一昨年の開業した羽田空港の新しい国際線ターミナルは、羽田発の海外便が大幅に増えて便利になったとともに、ターミナル自体が観光スポットとしても人気があるそうです。展望デッキからはA滑走路やB滑走路を見通せることもあって、写真撮影スポットとしてもそこそこ良い場所だとか。ということで、遅ればせながらカメラ担いでちょっと遊びに行ってみました。
JAL, BOEING 777-246, JA8984, エコジェット
PENTAX K-5, SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3, F8.0 Auto (1/400sec, ISO200, -0.7EV, AWB, 鮮やか, 500mm)
この日は空気が澄んでいて、遠くの方まで綺麗に見通せました。上の写真で海の向こうにある町と山並みは、羽田空港から東京湾を挟んで対岸にある、千葉県の木更津市付近です。
北風が吹く冬の間はD滑走路から北に向けての離陸、およびA滑走路南側からの着陸が主なコースとなり、合間を縫ってC滑走路が北に機種を向けての離着陸で使用されることが多くなるようです。B滑走路はほとんど使用されず、城南島海浜公園などの定番ポイントはほぼ全滅。こういう場合は空港内に入ってしまうに限ります。冬至直後で日が短い冬の良く晴れたある日、午後遅い時間に出かけるとちょうど日暮れ少し前に新国際線ターミナルに着きました。夕暮れなので全体的に黄色い写真が多いです(^^;
ANA, BOEING B767-381, JA602A, モヒカン
PENTAX K-5, SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3, F6.3 Auto (1/400sec, ISO800, -0.7EV, AWB, 鮮やか, 290mm)
着陸後逆噴射中のモヒカンジェット。このカラーリング何度見ても良いですね。JALも鶴丸に先祖返りしていることですし、モヒカンと鶴丸が並ぶと何だか不思議な風景に見えます。これ、いつまで続けてくれるのでしょうか。奥には来年開通する東京ゲートブリッジと、風力発電と葛西臨海公園の観覧車。こちらも綺麗に見通せました。
ANA, BOEING B777-281, JA712A, スターアライアンス
PENTAX K-5, SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3, F8.0 Auto (1/500sec, ISO200, -0.7EV, AWB, 鮮やか, 500mm)
タッチダウン寸前で機首上げを始めたANAのB777、スターアライアンス塗装機。それにしても飛行機って着陸時は水平姿勢で突っ込んできたまま、かなりギリギリで機首を引き起こすんですね。もっとずっと手前から機首上げ姿勢で降りてくるようなイメージがありました。
JAL, BOEING B767-346, JA620J
PENTAX K-5, SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3, F8.0 Auto (1/200sec, ISO200, -0.7EV, AWB, 鮮やか, 330mm)
どこかに向けて出発するJALのB767。コックピットの中のパイロットまでしっかり見えます。プッシュバックしてますが左のエンジンはまだスタートしていません。国際線ターミナルから出る飛行機なので、行き先は外国のはず。韓国とか中国、台湾あたりかな? 空港内はこうやって間近に機体が見られるのも面白いです。
ANA, AIRBUS A320-211, JA8300
PENTAX K-5, SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3, F8.0 Auto (1/320sec, ISO200, -0.7EV, AWB, 鮮やか, 240mm)
羽田空港の国際線ターミナルからはB滑走路方面に東京の湾岸地区が見えるわけですが、その向こうに東京スカイツリーが見えるんですよね。とても良い眺めです。B滑走路から北に向けての離陸っていう運用はないんですかね?そうするともっと良い眺めになるのに。
ANA, BOEING 777-281, JA8968
PENTAX K-5, SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3, F7.1 Auto (1/640sec, ISO200, -0.7EV, AWB, 鮮やか, 500mm)
D滑走路から海に向けて離陸して上昇しながらぐるっと羽田空港の南側を回って北西へと向かうANAのB777。時折空港の真上をこうやって出発した飛行機が飛んでいきます。もう相当な高さまで上がっているはずですが、空気も澄んでいるし500mmもあるとけっこうまともに写ります。
JAL, BOEING MD-90-30, JA006D
PENTAX K-5, SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3, F7.1 Auto (1/200sec, ISO200, -0.7EV, AWB, 鮮やか, 500mm)
A滑走路にアプローチ中のMD-90。海上にはどこかへ向かうジェットフォイル。そういえばこの高速船も元はと言えばボーイング製です。真ん中にある巨大な構造物は、東京アクアラインの風の塔。トンネル部の換気塔です。写真には写ってませんが海ほたるも、そこから木更津市へと続くアクアラインの架橋部もよく見えました。
JAL, BOEING 777-289, JA008D
PENTAX K-5, SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3, F7.1 Auto (1/400sec, ISO400, -0.7EV, AWB, 鮮やか, 170mm)
旧JASが導入したB777-200。と言っても、JAL仕様機とJAS仕様機を登録番号以外に外見から見分けることはできないと思いますが。バックの建物は旧管制塔と周辺のビル。よく見るとけっこう斬新な建物です。一昨年D滑走路、新国際線ターミナルとともに新管制塔が完成したので、こちらの古い管制塔はもう使われていないようです。
ANA, BOEING 767-381, JA8257
PENTAX K-5, SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3, F7.1 Auto (1/500sec, ISO400, -0.7EV, AWB, 鮮やか, 500mm)
この機体、全日空が導入したB767-300の2号機です。登録は1987年の7月ということで実に来年で満25年という長老機。現在日本の空を飛んでいる旅客機としては、間違いなくもっとも古い機体です(1号機と2号機は同時登録。その1号機も現役)。塗装がだいぶヤレているように見えるのは多分偶然でしょうけど。
B767自体は現在でも生産中で、全日空は今年中に5機、日本航空も5機も新造機(-381ER)を導入しています。全日空は過去導入した旅客型のB767-300は全機現役(一部はAIR DOへ移籍)ですが、日本航空は1980年代登録の老朽機から順次退役が始まっています。なお、今年デビューしたB787はまさしくB767の後継機という位置づけにあるわけで、B787の導入とともにB767の退役は加速するかも知れません。
SFJ, AIRBUS A320-214, JA05MC
PENTAX K-5, SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3, F8.0 Auto (1/400sec, ISO200, -0.7EV, AWB, 鮮やか, 500mm)
スターフライヤーのA320。”KIX”と機体に描かれていますが、KIXとは関空のこと。以前、関空発着の国際線チャーター便を飛ばしたときにKIXステッカーを貼っていたそうですが、それとはデザインが異なっているようです。また何か関空がらみでイベントがあるのでしょうか。ちなみに、背景の奥の方に日本の政府専用機がいます。
ANA, BOEING 777-246ER, JA701J
PENTAX K-5, SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3, F6.3 Auto (1/400sec, ISO800, -1.0EV, AWB, 鮮やか, 500mm)
だいぶ日が傾いてきました。もうほとんど日没の直前です。このB777は国際線用の-200ER型です。さすがにこの距離では分かりませんが、国内線で主に使われている無印の-200型と比べると、エンジンカウルが一回り大きくなっています。
CATHAY PACIFIC, BOEING 747-467
FUJIFILM FinePix F600EXR プレミアムEXRモード(HRモード, 1/105sec, F4.2, ISO200, DR100%, 45mm相当)
ほぼ日が沈みました。まだ空は明るいですが、地上は急速に暗くなってきました。そんな中、国際線ターミナルからキャセイ・パシフィックが出発です。香港行きですね、きっと。この時間に出ると、到着は夜中かな?
JAL, BOEING 777-246, JA8984, エコジェット
PENTAX K-5, SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3, F8.0 Auto (1/640sec, ISO200, -0.7EV, AWB, 鮮やか, 500mm)
最初の一枚目と同じ機体。ちょうど接地の瞬間。
実はもしかしたらB787に出会わないかな?と期待していたのですが、残念ながらこの日は見ることはできませんでした。まだ2機しか飛んでいませんし、時間など下調べも全くしてなかったので仕方ありません。またそのうちちゃんと調べてから撮りに来たいと思います。それよりも、最近はめっきり旅に出ることが少なくなって、飛行機に乗る用事も減ってしまいました。写真を撮りつつも「どこかに行きたいなぁ」と思った一日でした(^^;