神宮外苑花火大会

投稿者: | 2011年8月7日

 夏の風物詩と言えば花火大会。夏休みシーズンともなれば東京近郊ではあちこちで大小さまざまな花火大会が開かれます。が、今年は3月に起きた東日本大震災によって、経済的理由、あるいは警備上の都合、もしくは単に自粛ムードに配慮する形で、東京湾、江戸川、江東、調布、昭和記念公園などなど、多くの花火大会が中止になってしまいました。

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PENTAX K-5, DA L18-55mm F3.5-5.6AL, Manual, F16, 10sec, ISO80, WB:Daylight

 そんな中、東京都心で行われる神宮外苑花火大会は例年通り実施されました。この花火大会は2年前にも見に来たことがあるのですが、そのときと同様に、友人が前夜から場所取りなど全て準備をしてくれるということで、カメラと飲み物食べ物を持って出かけてきました。見学場所は千駄ヶ谷の東京都体育館付近です。

 当日は朝からなんとなく曇っていますが、特に風もなく暑さは厳しいですが穏やかと言えば穏やかな天候。心配だったのはゲリラ豪雨。案の定この日も埼玉県と東京都の境あたりでは夕方になってかなり激しい夕立があったようですが、神宮周辺まで広がらずに持ちこたえました。

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PENTAX K-5, DA L18-55mm F3.5-5.6AL, Manual, F14, 8sec, ISO80, WB:Daylight

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PENTAX K-5, DA L18-55mm F3.5-5.6AL, Manual, F13, 10sec, ISO80, WB:Daylight

 打ち上げ開始は午後7時半。その1時間半前には現地に着きましたが、すでに千駄ヶ谷駅付近は多くの人でごった返していました。しかし我々にはすでに観覧席が用意されています。苦労せずに良い場所でゆっくり花火を見られるなんて、何ともありがたいことです。大人8人、子ども2人の大所帯でしたがスペースは十分。缶ビール片手におつまみつつきながら、花火を待ちます。

 神宮球場ではジャニーズのイベントが行われているらしく、猛烈に懐かしい音楽(1980年代初頭のもの)がけっこうな音量で流れてきます。

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PENTAX K-5, DA L18-55mm F3.5-5.6AL, Manual, F16, 8sec, ISO80, WB:Daylight

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PENTAX K-5, DA L18-55mm F3.5-5.6AL, Manual, F14, 8sec, ISO80, WB:Daylight

 今年は開催される花火大会が少ないので、数少ない貴重な花火大会に人が集中するかと思えば、毎年来ている友人によると、今年の混雑は昨年よりも少ないように思えるとのことでした。うむ、何が何でも見ないといけないものではないし、相次いで花火大会が中止と言われると、気分が乗らない、というのも分かる気がします。それでも開始直前は通路もふさがれてしまうほど周囲は満員御礼状態になりました。

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PENTAX K-5, DA L18-55mm F3.5-5.6AL, Manual, F16, 13sec, ISO80, WB:Daylight

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PENTAX K-5, DA L18-55mm F3.5-5.6AL, Manual, F14, 8sec, ISO80, WB:Daylight

 さて、花火の撮影… 難しいですよね。去年は東京湾花火大会を遠くから望遠レンズで撮りました(→ 東京湾大華祭/2010年8月16日)。今回はかなりかなり近いですが、見上げるほどでもありません。
 カメラはPENTAX K-5銀、現場の状況が分からないのでレンズは迷ったのですが、保険で持って行ったK-xのキットズーム(DA L18-55mmF3.5-5.6)が役に立ちました。この神宮の花火大会は都心で開催されるとあって、一つ一つの花火はそれほど大きくないので、東京都体育館からでも、わりと望遠が必要でした。DA70mmを持って行けば完璧だったかも。

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PENTAX K-5, DA L18-55mm F3.5-5.6AL, Manual, F11, 5sec, ISO80, WB:Daylight

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PENTAX K-5, DA L18-55mm F3.5-5.6AL, Manual, F16, 10sec, ISO80, WB:Daylight

 小さな三脚にカメラを乗せて長時間露光するわけですが、レリーズやリモコンを持っていないので、2秒セルフタイマーを使いました。つまりシャッタータイミングはかなり適当ということになります。一眼レフにライブビューなんて要らない!と言い続けてきた私ですが、ライブビュー使いました。便利ですね、これ(^^;。ピントはあらかじめ無限遠出ししてから、マニュアルに切り替えて固定。途中で時々ピント合わせ直しましたが。

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PENTAX K-5, DA L18-55mm F3.5-5.6AL, Manual, F16, 8sec, ISO80, WB:Daylight

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PENTAX K-5, DA L18-55mm F3.5-5.6AL, Manual, F16, 10sec, ISO80, WB:Daylight

 ホワイトバランスは昼光に固定。カスタムファンクションで、ホワイトバランス固定時の微調整機能もオフしました。感度は最低のISO80に。絞りはF11〜16、シャッタースピードは8〜10秒くらいで色々いじってしまいました。花火の明るさが一定ではないので、どれが適正なのか分からず当てずっぽうです。オーバーすぎて真っ白になる失敗カットも多数。都心でやっているわりに街明かりもほとんど写りません。

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PENTAX K-5, DA Fisyeye10-14mm F3.5-4.5ED, Manual, F5.6, 8sec, ISO80, WB:Daylight, Flash強制発光

 ということで、ここに貼った写真はけっこうトリミングしています。撮影はJPEGでしたので、それほど階調や色はいじってはいません。うーん、花火は難しいですね。また来年チャンスがあれば頑張ります。

 約1万発の花火は1時間半ほどであっという間に打ち上げられて終わってしまいました。花火はやっぱり綺麗だし、いくら見ても飽きないです。写真撮影にも夢中になれたし、空の下で缶ビール飲みながら友人達と過ごすのも楽しいものです。

※Flickrに写真をまとめてアップロードしてあります。
 神宮外苑花火大会 -a set on Flickr

神宮外苑花火大会」への4件のフィードバック

  1. しん

    シャープに写ってて凄いですね〜。
    自分も横須賀で花火を撮りましたがボケボケでした。ライブビューでも無限遠だせてないみたいです(^^;。
    カメラの設定は参考になります!次は真似してトライしてみます。次…来年かな。

  2. Hi

    しんさんの花火写真も拝見しました。14mmであのサイズだと、けっこう間近に上がったんですよね。大迫力だったのではないでしょうか。なんか丸い花火らしい花火が柔らかく綺麗に写ってると思います。
    私のは… なんか線が固いんですよねぇ、なんでだろ?それに花火の軌跡はある程度滲んでしまうのは仕方ないかも。私のも拡大するとけっこうボケボケです。
    花火写真の露出は難しくて、私の設定も最適からはほど遠い気がします。色々試して勘を掴んでいきたいですが、花火は年に1回、か運が良くて2回ですよね。お互い来年頑張りましょう!

  3. BP

    すばらしいですね。
    今年は行事が重なり、花火には行けませんでした。

  4. Hi

    BPさん、ありがとうございます。
    花火大会シーズンはあっという間ですよね。東京では隅田川の花火大会が今月末にありますが… 私もそれは用事があって見れそうにありません。これが今年唯一の花火見物になりそうです。

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