はぐれの刺客

はぐれの刺客 (光文社時代小説文庫)

はぐれの刺客 (光文社時代小説文庫)

大垣藩士の次男、甘利新蔵は部屋住みの身。剣の腕は藩随一だが、師範にうとまれ剣術での出世も難しく、鬱屈した日々を送っていた。ある日、商人宅に押し入った賊を斬殺した新蔵は出世の期待を抱くが、あまりの残忍さに蟄居を命じられてしまう。絶望の果てに脱藩した新蔵を待ちうける運命とは…。

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雪山冥府図

雪山冥府図―土御門家・陰陽事件簿〈5〉 (光文社時代小説文庫)

雪山冥府図―土御門家・陰陽事件簿〈5〉 (光文社時代小説文庫)

信楽の陶工に嫁いだおきぬは生来の男好き、淫蕩な男漁りや色恋沙汰の果てに、幼子を棄て京に出奔する。父に育てられた息子の輪蔵は、絵師になるため京に上るが、先斗町遊廓の張見世で客を引く母と出逢う―。衝撃の結末が待つ表題作ほか全六編。欲望・嫉妬・憎悪・絶望…、人の心に巣くう魔物と対峙する陰陽師・笠松平九郎らの叡智と情けが、京に生きる人々を救う。

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逆髪

逆髪―土御門家・陰陽事件簿〈4〉 (光文社時代小説文庫)

逆髪―土御門家・陰陽事件簿〈4〉 (光文社時代小説文庫)

八卦見の孫七は、縁談がある女の手に不吉な卦を見たことが原因で、ならず者たちに暴行される破目に陥る。男たちは、次に女が来たら卦は大吉と変えて言えと脅して去った。それを近くで聞いていた土御門家の触頭・笠松平九郎が跡を尾け、一人を捕捉する。だが、男は頑として口を割ろうとしないため、報奨金をつけた馬引きで正体を暴こうとするが…(表題作)。

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おんなの戦

おんなの戦 (角川文庫)

おんなの戦 (角川文庫)

  • 作者: 井上 友一郎,澤田 ふじ子,司馬 遼太郎,永井 路子,南條 範夫,新田 次郎,縄田 一男
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2010/12/25
  • メディア: 文庫
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お市の娘たち、信長の姪の浅井3姉妹はそれぞれの人生を歩んだ。大坂城と運命を共にした淀殿、3度目の結婚で将軍御台所となったお江など、政略結婚を余儀なくされ、死の淵をも覗いた戦国の女たちを描く傑作短編集。

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狐官女

狐官女   土御門家・陰陽事件簿(三) (光文社文庫)

狐官女 土御門家・陰陽事件簿(三) (光文社文庫)

土御門家の触頭・笠松平九郎は、京の治安に目を配り、事件を未然に防ぐ役割を負う。その平九郎に心強い助っ人が現れた。自ら浪人となり、内職の傍ら観相で稼ぐ小藤左兵衛。二人は様々な難事件に遭遇しながらも人情味豊かに解決する。―仙洞御所の女官たちに風邪が流行るのは、狐による変事なのか?その正体を追う二人に意外な結末が待つ(表題作)。ほか全七編収録。

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大盗の夜

大盗の夜 (光文社文庫)

大盗の夜 (光文社文庫)

江戸幕府より朱印状を授けられ、全国の占い師や芸能者を統括する、安倍晴明を祖とする陰陽師。その一族土御門家で京都触頭の一人・笠松平九郎は、帯刀を許され、小太刀の名人でもある。易者姿で京の治安に目を配り、次々と舞い込んでくる摩訶不思議な事件を解き明かす。欲望、嫉妬、憎悪…人間の持つ弱みを、市井に生きる人々の姿を通して描く快作。

 澤田ふじ子さん作のシリーズものです。「土御門家・陰陽事件簿」というシリーズタイトルがついています。「陰陽師」といえば今で言う占い師。しかしながら「事件簿」ときたからには、これはミステリーなのか捕り物なのか? その不思議な二つの言葉の組み合わせに興味を引かれて手に取ってみました。

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