PENTAXから一眼レフの新製品、K-rが発表されました。一年前に発売されたK-xのボディ20色、グリップ5色の計100色にもかなり驚きましたが、今回はボディが12色に減った代わりに、グリップが10色に増えて合計120色の組み合わせ。同社比で20%増しです。
特徴はボディカラー展開だけではなく、肝心の中身もK-xに比べてかなりアップデートされています。たとえば、ファインダー内測距ポイントのスーパーインポーズが追加され、AF補助光が内蔵され、リモコンに対応し、インターバル撮影機能が搭載され、LCDが3インチの92万画素になったり。あと、電池が単3と専用Li-Ionの両対応になっています。どれもユーザーの声を反映した地道なものばかり。
スペック的な点で目立つのは連写速度。なんと最高6コマ/秒で(JPEGなら25コマまで)となりました。5.2コマ/秒のK-7よりも速くてPENTAX最速です。撮像素子は(恐らくSONY製の)12.4メガのCMOSで、画素数はK-xと変わりませんが、最高感度が1段上がっており、拡張設定時にはISO 25600まで使用できるそうです。低感度側もISO100をキープしています。
また、カスタムイメージには”ほのか”や”リバーサル”はもちろん、”銀残し”という変なモードもあったり、その他デジタルフィルターも強化されているようです。もちろんクロスプロセスも搭載しています。さらに勢い余って、新機能の赤外線通信を利用したフォトチャレンジャーという通信ゲーム機能まで搭載されてしまいました。どう考えてもやり過ぎです。
残念な点としては、ゴミ取り機能が超音波式のDRIIではなく、振動式のDRなこと。あとはK-m/K-xよりやや大きくなり、デザインが落ち着きすぎているのが、個人的にはちょっと気になります。ファインダーはペンタミラーですが、これはクラスを考えたら仕方ないかも。
お値段はボディのみで7万円台とのこと。何となくサブ機に欲しい気がしてきました。いや、サブ機なんて全然必要ないのですが、趣味ですから2台持ってても良いかな?と。そんなことを妄想しながらカラーシミュレータをまたいじって遊んでいます。白×アクアとか黄×ブラウンとか銀×ブラックとか良いですよね。
ちなみにK-rと同時にDA35mmF2.4 ALという軽量小型(かつ恐らく激安)な単焦点レンズも発表されました。こちらもK-rのボディカラーに合わせて12色展開するそうです。というか、これでPENTAXの30mm台の単焦点レンズは4本になってしまいました…。ラインアップ偏りすぎではないでしょうか。
さて、PENTAXからは近々もう一回、一眼レフの新製品が出ると言われています。その名もK-5。K-7の後継機だそうです。そちらも楽しみです。とりあえず噂されてる範囲の内容であれば、K-7から乗り換える気はないので、こちらはパスすると思いますが。
それにしても、K-rを中心とした今日のPENTAXの新製品発表会の様子は以下のリンク先のようなものだったそうですが、良い意味でかなり逝ってしまっているように思えます。撤退や身売りなどせずにこの調子でカメラ事業を続けて欲しいものです。
ペンタックス、「K-r」の新製品発表会 – デジカメWatch
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ひー!本当に来たね。
連写速度すげー。
白×アクア良いね〜
k-x買わなくてよかった(笑
K-m/K-xのなで肩シルエットも良かったんだけどねぇ。塗装の質感が分からないし実物見てからかなぁ。