の電池の使用順序を設定するメニューがあります。本体側から使うのか、バッテリーグリップ側から使うのか、あるいはカメラにお任せのAUTOという設定もあります。バッテリーグリップを付けると、本体側の電池を外すにはバッテリーグリップを外さないと行けないので、バッテリーグリップ側を優先にするのが正しい使い方なのでしょうか?

 ちなみにD-LI90Pをバッテリーグリップに入れれば、単純に電池寿命は2倍に伸びます。単三電池の場合はどのくらいになるのか、スペックが見つかりませんでした。もちろん電池の種類によるでしょうけど、エネループプロとか使うと、さらに延びて2,000カットくらい余裕でこなしそうです。

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PENTAX K-3, FA77mmF1.8 Limited, 1/160sec, F2, ISO800, RAW
 ということで、私は結構縦位置に構えることが多いですし、これからはもっと積極的に使っていこうと思います>バッテリーグリップ。

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