PENTAX K-7 :5ヶ月インプレッション

投稿者: | 2009年11月20日

 発売日にK-7を手にしてから約5ヶ月。あれよあれよという間にレンズも4本に増え、この間の撮影枚数も既に9,000カットに達しました。こんなに良く写真を撮るようになったのはとても久しぶりです。購入直後のウキウキ感も収まりつつあり、冷静な目でもう一度このカメラの評価をしてみたいと思います。このカメラを買って正解だったのか、これから先末永く使えるのか?どこが長所でどこが弱点なのか?

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プレミアム・スモール K-7

○デザイン&コンセプト
 そもそもこのカメラに惹かれた一番の理由はそのボディデザインです。ここで言うデザインとは見た目の形状というだけでなく、製品仕様も合わせたエンジニアリング・デザイン的な意味で、です。あるいは製品コンセプト+ボディデザインと言ってもいいのかもしれません。

 K-7のカタログの表紙に書かれた「プレミアム・スモール」という言葉がこのカメラの性格を全てを表していると思います。出来る限りの高性能を出来る限り小さく…。K-7は他の同クラスのデジタル一眼レフカメラの中では、圧倒的に小さなボディサイズを持っています。しかしK-7の小さなボディからは、こだわりは感じられても割り切りは感じられません。

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DA21mmF3.2AL, A mode, 1/30sec, F4.0, ISO400, AWB, ハイライト補正:ON, シャドー補正:中

 角張った線で構成され、一見古臭く見えるような外観も、ディテールを見てみれば意外に凝っており、それはデザインのためのデザインではなく、機能から必然的に導かれています。それは持ちやすさ、操作しやすさ、手触りのよさに繋がります。そしてこの小さなボディは防塵防滴性能というタフネスさも備え、実用重視が徹底的に貫かれています。

 LXへの回帰、とも言われましたが、実際のK-7自体にはLXの影はないし、そういう広告戦略もとられていません。PENTAXの成り立ちからすれば、過去の栄光を持ち出すことは簡単でしょうが、K-7はそんなに底の浅いカメラではありません。他にあるようでなかった小さな高級機。これは正に私が欲しいと思っていたカメラかも?と勝手に思い込んでしまいました。

○感触&雰囲気
 小さいとは言っても”中上級機のわりに”小さいと言うことであって、一眼レフカメラとして絶対的に小さいわけではありません。マグネシウム合金の外装は、そうと言われないと気づかないかもしれません。実物はいたってオーソドックスで飾りっ気なし。しかしガッチリとして剛性感のあるボディ。握りやすいグリップ。欲を言えばもう少し奥行き方向が小さければいいのにと思います。高さ方向は個人的に小指がはみ出すくらいでちょうど良い感じです。

 大きさからすると意外に感じるほどずっしりした重量感。重量は軽すぎても重すぎても弊害がありますが、個人的には許容範囲ギリギリの重たさ。もう50gくらい軽ければベストかな?と感じます。

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DA70mmF2.4, A mode, 1/500sec, F8.0, ISO100, -1.0EV, AWB

 小さなコンパクトカメラのように、いつもカバンに忍ばせておく、と言うわけには行きませんが、写真も撮ろうかな?と思ったときには持って行く気になる大きさ、重さ。近所なら、カバンにも入れずむき出しでストラップを首にかけて行く、というスタイルもあり。そんな気軽さも持ち合わせています。

 一眼レフカメラにとって命のファインダー。覗いて真っ先に感じたのは「暗くてザラザラだな」ということ。しかし、その暗くてザラザラなファインダースクリーンには、何ともいえない立体感を持った映像が浮き立っています。懐かしい昔のマニュアルカメラのように、ピントが合ったところと外れたところが綺麗に見えます。フルサイズのような視界の広さはないけれど、視野率も100%。変な色づきもなくて、しばらく覗いているうちに、しっくりと目に馴染んできます。

 そして次にシャッターをそっと押してみます。程よいところでキュッという音を立ててAFが作動。ボディモーター駆動のノイズと振動はありますが、ほとんどの場合一瞬で合焦完了。特にストレスはありません。その後に続くシャッター音は意外なほどにソフトです。二つのモーターで個別に駆動されるミラーとシャッターチャージの動作はキビキビしていて、変な振動が残ったりボディ内に共振するような、安っぽい音や感触はありません。かといって、

 シャッターの動作音や感触は、ニコンのような鋭いキレの良さとは対極にあります。どちらが良いというわけではないですが、K-7の小さなボディにはこのソフトなシャッター感触は似合っています。

○機能&性能
 1507万画素のCMOSセンサー、4段分の効果を持つ手ぶれ補正、1/8000秒までのシャッター、11ポイントAF(うち9点がクロスセンサー)、77分割測光、最高5.2コマ/秒の連写スピード、視野率100%、倍率0.92倍のペンタプリズム・ファインダー、超音波方式のセンサークリーニング機構、GN13の内蔵フラッシュ、ライブビュー、HD動画撮影、水平補正、構図補正、ダイナミックレンジ補正、デジタルフィルターなどなど。スペックは中高級機として妥協のないものとなっています。

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DA70mmF2.4, A mode, 1/40sec, F2.4, ISO800, AWB

 スペック上で私にとって不足は全くありません。むしろオーバースペックなくらい。それよりも、手にしてみて、実際に使ってみて分かったK-7の”性能”のポイントは、カタログスペックからはわかりにくい部分にありました。初期のデジタル一眼レフと違い、K-7はデジタルであることを積極的に利用した、デジタルらしいカメラに仕上がっています。それも押しつけがましいのではなく、あくまでも自然に、しかし明確に。

 まずはホワイトバランス。これは過去に使ってきたコンパクト機含めた多くのデジカメの中では群を抜いた精度を持っています。複雑な光源下でもほぼ撮って出しのままで見た目の印象に近い色調になり、失敗したり補正を必要としたりすることがほとんどありません。その一方でオートと逆の働きをするCTEという新しいホワイトバランスモードがあります。このCTEモードがまた面白いのです。空の色、夕陽、新緑などなど、被写体色の色がそのまま再現されます。オートとCTEを切り替えるだけでも十分に楽しめます。

 次にカスタムイメージ。色調やコントラスト、キー、シャープネスを組み合わせた画像処理の仕上げを決める機能です。K-7ではダイレクトにアクセスできるボタンを用意し、ホワイトバランスなどと同じ重要な扱いになっています。特徴的な5つのプリセットを持ち、もちろんそれぞれのプリセット内容を好みに応じて細かく変更することも可能。PENTAX独自のファインシャープネスも使えます。”ほのか”みたいな極端な面白いプリセットもあり、まさにフィルムを交換するかのような感覚。

 さらにデジタルフィルター。撮影後の写真に特殊効果を施す機能です。K-7は基本的に硬派な中上級機なのに、このお遊び機能は搭載しているというアンバランスさ。しかし使ってみてその面白さが分かってきました。これは、カメラ内レタッチの延長上にある機能です。特にアマチュアにとっては、どうにもならない失敗作みたいなものも、デジタルフィルターをかけることで、面白いイメージに仕上がったり。使用頻度がすごく高いものではありませんが、素直にこれは面白いと思ってしまいました。

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DA35mmF2.8 Macro, A mode, 1/30sec, F2.8, ISO400, +0.3EV, AWB

○欠点&弱点
 K-7を使っていて気になることが2点あります。まずはAF周り。精度は問題なくAF任せで安心して撮れるのですが、しかし時々妙にAFが迷うことがあります。必ずしも暗いところに弱いというわけではないようですが、キラキラとした強い光源がAFフレームに入ると、高い確率でピンぼけになります。また、AFエリアは11ポイントもあるのですが、実際に撮っていると、AFエリア間の隙間が気になります。場合によってはそこに被写体が落ち込んでピントが抜けてしまったり。

 さらに、AFモードをコンティニュアスにした場合のAFロックができません。コンティニュアスモードで被写体を追いかけていても、とっさにAFロックをかけたくなる時があるのですが、その場合はいちいちシングルモードに切り替えなくてはいけません。ファインダーから目を外すと、チャンスは逃しているし、撮る気が一気に失せてしまいます。 (AFボタンでAFロックできることが分かりました→ AFボタン -酔人日月抄 :2009/12/11)

 そして、もう一点気になることと言えば、K-7の弱点としてよく言われているノイズ感。高感度の場合だけでなく、場合によってはISO200でも感じられるほど。高感度はかなり苦手な方で、個人的にはISO400以上に設定するのは勇気がいります。ISO1600はもうほとんど使いません。とはいえ、ダイナミックレンジや色再現性などの点では、ISO800までは十分実用になる粘り強さもあったりして不思議なところです。ノイズ発生の傾向が分かれば使いこなしできるのですが、いまだによく分からず、仕上がりを見てびっくりすることがあります。

 ということで、もう少しノイズリダクションの設定が柔軟にできれば、と思っています。たとえば感度適応で3段階に設定できるようにするとか。ISO200まではNRオフ、ISO400まではNR弱、ISO800まではNR中、ISO1600からはNR強、みたいな感じに。ファームアップでのサポートを期待したいところです。

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DA★60-250mmF4ED, A mode, 1/800sec, F5.0, ISO200, CTE

○長所&強み&その他
 画質はノイス感の問題はあるにしても、総じて撮れる絵には満足しています。色乗りはPENTAXらしく鮮やかで、露出も非常に正確かつ安定しています。ファインシャープネスと15Mピクセルのセンサーが吐き出す解像感は十分すぎるほど。カスタムイメージやホワイトバランスを上手く調整すれば、思った通りの絵を撮ることができます。

 手ぶれ補正の効果は期待以上です。光学補正ではないのでファインダーで効果を見ることができませんが、確実に手持ち限界シャッタースピードは、感覚的には2段分くらいは稼げていると思います。標準域のレンズなら、高感度に設定することなく1/15secくらいは普通に切ることができます。

 意外に気に入ったのが水平補正機能。手ぶれ補正の機能を使って自動的にカメラの傾きを補正するもの。水準器表示を最初は使っていたのですが、それに気を取られるようになってしまうので、最近は自動モードに設定しっぱなしです。効果がどのくらいあるのか比較はしていませんが、水平が気になるような場面でも、気軽に撮れます。

 ダイナミックレンジ補正とレンズ収差補正は期待していたのですが、結局今は使っていません。ハイライト補正は効果が今ひとつわかりにくく、シャドー補正はノイズ感を増加させやすい気がするので。HDRは試し撮りしただけ。三脚必須なので気軽に使えません。レンズ収差補正は撮影後の数秒の処理時間が我慢できないので使っていません。

 これらはHDRを除いて、RAWで撮っておけば後処理でできるので、必要な場合はRAW撮りするようになりました。付属のソフトウェア、PENATX Digital Camera Utility 4もSILKYPIXをベースにしてあるだけあって、現像機能は非常に充実しています。ちょっと重たくて不安定ですが。

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DA21mmF3.2AL, A mode, 1/20sec, F3.2, ISO800, AWB, 白黒(コントラスト+4, シャープネス+4)

 操作性も良くできています。メニューとは別にコントロールパネルがあり、画質や撮影に関わる重要な機能の設定状態を一覧で確認し、そのまま変更することができます。撮影時にメニューにアクセスする必要はほとんどありません。また、最後に撮影したデータは電源を切るまでバッファにそのまま保管され、RAWモードでなくても撮影後に撮影パラメータを変更して保存し直すことができます。これもとても便利。間違った設定で撮ってしまったカットを救済できますし、逆にとりあえずシャッター切っておいて、後から色々パラメータをいじって仕上がりを確認しながら変更、保存することもできます。

 動画とライブビューはちょっと試してみた以外はほとんど使っていません。あるに越したことはないけど、私にとってはどうでも良い機能です。

○レンズ
 PENTAXのデジタル一眼レフシステムの一番の特徴でもあり弱点でもあるのがレンズラインアップ。絶対的な本数が少ない代わりに、他にはない特徴的なレンズが揃っています。

 特徴的なのは単焦点レンズが豊富なこと。特に小型軽量な単焦点シリーズのDA Limitedレンズ。パンケーキ型を中心に面白いレンズがそろっています。私はこの中から、21mm、35mm、70mmの3本を手に入れてしまいました。金属筐体で小型軽量なDA Limitedレンズは、K-7に合わせたかのようなレンズです。暗いけれどピントがよく見えるK-7のファインダー特性にも合っています。これらのレンズに興味があるならば、K-7はベストなカメラといえるでしょう。

 一方で残念に思うのは ズームレンズのラインアップの少なさ。いや、スペック、サイズ、値段などの点で、絶妙な補完関係にあり、必要最低限なラインアップなのですが。しかし他社にあるようなF2.8通しの明るい望遠ズームや、高倍率ズーム、400mm程度までの超望遠ズームなどはありません。単焦点レンズでも大口径の望遠レンズのラインアップはありません。何しろ、あこがれのレンズの代表格だったサンニッパ(300mmF2.8)すら純正にはないのです。

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DA35mmF2.8 Macro, A mode, 1/13sec, F8.0, ISO200, AWB

 サンニッパはともかく、現実に目を向ければ問題となるのはサードパティのレンズの選択肢の少なさ。運良くPENTAX用があっても、手ぶれ補正がないとか、超音波モーター駆動はないなどの機能制限があったりするのです。最新のレンズの場合発売日も後回し。販売店の在庫が切れていることも。この点はじっくりと検討、または覚悟が必要です。

 一方で、中古やオールドレンズにまで目を向けてみれば、Kマウントのこのカメラに取り付けられるレンズは、実は非常に豊富。そういう方面の楽しみ方をするという手もあります。

○5ヶ月使用感まとめ
 結論から言って大満足です。久しぶりに写真を撮ることが面白い!と思わせてくれるカメラに出会いました。それは機能や性能、スペックで説明できるものではなく、このカメラの持っている雰囲気によるものです。

 手にして、ファインダーを覗いて、露出や撮影パラメーターをいじって、ピントを合わせて、シャッターを切る。そして再生ボタンを押して仕上がりをチェックする… と言った、一連の当たり前の動作がとても自然に、楽しく感じます。思ったように撮れれば満足、思った以上に綺麗に撮れていれば大満足、思ったように撮れなければ反省し、次回に期待する。そんな一連の、趣味としての写真撮影の過程を楽しませてくれる道具です。

 デジタルカメラの陳腐化はすごいスピードで進んでおり、昔のカメラのように長い間その満足感が保てる保証はありません。でも、きっとそうやって古くなっても、K-7はずっと使い続けられるような気がします。最新のカメラが欲しくなったり、買ってしまったりするかもしれませんが、K-7は手放さずずっと手元に置いて使い続けたい、使い続けられるカメラだと思います。いえ、飽きっぽくて浮気っぽいので、その保証は全くありませんが(A^^;;

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DA★60-250mmF4ED, A mode, 1/180sec, F4.5, ISO200, -0.3EV, AWB

 もともとはF1を撮りたくて買おうと思ったデジタル一眼レフカメラ。どうせ滅多に使うものではないと思い、できるだけ安く済ませようと、ある意味醒めていたのに、気がついてみればすっかり写真にのめり込んでしまいました。デジタル一眼レフは初めてではないし、フィルムの時代から数えればたくさんの一眼レフを触ってきましたが、こんなに写真を撮ることが楽しく思えたのは久しぶりです。多分15年ぶりくらい。

 それはK-7のおかげ、とまでは言いませんが、少なくともこのカメラを手にしたことがきっかけになったのは確かです。しかもその気持ちを醒ますことなく5ヶ月たった今でも持ち続けていられるのは、このカメラが「その気にさせる何か」があるからだと思います。

 結局あまり冷静なレポートにはならなかった気がしますが… (A^^;

PENTAX K-7 :5ヶ月インプレッション」への3件のフィードバック

  1. たぼ

    お久です。
    さすが専門家のインプレは違いますね。
    私はk-mですが、同じく発光する物がファインダーに入った場合のピンぼけは最近気づきました。この場合マニュアルフォーカスで対応することにしました。
    しかし、既にk-mも生産終了品に。カラフルなk-xとなってしまいました。
    会社自体がどうなるのかもちょっと気がかりです。
    銀塩のズームレンズもクリーニングに出したので、これをk-mに装着して撮影してみようと。。。

  2. いっしー

    じっくり読ませていただきました。
    ずっとNikon党だった私がどうしても買えなかったデジ一ですが、いろいろ考えて限られた予算の中で初めて買ったのが*istDSで良かったと今でも思っています。
    Pentaxって形も機能もバランスも、とがっていないけど不思議な魅力のあるメーカーなんですよね。k-xも魅力的ですね。

  3. Hi

    ○たぼさん、
    ご無沙汰しております。
    K-mをお使いだったんですね。AFの特性はやはり同じでしょうか。キラキラ光るものとしてはクルマとか結構厳しいんですよね。先日のFBMで痛感しました。以前のNikon機ではなたっかことです。ゆっくりピントを見る余裕があれば、合うまで再トライしたり、さっさとMFに切り替えたりできるのですが、とっさの場合はそのままシャッター切ってしまいます。

    K-mはK-7に負けず劣らずPENTAXらしいカメラですよね。他メーカー含め、ほぼ最後のCCD機ですし。MFレンズもお持ちなら、2倍楽しめるのではないでしょうか。

    K-xはK-mの正常進化版というか、小型デジタル一眼レフの完成形ではないかと思います。必要ないけど、なんか欲しくなってしまいます。

    ○いっしーさん、
    私もNikon党でした。が、最近はどうもあまり思い入れを持たず、Nikonだしコレで良いか… 的な選び方をしていたので、すぐに飽きてしまっていました。思えば、D70sではなくてあの時点で*istシリーズに行ってたら… と想像してしまいます。

    K-xは本当に良いカメラだと思います。K-m含めコストパフォーマンスでは圧倒的です。枯れた部材を使っても、ちゃんと作ればこれだけのモノができるという素晴らしいエンジニアリングの例だと思います。

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