ニセコ 2012 (3日目)

投稿者: | 2012年3月23日

 2日目からの続きです。昨夜降り始めた雪はどうなっただろうかと、ワクワクしながらゲレンデに飛び出してみました。ゲレンデベース付近は昨日までより少し明るくて、雪は想像したとおり古くて固い雪の上にふわりと新雪が積もった状態。上の方はどうなっているだろう?と期待が持てます。

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 今回の旅の間で羊蹄山がもっともはっきり見えたのは、この朝でした。天気は一見悪くなさそうでしたが、それはたまたま雲の切れ間に入っただけだったらしく、季節外れの大雪はこれからが本番となります。

こな〜ゆき〜♪

 まずはいつも通りキング第一ペアからヒラフゴンドラへと向かいます。麓のこの何でもない緩斜面もサクサクの新雪。ピステンがかけられた上に更に雪が積もっていて、とても滑りやすい斜面。

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 積雪量は思ったより多くて20cmくらいあります。が、まだ固い雪面に底つきしますが、これだけ積もっているとかなり滑りやすくなります。時々足下をすくわれながら、滑り降りていきます。このコースは距離もかなりあってなかなかしんどいのですが、新雪があると楽しさの方が数倍勝ります。

羊蹄サンセット

 粉雪を楽しんだら再びゴンドラに乗っていよいよ花園へ。こちらはヒラフよりもさらに雪が激しいようです。

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 減速運転をしていた花園第3リフトに乗って山頂方面を目指します。残念ながら一番上のリフトはやはり運休中でしたが、花園第3リフトから下る「羊蹄サンセット」というコースがこれまた素晴らしいコンディションでした。
 基本的にここは整地コースなのですが、やはり雪が激しいために整地された上にどんどんと新雪が積もっていて、ここもほぼパウダーエリアとなっていました。朝の早い時間帯とあってまだまだノートラック状態なのでウホウホと滑り降ります。

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 1本では飽きたらず、もう一度リフトに乗って再挑戦。今度はコース両側にあるツリーランに挑戦。こちらは整地もされていないのでよりいっそう深いパウダー。ぐっと踏み込んだ瞬間は膝上あたりまで雪が被ります。そしてそこからファットスキーの威力発揮でグイッと強烈に浮き上がってくる感覚を楽しめます。

 これは素晴らしい!と思ってもう1本と思ったら、なんと花園第3リフトが止まってしまいました。残念。もう上に上がる手段がありません。

ストロベリーへ

 仕方ないので少し下ってストロベリーゲートへ。この様子だとかなりの好コンディションが期待できます。

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 お昼ご飯を済ませたら再びストロベリーへ。思った通りどんどんと雪は深く、良くなっていきます。ここは人気のあるコースなので、それなりに滑り荒らされますが、乾いた軽い雪が降っているのと、風がある程度吹いているので、滑走痕はどんどんとかき消されていきます。

花園最高!

 その後も何度かストロベリーを滑り、最後には「レジェンドオブシンヤ」という名の上級者コースがある方へ。こちらも未圧雪の急斜面。コース内も素晴らしい状態ですが、その両脇のツリーランはストロベリーに勝るとも劣らないパウダー。もはやこの時間になると底つきもしないほどになっていました。

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 そんな深雪の中を滑ると、足下はこんな状態になります。でも雪が軽いので重さは感じず。ウェアのパウダーガードをしていないと転んでもいないのに、ウェアの中まで雪まみれになります。それでも雪が乾いているのでべちゃべちゃにはなりません。

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 昨年買ったファットスキーのKIKU。この手の板を欲しくなったのも、過去のニセコ体験でパウダーランの片鱗を少しずつ感じていたから。コンディションが悪かったこともありましたが、それは仕方がありません。わずかな体験だけで「北海道の雪は大したことない」とか言ってしまうほど私はバカではないので、ニセコには絶対に何かがあると信じて何度も通ってきました。
 その甲斐あって昨年に続き今年は天候が悪いながらも、奇跡的なコンディションに出会いました。もちろんニセコのパウダーラン、ツリーラン、そしてバックカントリーへと進む世界はもっともっと奥深いことでしょう。少しずつそういう世界が見えてきたようです。
 このKIKUという板はフルロッカー形状なこともあって、整地ではひどい乗り味ですが、パウダーを滑ったときの浮遊感覚と、深い雪の中でのキレの良さは抜群です。しかしこの手の板としてはやや短めの170cmと言うこともあって、今回滑った感じではやや頼りなさを感じるようにもなりました。それは「センター幅100mmじゃ細すぎる」という言葉を聞いてしまったせいかもしれません(^^;

BangBang

 さて、今日は一日素晴らしいパウダーランを楽しんで充実感満足感いっぱい。夕飯も美味しく食べられそうです。

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 ナイターをまだやっているのか、ホテルに戻ってきてもゲレンデは煌々と輝いています。そして雪は休みなく降ってきています。今日があれだけ素晴らしいコンディションだったのに、このまま雪が降り続けると明日はどうなってしまうのでしょうか? 楽しみにしながら引き続き部屋飲みしつつ泥酔のうちに意識は混濁して眠りにつきました(A^^;

4日目に続く>


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