亀戸天神藤まつり

投稿者: | 2013年4月30日

 今年は桜の季節が早かったわけですが、それにつられて藤の季節も少し早かったのかもしれません。東京の藤の名所の一つ、亀戸天神の藤棚もゴールデンウィークを待つことなく満開を迎えていたそうです。いろいろあって中々見に行けませんでしたが、連休前半の天気の良い日、散っていることを覚悟で見に行ってみました。桜のお花見と同じでこれも年中行事ですから。

DSCF3974.jpg
FUJIFILM X-E1, XF14mmF2.8R, 1/900sec, F2.8, ISO200, +0.67EV, AWB

 境内は見物客でごった返していました。まるで初詣のようです。梅の時期は寒いですが藤の季節は暖かいので繰り出してくる人も多いようです。

このレビューで使用されている商品はWillVii株式会社が運営するレビューサイト「みんぽす」 が無償で貸与しています。本レビュー掲載は無報酬です。また、WillViiは掲載内容に一切関与していません。(本情報開示と事実誤認時の修正を除く)レビュー商品無償貸し出しサービス 「モノフェローズ」に関する詳細はこちら
(WillVii株式会社みんぽす運営事務局)


 この日持ち出したカメラはもちろんFUJIFILM X-E1とXF14mmF2.8 R。しかしさすがに頭上に垂れる藤の花を撮るのに14mmだけでは心細いので、PENTAX Qも持って行きました。レンズは06 TELEPHOTO ZOOMです。望遠で花をアップにするのはこちらに任せようという作戦です。

DSCF3944.jpg
FUJIFILM X-E1, XF14mmF2.8R, 1/420sec, F10, ISO200, AWB

 肝心の藤の花ですが、満開はすっかり超えており半分くらいは散りかけというか、しおれかけ。とうてい写真を撮るには耐えられません。この写真の棚は特に無残な状況だったのですが、逆光にしてしまえば何とかなります。というか、こうなるともはや藤を移したとか関係ないですけど。

DSCF3962.jpg
FUJIFILM X-E1, XF14mmF2.8R, 1/200sec, F5.6, ISO200, +0.67EV, AWB

 でも遅咲きの棚はちょうど見頃でした。それにしても超広角で藤を撮るってどうしたら良いかわかりません。見上げるばかりで近づくにも限界がありますし。

IMGP9255.jpg
PENTAX Q, 06 TELEPHOTO ZOOM, 1/640sec, F4.5, ISO125, AWB

 やっぱりこうやって望遠で撮りたくなりますね。

DSCF3884.jpg
FUJIFILM X-E1, XF14mmF2.8R, 1/200sec, F5.6, ISO200, +0.67EV, AWB

 ゴールデンウィークのこの時期、亀戸天神では「藤まつり」と「学業講祭」の二つの祭が同時開催中。舞殿では天神囃子が行われていました。この舞殿が開いてるところ見たのは初めてかも。いつもこの前で猿まわしをやってますが、今日はどこにもいませんでした。

DSCF3938.jpg
FUJIFILM X-E1, XF14mmF2.8R, 1/125sec, F2.8, ISO200, +0.67EV, AWB

 ただでさえ狭い参道には両側に屋台がずらっと並んでいて人でごった返しています。たこ焼き屋、串焼き、焼きそばといった定番メニューに加えチョコバナナなんかも。おじさんの目には「重そう…」としか写りませんでしたが、子供たちが群がっていました。

DSCF4087.jpg
FUJIFILM X-E1, XF14mmF2.8R, 1/600sec, F2.8, ISO200, -0.67EV, モノクロ

 うん、おじさんはこっちの方が良いですね。どこで獲れた魚か知りませんが。いえ、結局食べませんでした。

IMGP9250.jpg
PENTAX Q, 06 TELEPHOTO ZOOM, 1/250sec, F4, ISO125, AWB

 中央の参道は人の海。

DSCF4092.jpg
FUJIFILM X-E1, XF14mmF2.8R, 1/600sec, F2.8, ISO200, -0.67EV, モノクロ

 でも境内は池と藤棚とその他たくさんの木や草が植わっていて、とても気持ちの良い空間です。人混みなんて問題ない、って思わせられます。

IMGP9245.jpg
PENTAX Q, 06 TELEPHOTO ZOOM, 1/800sec, F2.8, ISO125, AWB

 梅を撮りに来たときにはまだ冬眠していたと思われる亀さんたちも池を優雅に泳いだり、石の上で甲羅干ししていたり、池の中はとても賑やかそうでした。

DSCF3893.jpg
FUJIFILM X-E1, XF14mmF2.8R, 1/210sec, F2.8, ISO200, +0.67EV, AWB

 亀戸天神は学業の神様と言われているので、絵馬も受験や試験に関するものが多くかかっています。

DSCF3867.jpg
FUJIFILM X-E1, XF14mmF2.8R, 1/400sec, F9, ISO800, AWB

 こんな年代物のおみくじも。いずれにしても、時代に合わせてラインナップを変えていかないと、名前ごとクラシックになっていってしまいますね、これ。ちなみに私の名前はありません。もちろん今風の新しい名前だから… ではないです。

IMGP9262.jpg
PENTAX Q, 06 TELEPHOTO ZOOM, 1/320sec, F4, ISO125, AWB

 そして亀戸天神からは東京スカイツリーもよく見えます。まだ満開少し手前の白い藤の花と青い空と東京スカイツリーのコラボ!

DSCF4104.jpg
FUJIFILM X-E1, XF14mmF2.8R, 1/180sec, F8, ISO200, AWB

 藤のほかにもツツジもたくさんあってとても綺麗でした。超広角レンズだと何でも画角の中に入ってくるので難しいですね(A^^;

DSCF4110.jpg
FUJIFILM X-E1, XF14mmF2.8R, 1/1250sec, F2.8, ISO200, AWB

 枝垂れ梅の実。1枚目の写真もそうですが、新緑の美しい梅の木には実がたわわに実っていました。これどうするんでしょうね。背景をぼかすことばかり考えてピントが合うべきところに合っていません。

 やはり藤を撮るには14mmは広すぎるようです。でもそれほど苦労したという感じはしません。「祭」が行われている天神様の境内には、花だけでなくたくさん撮りたいと思えるものがあったからでもあり、バックアップで望遠ズーム付きのPENTAX Qを持っていたからでもあり。今まで単焦点の超広角レンズなんて使ったことがないので、とにかく色々と新鮮です。
 そんな中でもX-E1とXF14mmの組み合わせは、描写性能には文句がなく、それでいてとても軽量小型で扱いやすいので、仮に望遠側を一眼レフに置き換えたとして、ワイド側はこのカメラで、という組み合わせはどんな場面でも応用が利くような気がします。


大きな地図で見る