今年もまたWWEが日本にやって来ました。今回はRAWではなくてSMACK DOWNのワールドツアーです。会場は両国国技館。3年前に初めてWWEを生観戦したときの思い出の会場ですが、今回は最上段の安い席ではなく、かといってリングに近いアリーナ席でもなく、両国国技館ならではの枡席のチケットを買ってみました。
今回の日本公演は8月9日と10日と平日の2日間で開演は午後7時から。私が行ったのは2日目の金曜日。途中休憩を挟んでの2時間半のショーがいよいよ始まります。以下かなり写真多めです。
運が良いことに私たちの席は枡席の中でも最前列。前に遮るものが何もなくてリングまでの見通しは最高です。一升は大人4人だとかなり狭いと聞いていましたが、思ったほど窮屈ではありませんでした。確かにお弁当とか広げるスペースはないかも知れません。
最初の試合はザック・ライダーとジャック・スワガーの対戦。この二人は去年も日本に来ていました。結果はザック・ライダーの勝ち。
次はジャスティン・ゲイブリエル対ジンダー・マハル。中東系の選手は初めて見ました。と言っても、私は日本公演があるとわざわざ見に行ったりするものの、普段はこまめにWWEをCSなどでチェックしているわけではなく、かなり事情に疎いだけなのですが。
ゲイブリエルは以前NEXUSの一員で、顔がデカプリオとかジェイミーとか、あるいは山崎邦正に似てると言われていましたが、NEXUSなき今はヒーロー側で売り出しているのでしょうかね。確かにその方が向いてるかも。
そしてNEXUSと言えばリーダーを務めていたウェイド・バレット。今回はテッド・デビアスと対戦して見事に勝ちを収めました。
一番楽しみにしていたのがディーバ戦。やっぱり女子プロレスは見応えありますよね(^^; 今回はナタリヤ(上)とケリー・ケリー(下)の対戦となりました。
ケリー・ケリー超格好いい!
けど、試合はナタリヤの勝利に終わりました。私が生で見た試合ではかならずケリー・ケリーは負けてしまいます。
休憩明けの第5試合は3対3の豪華な組み合わせ。WWEに参戦している唯一の日本人レスラー、ヨシタツ。なんかすごい衣装で登場。
出た!ランディ・オートン! オーラが違います。
ということで、レイ・ミステリオ & ランディ・オートン & ヨシタツ対プリモ & エピコ & ジョン・ロウリネイティスの対戦です。リング上は混み合っています。
というか、WWEのGM(ゼネラルマネージャー)だったロウリネイティスがなぜかリングに上がっています。GMをクビになったという話ですが、まさかの現役復帰? いや、もとレスラーだったとは言えもう現役引退して何年経ってるんでしたっけ。ちゃんと試合になるのでしょうか。
大乱戦で目が離せない展開の試合は、なんと途中でロウリネイティスがミステリオの必殺技619を喰らうという信じられないシーンまで見られました。
結局、レイ・ミステリオ & ランディ・オートン & ヨシタツが勝利しました。
さていよいよクライマックスへ入ってきました。いえ、ここまでも十分に豪華でしたが、これからメインマッチが続きます。第6試合はコフィ・キングストン対ダニエル・ブライアン。ブライアンは日本人にも分かりやすい”Yes!Yes!Yes!”というかけ声がトレードマーク。この小豆色のTシャツを着ているファンもたくさんいました。
決め技も”Yesロック”というわかりやすさで、コフィ・キングストンを撃沈。いや、コフィだって人気あるのですが。
今回の一番人気と言っても良いかも。WWEの中でも特にお笑い系のキャラ、サンティーノ登場です。見た目が全く強そうではありません。どこにでもいそうな小太りのおじさん。対戦相手は二枚目イケメンレスラー、コーディ・ローデス。こう見えてもUS王座戦です。ベルトはサンティーノが持っています。
サンティーノの決め技と言えばコブラ。ローデスを威嚇しまくり。
サンティーノからコブラ・ソックスを奪って雄叫びを上げるローデス… その後ろでサンティーノはせっせと予備のコブラ・ソックスを装着中。この後、油断していたローデスを見事にコブラ一撃でノックダウンしました。という、ほとんどギャグストーリーです。これがまたサンティーノというか、WWEの面白さ。馬鹿馬鹿しいとか言ってはいけません。
US王座を防衛したサンティーノ。格好いいわけでも何でもなくて、ただひたすら憎めないキャラです。
さていよいよ最後の試合、世界ヘビー級王座戦です。まずはデルリオが登場。相変わらず笑顔が出来過ぎている優男。
白飛びしてしまうくらいの驚きの白さ、シェーマス登場! 何度見ても白いです。あまりの白さが印象的なので思わずシェーマスTシャツを買ってしまいました。
そしてケインも登場したのですが、いつものファイアーパフォーマンスはありませんでした。日本では(あるいは両国国技館では)火の使用が禁止されているのでしょう。地味な登場になってしまった感じです。
この3人にあとはビッグショーが加わって4人の大乱戦。何が何だかよく分からなくなります。
デルリオは跳ぶし、ビッグショーは二人まとめてバックドロップ! この他にも大技の連続です。
最後は何だか分からないうちにシェーマスの勝利。やっぱり白飛びしてしまいそうな白さ。カメラ泣かせです。
ということで、通常はきっちりとスケジュール通りに終了するはずのWWEですが、今回は15分押し。約3時間弱の目くるめくエンターテイメントを楽しみました。いやいや、面白かったです。また今度日本にやって来たら必ずや見に行きたいです。
ちなみに今回の写真はK-5と18-135mm(一部は60-250mm)で撮りました。やはりコンパクトカメラで撮るよりはずっと楽だし、仕上がり(歩留まり)もかなり良いです。それにしても、こういう場合はコンパクトな望遠ズームが欲しくなりますね。
※他の写真も含めFlickrにまとめてアップロードしてあります WWE日本公演 2012 -a set on Flickr