スキーの季節が終わり東京では春本番を迎える少し前、季節的に谷間になってしまった3月末の連休。天気も良かったのですが昼間はグズグズと家で過ごしつつ、土曜日は夕方になっていつものお店に焼肉を食べに行き、また翌日にはいつものお店に寿司を食べに行ってきました。
だって焼肉もお寿司も美しいから。そして眼に美しいものは当然美味しいのです。美味しいお店はリピートするしかありません。
炭火焼肉 慶州苑:新小岩
まずは土曜日の焼肉。神戸からのお客様を迎えての接待宴会です。いえ、接待と言っても仕事とは関係ないので気を遣うことはありません。いつも通り楽しい焼肉です。
最初はタン塩から。何も付けずに肉汁だけで食べるのが美味い!と最近勉強しました。
何やら慶州苑らしからぬ盛りつけで出てきたこれはヒレだったかな? こういう長いお皿にお肉が乗ってるのを見るとなぜか神戸を思い出します。
久々に頼んでみたチヂミ。メニューには「浅月チヂミ」と書いてあるので一瞬なんだろう?と思いますが、その発音通り浅葱が入っています。大人数だと色々食べられて良いですね。
いつもはこの一皿で満足してしまう赤身三種盛り。なかなか見たことのない見事なサイズ、見事な霜降り。上カルビ、上ロース、上ハラミです。キタアカリが添えてあるところもポイント高し。
レバーはいつも通り。素晴らしい色合い、質感。この絶対に生では食べられなさそうなところが良いです。
焼肉なのに豚を焼くところが東京風、と勝手に神戸からのお客さんに説明し、いつものメニューを頼んでしまいます。ソーセージとベーコンは美味いですよね。これ以外に豚カルビも食べました。
神戸からのお客さんがメニューから選んだ一品、ツラミです。この店のメニューはすべて食べたことあるつもりでいましたが… むむ、これは初めてだぞ。しかも美味い!
特に予定のない三連休の中日は気がかなり緩みます。写真はありませんが、最近控えていたお酒をちょっと飲み過ぎてしまいました(A^^;
より大きな地図で 炭火焼肉 慶州苑 を表示
東京都葛飾区新小岩2-32-4 さつまコーポ1F
TEL 03-3654-2941
水曜日定休
鮨処 舟
明けて日曜日。いつもの飲み友達と寿司を食べに行きました。向かったのは浅草の外れ、千束にある「舟」というお店です。
いきなり出てきたのは「のれそれ」。穴子の稚魚です。食べたことなかったですが、ものすごい美味。これは癖になりそう。稚魚を食べるってちょっと罪悪感もあり、いっそう美味しく頂きました。
前菜のように出てくるのがお刺身。マグロ、シメサバ、そして真ダコ。シメサバはもちろん板さんが〆たもの。タコはお寿司屋さんだけどカルパッチョ風のソースがかかっています。
ホタルイカの沖漬け。これも生で仕入れたものを板さんが漬けたもの。墨が出て色が悪くなってしまうそうですが、味は折り紙付きです。いや、色だってそんなに悪くないです。素晴らしく美味しいです。
そしてメインの握りです。まずはスミイカ。以下のお寿司は真っ白で写真に撮るのが難しいです。ここのお寿司はお醤油につける必要がありません。このスミイカも塩が乗ってます。
てらてらのコハダ。いかにも光ってます。
お刺身や照り焼きでおなじみのブリ。ブリの握りってあるようで実はあまり食べない気がします。いやいや、脂があって美味いです。マグロより好きかも。
甘エビ! ぷりぷりです。
薄焼き玉子。でも肉厚です。甘くて美味しいです。ここの板さん自慢の逸品。これだけちゃんとした薄焼き玉子を出す寿司屋ってなかなか無いです。見た目に美しく、超美味いです。
「のれそれ」の親も頂きました。当たり前ですが、これもちゃんとこのお店で煮ているそうです。煮たものを買ってきて出すお店も少なくないとか。歯ごたえがないくらいに柔らかいです。
ちょっと変わったところで芽ねぎに握りを頂きました。梅がほんのり入っていてサッパリ。
写真を撮り忘れましたが、最後に甘エビのお頭を入れたお味噌汁と稲荷寿司を頂きました。肉厚で上品な味付けの揚げにシャリを入れた稲荷寿司は、コンビニで買うやつとは全く別の次元の食べ物でした。
三連休の最後の夜、また平日がやってくるのを「仕方ねぇなぁ」と諦める気になれる、素晴らしいお寿司でした。少々値が張りますが、内容を考えれば大満足です。
より大きな地図で 鮨処 舟 を表示
鮨処 舟
〒111-0031 東京都台東区千束1−3−5
TEL: 03-3874-2875
浅草千束 鮨処 舟(地図/写真/浅草/寿司屋) – ぐるなび