ニセコ 2010-2011(2日目)

投稿者: | 2011年3月8日

 1日目からの続きです。開けて翌日は金曜日。二日酔いもなくスッキリと目覚めました(と言うことにしておきます)。ホテルの朝食バイキングを食べて、部屋でくつろぎつつゆっくりとスキーの準備。ゲレンデに立ったのは9時頃です。

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 リフト券売り場のお姉さんによると、この日もまだ山頂付近のリフトは運行が決まっておらず、ビレッジ方面へ連絡できるかどうかは分からないとのこと。この日の朝は倶知安で最低気温-17℃を記録するほどの冷え込み。ニセコももちろん極寒です。昨日と同様に相変わらず雪は降っていますが麓では無風。天気予報によると雪は昼頃までで回復方向だそうです。



 この日の目的地は花園ゲレンデと決まっていました。なのでニセコゴンドラとペアリフトを乗り継いでいきなり花園へ。ここには昨年、ニセコのパウダーというか、オフピステの楽しさを少し垣間見た思い出のコースがあるのです。コースと言ってもそこは管理区域外。ニセコルールを理解し守れば、ニセコでは管理区域外の滑走が(自己責任で)認められています。

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 もう一つのお目当ては、ストロベリーフィールドからさらに少し下ったところにある、ブルーベリーフィールドです。このフィールドも管理区域外なのですが、なぜかこちらはコースマップに載っていたりします。ブルーベリーフィールドには去年は足を踏み入れていません。どんなところなのでしょうか?ということで、看板を頼りに行ってみることに。

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 が、そこはストロベリーフィールドの1本目と同じような、森の中の急斜面でした。雪の状態は同じようですが、木々の間隔が狭く先ほどよりも難易度が高いような気がします。ここはちょっと手強すぎるようなので、早々に森を横方向に抜けて、通常の管理コースに復帰することに。と言っても、そこも斜度30°のブラックダイヤモンドなコースでしたが。
 ゲレンデ内部の管理区域外コースは、こうして簡単に管理されたゲレンデに戻れる点も特徴。初心者にも滑りやすい場所です。もちろん、それでも危険はあるので、十分な注意が必要で無理は禁物です。

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 ゲレ食の王様、カレーライスももちろんあるのですが、巨大なカツやチキンが一本丸々入っていたりして、そのボリュームはちょっと他にはあり得ないほど。この分量も外国人向けなのでしょう。いや、腹ぺこな日本人スキーヤーでも簡単に平らげることは出来ますけど。味も日本のカレーライスとして王道を行く美味しさでした。
 さて、HANAZONO308で休憩中に、ちょうど山頂近くまで行ける「キング第四リフトが」動き始めたというニュースが入ってきました。そこがどんなところか知らないのですが、リフトで行けるゲレンデで一番高いところまで上れると言うことで、軽い気持ちで行ってみることにしました。

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 そしてリフトで登ってきた谷側に向くと、こちらは多くの人がすでに滑っています。先ほどのストロベリーフィールドなどとは違って、木立の全くない完全に開けた斜面。降りっぱなしの雪は、質も量もまったく他とは違っていました。最大斜度30°の極上パウダースノーで覆われた広大な斜面。驚喜しながら滑ってみると、そこは(感覚的には)腰まで埋まるような軽い雪なのです。

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 こういう条件下では、私の履いてるKIKUは、パウダー用のファットスキーとして最大に威力を発揮してくれます。整地では方向が定まらず暴れて安定しないこの板も、こういう本格パウダーの中では、ターンのたびに猛烈に跳ね返ってきて、深い雪に埋もれながらも勝手に板が回り始めるのです。なるほど、こういうことなのか!と納得。これは絶対に今までのスキーとは別物だと確信しました。どちらがどうと言うことでは無く、新しいことを覚えるのはとても楽しいことです。

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 さて、スキーを終えたら昨日同様、一風呂浴びて夕飯です。この日のメインディッシュはグリルチキンだったのですが、なぜか写真がありません。代わりに上の写真は真狩産ハーブ豚の陶板焼きです。とても美味しかったです。

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 で、今宵のお酒はワインではなくて焼酎にしてみました。メニューで目についたのはやはり北海道らしいじゃがいも焼酎。じゃがいも焼酎は昨年もヒラフの居酒屋さんで飲んだことあるのですが、このボトルは初めて見ました。非常に濃い味で美味しいです。芋と焼酎は相性が良いようです。芋焼酎と言えば一般的にはサツマイモですが、このじゃがいも焼酎ももっとメジャーになれば良いのに、と思います。

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 で、やはり昨日同様食後に散歩に出かけてみました。この日は特に目当ては無く、部屋飲みしようと言うことで買い出しがメイン。でも、途中に何となく気になるバーを見つけて結局飲んでしまいました。で、ニセコでバーと言えば外国人だらけ。カウンターの中も外人さんです。もちろん、日本語も通じますけど。

 こうしていると、まるで海外旅行に来たかのような不思議な気分になってきます。それがまたニセコの面白いところでもあります。

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 ということで、今宵も煌々と光るナイター照明を見ながら、千鳥足で雪と氷に足を取られながらニヒラフの坂道を散歩。冷たい風が酔い覚ましにちょうど良い感じです。

 明日は晴れるだろうか? 山頂のすごいパウダーは明日も体験できるだろうか?出来ればスッキリ晴れ渡った綺麗な景色を眼下に見ながら滑ってみたいなぁ… と、いろいろ夢を見ながら早めの就寝。

3日目につづく>


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