フリー走行1回目と2回目が行われた金曜日から明けて、土曜日になりました。この日は午前中に60分のフリー走行3回目と、午後には公式予選が予定されています。天候は昨日にも増して完全な快晴かつ無風。今日も日差しは厳しそうです。
小林可夢偉/ザウバー C30 Ferrari、ルーベンス・バリチェロ/ウィリアムズ FW33 Cosworth
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/100sec AUTO (F20, ISO100, -0.7EV, WB:AUTO, 370mm)
朝ご飯も食べずに名古屋発6時50分の近鉄特急に乗り、シャトルバスを乗り継いで鈴鹿サーキット到着は8時ごろ。セッション開始は11時ですが、これでも早すぎるということはありません。今日はとても忙しくなる予定なのです。
まずは鈴鹿サーキットランド内にあるプッチタウンキッチンで朝食バイキングを食べました。ここは鈴鹿でのF1観戦時には毎朝必ず立ち寄る朝食の定番ポイントとなっています。この時間はそれほど混雑していません。品数はそれほど多くないですが、たっぷりゆっくりと食べられます。まずはここで今日の作戦を練り、準備をしたら出発。
SUZUKA Grand Prix BARで朝シャン
グランドスタンド前のGPスクエアには各チームやドライバーのグッズを売ってるテントなど、多くのお店がでていたり特設ステージがあっていろいろイベントが行われていたりします。その片隅にあったGrand Prix BARというところでシャンパンなんぞ頂いてしまいました。もちろんF1公式シャンパンとして表彰台のシャンパンファイトで使われるMumm Cordon Rougeです。太陽が降り注ぐ朝にシャンパンを飲む贅沢を噛み締めながらおいしく飲み干しました。
GPスクエアのテント街。雰囲気に飲まれてつい色々買ってしまいます。
いい気分になったところでお買い物タイム。チャンピオンチームのレッドブル公式ショップは大混雑です。でも、レッドブルのグッズはデザインも今風でかっこいいんですよね。しかしお値段はかなりのプレミア価格。チームシャツのレプリカが1枚14,000円(!)です。ま、買ってしまいましたけどね。その他にも小林可夢偉Tシャツとタオルを。
買い物を終えると午前9時半すぎ。そろそろ今日の午前中の観戦&撮影ポイントへ移動します。目指すは西コースの一番端にあるスプーンコーナー。鈴鹿のコース長が約5.8kmあるところから考えると、グランドスタンド前からスプーンコーナーまではゆうに2kmはありそう。実際にはコース上を歩いていけるわけではなく、外周の道を行きますので、たぶん3km以上の道のりはあるでしょう。普通に歩いても30分はかかります。しかも途中アップダウン付き。寄り道しながらゆっくり歩いて1時間ほどで何とかたどり着きました。
ニコ・ロズベルグ/メルセデス W02 Mercedes
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/100sec AUTO (F13, ISO100, -0.7EV, WB:AUTO, 200mm)
フェリペ・マッサ/フェラーリ 150°Italia Ferrari
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/125sec AUTO (F13, ISO100, -1.0EV, WB:AUTO, 500mm)
セルジオ・ペレス/ザウバー C30 Ferrari、ダニエル・リカルド/HRT F111 Cosworth
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/125sec AUTO (F11, ISO100, -0.7EV, WB:AUTO, 500mm)
スプーンへやってきたのは実は2度目。昨年の土曜日、大雨の中どんなところなのか見にきましたが、あまりに雨が激しすぎて状況がよくわからず、諦めてヘアピンへ戻っていきました。なので、実際にF1マシンが走ってるところをスプーンコーナーで見るのは初めてです。
それにしてもここは東コースとは違ってかなりのどかな田舎の風景。陣取った土手の上でも、そこら中をバッタが跳ね、カマキリが闊歩しています。刺すような変な虫がいないのは幸いでした。Mスタンドがあるものの、比較的人も少なくてずいぶん静かです。飲み物、食べ物の屋台もトイレも待たずに利用できます。
より大きな地図で F1日本GP2011 撮影ポイント を表示
スプーンコーナーのカメラマンチケット専用エリアからの眺め。のどかです。
ここまで来てみて気づいたのですが、ここは東側に向かってコースを見る位置にあるので、午前中は逆光になってしまいます。フリー走行3回目は午前11時からなので、何とかなるかと思いましたがやはり微妙に逆光感が残りました。ま、たまにはこういうのもいいかもしれません。
しかしここには大型スクリーンさえ設置されておらず、全体の状況がどうなってるのかをつかむのは難しい場所です。ただ、私たちがいた場所からは、オフィシャルの人たちへの指令を飛ばす無線がよく聞こえたので、そちらを聞いていると、セッションがスタートしたとか、どこで黄旗が出ているとか、むしろ詳しい情報が即座に伝わって来ました。
パストール・マルドナド/ウィリアムズ FW33 Cosworth
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/125sec AUTO (F7.1, ISO100, -0.7EV, WB:AUTO, 500mm)
エイドリアン・スーティル/フォースインディア VJM04 Mercedes
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/100sec AUTO (F11, ISO100, -0.7EV, WB:AUTO, 170mm)
ルイス・ハミルトン/マクラーレン MP4-26 Mercedes
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/100sec AUTO (F20, ISO100, -1.3EV, WB:AUTO, 500mm)
実はここで撮影中にK-5にトラブルが発生してしまいました。と言うのは、時々ネットでも報告を見かける「ミラーの暴走」現象です。具体的には電源スイッチのON/OFF、シャッターボタン半押しなど、カメラを操作する度にシャッターが切れたかのようにミラーが勝手にパタパタと動く現象です。シャッターが実際に開いているかどうかは分かりませんが、記録は一切されません。
これ、連写中にも途中で発生したりして、とてもまともに使える状態ではなくなってしまいます。以前にも一度だけ発生したことがありましたが、その後まったく問題ないので放置していました。こんな大切な場面で再発するとは…。
その後は再現しなくなったのですが、状況から考えるに熱暴走ではないかと思われます。日光に照らされてある程度カメラ本体の温度が高いとき、そして比較的充電直後の電池の組み合わせによって引き起こされるような気がします。念のため、後日PENTAXに点検および修理に出してみる予定です。
なので、今回のエントリーに貼った写真は、ミラー暴走現象が出ない合間に、騙し騙し撮ったもの。カメラのせいとは言いませんが、何となく今ひとつ納得のいくカットがありませんでした…。
フェルナンド・アロンソ/フェラーリ 150°Italia Ferrari
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/125sec AUTO (F10, ISO100, -0.7EV, WB:AUTO, 500mm)
ミハエル・シューマッハ/メルセデス W02 Mercedes
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/125sec AUTO (F14, ISO100, -1.0EV, WB:AUTO, 500mm)
セバスチャン・ベッテル/レッドブル RB7 Renault
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/125sec AUTO (F13, ISO100, -1.0EV, WB:AUTO, 200mm)
昨日よりも30分短い、1時間のセッションはあっという間に終了。各車予選に向けてのセッティングが完了し戦略を立てているはず。実はこのフリー走行ではルノーのブルーノ・セナが裏ストレートで大きなクラッシュをして赤旗中断がありました。予選までわずか2時間、マシンを修復できるのか心配です。
さて、「わずか2時間」と言えば観戦している私たちも同様。この間にお昼ご飯を食べて、また次の場所に移動しなくてはなりません。東コースの方は食べ物を売る屋台街や屋根のある休憩スペースも大混雑しているはずですが、このスプーンコーナー裏は空いていました。なのでまず腹ごしらえから。
CoCo壱とかピザーラとか地元や東北のB級グルメの屋台とか。お値段はリーズナブルです。
うまいことテント下にスペースを見つけ、日差しから逃れつつお昼を食べることができました。カレーの匂いをかぐとやはり抵抗しがたいものがあります。そして生ビール! 晴天の下で飲むビールはうまいです。また3km以上の道のりを歩いていく元気が出てきました。
<予選につづく>
※他の写真も含めFlickrにまとめてアップロードしてあります F1日本GP 2011 -a set on Flickr
スゴい写真ばっかりですね。
今、自分の撮った写真を見ていますが、ブログに出すのが嫌になってきました。
カメラのせいにする事にします。
○ながしまさん、
ありがとうございます。ほとんどまぐれみたいなものばかりですが。何しろ5,000枚くらい撮っていますので…。
是非、ブログに載せてください。でなければせめてFlickrにでも。