まもなくCP+ 2014が開幕ということで、カメラメーカー各社から新製品や開発品の発表が相次いでいます。色々興味のある製品はあるのですが、私の場合その中心はやはりPENTAXブランド製品ということになります。先週、リコーイメージングからCP+向けの新製品や参考出品の詳細が発表されましたが、その一連の発表の中で一番グッときたのは、HD PENTAX-DA AF REAR CONVERTER 1.4X AW新発売のニュースです。
参考出品ではなく新発売される製品。消費税が上がる少し前、3月中には市場に出回るとのこと。昔々、レンズのロードマップに載っていたのに5年前にぷっつりと無かったことにされ、また復活したのは昨年でしたっけ。驚くことに、F AFアダプタを除けばKAFマウントでは初の普通のテレコンバータとなります。
これを待ち望んでいるのは主に純正望遠レンズのユーザーでしょう。私は待ち望んでいました。倍率はx1.4ですので、絞りも一段暗くなります。AFが使えるのは合成F値がF5.6までなので、オリジナルのレンズはF4以上の明るさが必要。ということで、必然的にDA★シリーズのためのテレコンバーターといっても差し支えないと思います。(もちろん、標準域のレンズに使うこともできるはずですが)。
私が持っているレンズの中では、DA★60-250mmF4との相性が抜群に良いはず。このレンズに今回発売されるこのテレコンバーターを取り付けると、84-350mmF5.6という望遠ズームになります。250mmという微妙なテレ端が一気に300mm越えするのは非常に大きくて、このレンズの使い道がグッと広がります。
また私は持っていませんが、最も相性が良いと思われるのはDA★300mmF4ではないでしょうか。300mmを超えると一気に560mmになってしまう純正レンズのラインナップにとっては、その穴を埋める意味でこれもまた非常に大きな意味があります。
ちなみにAF駆動はレンズ内モーターでもボディ内モーター駆動でも、どちらにも対応しているそうです。この辺割り切ってDA★専用(つまりレンズ内モーター専用)にしてしまっても良かったのではないかと思います。純正ですので手ぶれ補正なども問題なく使えるはずで、だとすれば焦点距離情報などもちゃんと換算されるはず。あとは、このテレコンを付けた状態でAFがどの程度影響を受けるか、画質的にはどの程度劣化があるのか? が興味の的となります。
事前にレビューや公式サンプルが出るのかも知れませんが、こればかりは自分で試してみるしかありません。ということで、既に発注してしまいました。DA60-250mmに組み合わせて使いたいと思います。
最近、使っていてモヤモヤしたものを感じていたSIGMAの50-500mmはこれでいよいよお役御免となりそうです。500mmという望遠端と、10倍ズームというワイドレンジは依然として唯一無二で魅力的ですが、重さやAF動作の安定性、防滴性能や画質など全体のバランスを考えると、このテレコンバーターと純正レンズ、およびK-3の高画素の組み合わせで十分行けるのではないか期待しています。
ちなみにいつの間にかレンズのロードマップも新しくなっています。↓クリックするとpdfが開きます。
昨年までロードマップに載っていたLimitedズームとテレコンがめでたく発売されたということで更新されています。ワイドズームや高倍率ズーム、そして超望遠ズームは引き続き記載されていますが、今回新たに加わったのが謎の望遠ズーム。焦点距離レンジは70-200mmあたりらしく、注目すべきポイントは”DA”と書かれていないこと。DAじゃないとすると…? まさかアレですか? という期待が高まるわけです。
今から来年のCP+が楽しみです(^^; いや、その前に今年のCP+を見に行かなくては!
RICOH リアコンバーター HD PENTAX-DA AF REAR CONVERTER 1.4×AW 37962
- 出版社/メーカー: ペンタックス
- 発売日: 2014/03/07
- メディア: Camera
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