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新ブログ「酔人日月抄外伝」のお知らせ

 少し思うところありまして、2019年6月より新ブログ「酔人日月抄外伝」をはじめました。

 それに伴い、こちらの旧ブログは更新をお休みし、今後は「外伝」のほうをやっていきたいと思っております。

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新ブログはもう少し肩の力を抜いて、短文かつ写真も少量で、いまさらですがもっと個人日記的な要素を強めています。従って、役に立ちそうな詳細な情報はないかも知れませんが、どうぞよろしくお願いします。

夕日と残照に映える飛行機を撮るため夕暮れの成田と羽田をめぐる

 冬は鉄分が不足しがちな季節です… という書き出しを思いついたものの、もちろん何も根拠はありません。ですが、空気が澄んでいて冬は飛行機の写真を撮るには絶好の季節だと思っています。特に真冬特有の低い太陽の光が生み出す陰影と色合いは、夏の夕暮れとはまたひと味違った雰囲気になります。

 また冬は日没が早いので、午後4~5時に夕景を撮ることができます。ダイヤ変更が多少あるとは言え、国際線では同じ時間に飛んでくる機体も、全く違った景色の中で撮ることができますし、もう一つ大きいのは、日没を迎えてから家に帰っても、まだたっぷり時間があると言うこと。さっきまでファインダーで見ていたイメージが褪せないうちにRAW現像に取りかかることができます。

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 ということで、日没前後に黄色く染まる飛行機を撮ってきました、実はこれ、ここ2年ほどの間ずっと狙ってきたテーマだったりします。成田と羽田の両方に行ってきましたが、同日にハシゴしたのではなく別々の日に出かけてきました。

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六義園で今年の紅葉撮り納めをしつつ、人気スポットにおける写真撮影について考える

 12月に入ったばかりのとある平日、毎年恒例の野暮用が朝からあって、お昼にはすべて終わって解放されるのですが、そのまま仕事に行く気にも家に帰る気にもなれず、六義園まで散歩に出かけてきました。というのは、実は昨年も同じコースをたどっていて、そこで見事な紅葉が見られた記憶があるからです。

 ただし今年は冬の訪れが早くて、紅葉も全体的に巻き気味で進行していました。なのでほぼ昨年と同じ日取りだったにも関わらず、六義園の紅葉はほぼ終わりかけており、昨年と比べても少し寂しい状態でした。こればかりは自然の都合で決まることですから仕方ありません。

 さらに残念なことに朝のうちは綺麗に晴れ渡っていた東京の空は、お昼にはモクモクと雲がわいてきて、なんとも言えない微妙な空模様に。終わりかけている紅葉はますますくすんだ色に写ってしまったかも。

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 でもこれが今年の紅葉見納め撮り納めとして、状況はイマイチなりに楽しんでゆっくり散歩&写真撮影してきました。

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【お知らせ】コメント欄を廃止しました

 10月1日より当ブログのコメント欄を廃止いたしました。

 これまでに1500近いコメントを皆様から頂いてきました。誠にありがとうございました。残念ながらコメント欄を削除するとともに、今まで頂いたコメントも非表示となってしまいます。ご了承いただきますようお願いいたします。

 廃止する主な理由は技術的なもので、具体的には今後主要なWEBブラウザがSSL非対応サイトへの文字入力に対し、セキュリティ警告を発していく流れが強まっている中で、本ブログのSSL対応が遅れており、その警告にしばらく対応できないことによるものです。

 記事内容へのご意見、ご感想、ご指摘等ありましたら、お問い合わせフォームからお送りいただくか、またはTwitterでメンションいただければと思います。

 以上ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

2年ぶり3回目「肉のエアーズロック」を大木屋 匠 コレド室町店で堪能する

 毎月29日は肉の日です。6月29日で今年の肉の日も折り返し地点を迎えました。今月は日程的にちょっと早めに肉の日を祝う宴会が開かれたのですが、その会場はかの有名な「肉のエアーズロック」で有名な大木屋です。都内にいくつかある店舗のうち、日本橋三越近くにある「コレド室町店」に行ってきました。

 「肉のエアーズロック」を食べるのはこれで3回目ですが、過去2回は市ヶ谷店でしたのでコレド室町店に行くのは初めてです。しかしその人気ぶりはどちらでも変わらず、かなり早い段階で予約をしておかないと常に満席必須の状態。今回は幹事さんがぬかりなく1ヶ月以上前から押さえておいてくれました。いや〜、3回目でも飽きると言うことはありません。あの分厚い肉を食べられると思うとテンションが上がります!

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 予約できる時間は6時か8時半かどちらかのみ。今回は自宅からも会社からも近い日本橋ということで、定時ダッシュを前提に6時開演となりました。この季節外はまだ明るいですが、始めてしまいましょう!

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パワーユニットの完成度が分けた明暗:F1 2015 開幕戦 オーストラリアGP

 今年もF1のシーズンがやってきました。開幕戦は例年通り、オーストラリアはメルボルンのアルバートパーク・サーキットで行われました。ケータハムが完全に破綻し、今シーズンの参戦は10チーム20台。しかしマルシアは未だチーム再建過程にあって、準備が間に合わなかったのか、開幕戦には出走することができず、予選は18台で戦われました。さらにその後、マシントラブルやボッタスの体調不良などもあり、結局グリッドに並んだのはわずか15台という寂しいレースとなってしまいました。

 昨シーズンからパワーユニットを中心に大変革を遂げたF1マシンですが、今シーズンのレギュレーションは小変更に留まっています。昨年物議を醸したノーズデザインも、ほとんどのチームは上手く処理する方法を見つけたようで、見た目は新鮮なマシンばかり。しかし中身は昨年の経験が生かされている部分が多く、完成度の高いマシンが揃っている… と思われていました。

 現代のF1マシンは基本的なメカニクスはもちろん、タイヤ、空力、そしてソフトウェアなどなど、複雑な要素が絡み合って一筋縄ではいかない世界なのは当然ですが、この開幕戦では、特にパワーユニットの完成度が勝敗を大きく分けることとなりました。

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F1日本GP2012 フリー走行2回目

 午前中のフリー走行1回目に続き、午後2時からフリー走行2回目が行われました。金曜日のこの二つのセッションはいずれも90分もあり、すべてのマシンが走り続けているわけではありませんが、これはほとんど決勝レースを2回見るような長さです。しかし年に3日しか生で見るチャンスがないとなれば、いつまで見ていても飽き足りません。

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小林可夢偉/ザウバー C31 Ferrari
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/80sec AUTO (F14, ISO100, -0.7EV, AWB, 290mm)

 午前中に引き続き天候は快晴。風はそこそこあるのですが、ヘアピン付近はちょうど風が遮られているのか、空気はほとんど動きません。10月とは思えない気温にじりじりと照りつける太陽。鈴鹿のF1観戦は暑さ対策が必須です。

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鴉婆

鴉婆 (光文社文庫)

鴉婆 (光文社文庫)

土御門家の譜代陰陽師・笠松平九郎は、当主・泰栄を襲った大黒党の里村龍造を斬殺した。土御門家の全国陰陽師支配に異を唱える大黒党。龍造の弟たちは、平九郎を敵と狙うが、同じ陰陽師として悪を懲らすという点では互いに助け合うことになる。人間の心に潜む魔物を退治する陰陽師。物欲、金銭欲、権力欲等に溺れ、引き起こされる事件に挑む、好評シリーズ第二弾。

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いっちばん:畠中恵

いっちばん (新潮文庫)

いっちばん (新潮文庫)

 

 大人気「おそろし」を買うときに迷った本です。結局期待していたとおりこの本は友人から手に入れることが出来ました。このシリーズは、日本橋通町にある大店長崎屋の病弱な若旦那「一太郎」と長崎屋に住み着くたくさんの妖たちが引き起こすコメディドラマです。荒唐無稽でナンセンスな出来事の中にも、緩くて柔らくて暖かい江戸時代の風情が感じられ、リアリティとかそんなことはどうでも良くて若旦那と妖(あやかし)たちの世界に引き込まれていきます。

 廻船問屋兼薬種問屋の跡取り息子としての自覚が芽生え成長しようとする一太郎を始め、好きなのに下手くそな菓子作りの腕を上げるべく大きな菓子屋に修行に出てる一太郎の幼なじみの栄吉。難しい事件を抱えては長崎屋に菓子を食べに来る頼りにならない日限の親分。於りんの迷子事件で一太郎と知り合った紅白粉問屋の跡取り娘で厚化粧のお雛。三途の川で知り合った冬吉とその兄弟などなど、今回もたくさんの個性的な”人”が登場します。

 そして一太郎の世話役として一太郎の祖母である大妖から派遣されている仁吉(白沢)と佐助(犬神)、家を軋ませる子鬼で菓子好きの鳴家(やなり)たち、一太郎の部屋にある屏風の付喪神(つくもがみ)で口が悪い屏風のぞき、その他鈴彦姫、見越の入道、野寺坊、そして天狗に稲荷の狐や狛犬などなど、この世の者ではないおかしな妖たちも相変わらずたくさん登場します。特に子鬼の鳴家たちはその滑稽で純真な行動、「きゅわわ!」という鳴き声、そして挿絵に描かれているイラストも可愛くて、多分このシリーズのファンの中では一番人気と思われます。私も家鳴りが大好きです。人には見えないけれど、いつも人間の周りをうろついている… ということを本気で信じたくなるほどです(^^;

 このシリーズは小説新潮ほかに連載されているため、一応各話毎に簡単に登場人物たちのプロフィールの説明があります。単行本を読み続けてきた一ファンとしては、それがもどかしいくらい。そして第七巻ともなると各登場人物や妖たちのキャラクターや行動もある一定のパターンではっきりと固定されてきます。でもマンネリと感じたり飽きが来たりと言うこともなく今作も十分に楽しめました。

 主人公の一太郎は病弱な金持ちのお坊ちゃんという立場なのになぜかストーリーは基本ミステリー仕立て。一太郎の周囲で起こる色々な事件に巻き込まれ妖たちと協力(?)しながら解決していきます。今回は一太郎、栄吉、そしてお雛といった若者たちのそれぞれの独り立ちにまつわる話が中心でした。ただ面白おかしいコメディばかりではなく、ちょっとまじめでシリアスな青春ドラマ仕立てになっています。その辺のバランスの良さは上手く出来ています。最もこれは過去六巻にも共通していたことですが。

 ちなみに今回のタイトル「いっちばん」ですが、これは鳴家に由来しているものです。鳴家達は一太郎の周辺にいる妖たちの中でも、感覚的に最も人間から遠いところにいるというか、ほとんど5歳児も同然の妖と言えると思うのですが、何事も一番になることが大好きなのです。そして今作のなかでも一番になるべく奮闘したり、狛犬にさらわれたり、罠にはまったりと大活躍(?)です。うーん、かわいい…(A^^;

 なお、新潮社のWEBサイトにしゃばけシリーズの特設サイト「しゃばけ倶楽部~バーチャル長崎屋~」を今更ながら発見しました。ここで配布されている鳴家の壁紙は速攻ダウンロードして使っています。それから昨年の「しゃばけ」に続きことしもフジテレビで「うそうそ」がドラマ化されるそうです。昨年放映されたドラマの出来映えを見てないので何とも言えませんが、ちょっと見てみたい気がします。でも、鳴家はどうやって実写で表現されるんだろう。実写とアニメ混成ならいいけど… と思ったら変な人形みたいなのが使われたようですね。全然イメージ違う… (-_-#

 おすすめ度:★★★★☆