昨年末よりPeak Designのストラップを愛用しています。PENTAX K-1にはSLIDEを、PENTAX Q-S1にはCUFFを付けています。それ以外にPENTAX K-3 IIやNikon 1 J5も含めて、各ボディにアンカーさえ付けていおけば、それぞれのストラップの付け外しは自由で使い回しが可能だし、特にSLIDEは斜めがけストラップとしての機能性は抜群で、とても気に入っています。
私が使っているSLIDEとCUFFは第2世代のアンカーAN-2が付属していましたが、先月にそのアンカーが第3世代へと進化し、同時にLEASHやCUFFなどの小型カメラ用のストラップもモデルチェンジしました。今のところSLIDEとSLIDE LITEは従来のままのようです。
とはいえ、アンカーとアンカーリンク部には互換性が保たれているので、新旧アンカーと新旧ストラップ部は、それぞれ相互に取り付けが可能です。
ですので、システムの拡充という意味も込めて、以前から気になっていたLEASHの新型を追加で購入してみました。
SLIDEとCUFFのおさらい
まず最初に私のPeak Design歴をおさらいしておきたいと思います。
まずPENTAX K-1用にSLIDE SUMMIT Editionのブルーを買いました。もうこれは手放せなくなりました。
その後PENTAX Q-S1およびNikon 1 J5用にCUFFを追加しました。どちらもとても気に入って使っています。ついでにK-1にはプロプレートを取り付けました。
新しいLEASH L-AS-3/L-BS-3
LEASHは長さ可変のストラップで、SLIDEやSLIDE LITEと比べると最も細身なタイプになります。
製品概要はとにかく↓この公式動画を見るのが一番早いです。SLIDEを買った時も公式動画を見てそのままポチってしまったのでした。アメリカのベンチャーメーカーらしく、こういうのはすごく上手いですね。
LEASHはSLIDEなどと比べるとかなり細身なので、てっきり小型のミラーレス用だと思っていたのですが、この動画を見ると分かるとおり、フルサイズ一眼レフでガンガン使っている様子がデモされています。なるほど、そういう使い方して良いんだ!と、これまたこの動画にコロッとやられてしまいました。
【国内正規品】PeakDesign ピークデザイン リーシュ カメラストラップ アッシュ L-AS-3
- 出版社/メーカー: ピークデザイン
- 発売日: 2017/08/24
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【国内正規品】PeakDesign ピークデザイン リーシュ カメラストラップ ブラック L-BL-3
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旧モデルはブラックのみでしたが、新モデルはブラックとグレー(アッシュ)の2カラーから選べるようになりました。付属するアンカーはもちろん最新のAN-3です。
パッケージはこんな感じで、従来のPeak Designらしくフリップを開くと中身が見えるようになっていたり、取扱説明書を兼ねていたりします。全て紙の箱で中身を取り出すのも簡単です。
同梱品を並べてみるとこんな感じ。ストラップ本体とアンカーが4つ、そして新しく追加された超小型のアンカーマウントが一つ、六角レンチとポーチが付属しています。
見ての通り、カラーはアッシュの方にしてみました。幅は約23mmでアンカーリンク部とほぼ同じ。長さは80~150cmの範囲で可変なので、SLIDE同様に斜めがけの速写ストラップを基本に、ネックストラップあるいはショルダーストラップにも出来ます。
SLIDEと比べるとこんなサイズ感。かなり細いです。アンカーリンク部もほんの少しだけスマートになってるような気がしますが、アンカーを付けたり外したりする際の使い勝手はほとんど同じです。
アジャスターはSLIDEと仕組みは異なりますが両端2カ所あってかけたままワンタッチで調整できるのも同じです。やり方は上に貼ったの動画をチェック!
で、このストラップは主にサブカメラとして使っているK-3IIに付けることにしました。今までSLIDEを共用していましたが、ごく希に2台持ち出すときもあるので、やはり2本ストラップはあった方が便利です。
もちろん状況によってはこのLEASHをK-1で使うのもあり。特にFA Limitedみたいな小型の単焦点レンズを付けたときはこっちの方が取り回しがよさそうです。
新しいアンカー AN-3
さて、今回LEASHを買ったもう一つの目的は、この新しくなった第3世代のアンカーを手に入れること。上記の通りLEASHには4つ同梱されてきますので、K-3IIに2個付けたら残りはK-1に使えます。
左が旧型、右が新型です。新アンカーの改善点は紐が細くなっていること。そして丸いプレート部にテーパーが付けられ、アンカーリンクへの取り付けがスムーズになったことです。
でも重要なのは前者の方。そう、紐の太さが旧タイプの最大の不満点でした。
旧アンカーは紐が太すぎて、ボディ直付けのストラップ取り付け金具に通せませんでした。いえ、無理すると通せるのですが、かなりキツくていろいろなところに無理がかかり実用的ではありません。なので仕方なく三角環を通してアンカーを取り付けていました。
機能性に問題はないのですが、使っていないときはカチャカチャとアンカーが暴れるし、見た目もスマートではありません。
これが紐が細くなった新しいアンカーならこの通り! 三角環を介さずにストラップ取り付け金具に余裕を持って通せます。
もちろん、強度が心配なのですが、そこは「90kgf以上の耐荷重があり強度は従来と同等」というPeak Designの説明を信じましょう。
そして紐の外周繊維が傷んで内部の赤い素材が見えてきたら交換時期、という仕組みも旧型と全く同じです。
ということで、新しいアンカーは期待通りであることが確認できたので、K-1とK-3IIにそれぞれ3つずつアンカーを付けたり、ついでにQ-S1やNikon 1のアンカーも新しくしてしまおうと言うことで、追加でアンカーのみの4個パックを買い足しました。
【国内正規品】PeakDesign ピークデザイン マイクロアンカー4パック 4PK-AN-3
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【国内正規品】PeakDesign ピークデザイン アンカーリンクス AL-3
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Amazonなどで検索すると、アンカー4つに加えて、任意のストラップが使えるアンカーリンク付きのパックAL-3が真っ先に出てきますが、アンカーのみのパッケージAN-3もちゃんとありますので、アンカーリンクが不要な場合はこちらを選びましょう。
ということで、PENTAX K-1は三角環を外して新アンカーを左右ストラップ取り付け部と、三脚座部のアンカープレートに取り付けました。SLIDEはもちろんそのまま使えます。
そしてPENTAX Q-S1は三角環ではなくストラップホール式なので、旧型アンカーままでも問題ないのですが、せっかく新しいアンカーを手に入れたので付け替えました。旧CUFFもこの通り問題なく使えます。今のところ新CUFFを買う予定はありません。
さらに、新LEASHをQ-S1に取り付けてみました。この場合は短めに設定してネックストラップとして使う方が良いと思います。このくらいのコンパクトカメラにもぴったり合いそうです
新しいアンカーマウント PL-AN-1
さて、今回のPeak Design製ストラップ関連新製品の一つの目玉が新しいアンカーマウントです。
これですね。カメラボディの三脚取り付けねじ部にとりつけて、アンカーポイントとするためのもの。SLIDEやLEASHをたすき掛けして速写ストラップとして使う場合に使います。
【国内正規品】PeakDesign ピークデザイン アンカーマウント PL-AN-1
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なおLEASHのアッシュにはストラップの色味に合わせて銀色のアンカーマウントが付属してきますが、ブラックを選べばアンカーマウントも黒が付いてきます。また個別販売されてるのは黒しかないようです。
写真の左は従来のアンカーマウント。これはアルカスイス互換のクイックシューを兼ねていました。そのためややサイズは大きめ。それに対し、新アンカーは三脚に取り付けるアダプターとしての機能は完全に放棄して、とにかく小型に収めることに主眼が置かれていることがよく分かります。
で、新LEASHには新アンカーマウントが付属していたのですが、これは使わずに旧型を使うことにしました。K-1にはプロプレートを付けているので、標準プレートが1個余っていました。
なぜなら、やはり三脚に取り付ける可能性があるから。そのたびにアンカーマウントを取り外すのは面倒です。しかも新しいPL-AN-1はコインなどでネジを回すことが出来ず、六角レンチ必須となりました。持って行くのを忘れたらその時点でアウトですし、カメラバッグに常に入れておくにしても面倒だしいつかなくしてしまいそうです(六角レンチだけでなく、外したアンカープレートもどっかに行ってしまいそう)
もったいないので新アンカーマウントをQ-S1に取り付けてみました。超小型なのでこのくらいのサイズのカメラに付けてもしっくりきます。Q-S1をたすき掛けにすることがあるかどうか分かりませんが、せっかくなのでこのままにしておこうと思います。
【追記】2017年12月にSLIDEもモデルチェンジしました。
おまけ:アルカスイス互換プレートアダプター
さて、先ほどK-3 IIには旧来のアルカスイス互換のスタンダードプレートを付けたと書きましたが、私が使っている三脚はマンフロットでRC2プレートが付いているので、そのままでは取り付けできません。間にアダプターを挟む必要があります。
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使っているのは↑これです。上面のクイックシューはアルカスイス互換ですが、雲台への取り付け側はRC2ではなく普通に1/4インチねじに取り付ける汎用タイプです。どんな雲台やプレートにも取り付け可能で、アルカスイスへの返還が出来る優れものです。
本体には3/8インチネジが切ってありますが、ここにアダプター(銀色の部分)を取り付けると、一般的な写真用三脚で使われる1/4インチねじに変換できます。なのでここに普通にRC2プレートやその他雲台に取り付けることが出来ます。
アルカスイス互換のクイックシュー側はこんな感じで、Peak Designの標準プレートもプロプレートも問題なく取り付けられます。固定はクランプ式なので、ワンタッチではないですがかなりしっかりと固定することが出来ます。
クランプ含めレール部など含めて、なかなか精度が良くてしっとりした高級感ある手触りです。余計なものが雲台とカメラの間に挟まることになりますが、高さ調整にもほとんど影響はないし、安定度などにも影響はありません。
旧LEASHをK-30に使っていますが、新LEASHはかなり高機能になっていますね。
その分お値段も高くなっているようですが・・・。
CUFFは2つ使っていますが、うち一つは本来ではない使い方しています。
アルカスイス互換雲台は暗い場所ではロックされているか把握しづらい時があり、それで三脚からカメラを落としてしまったことがあります。
それからは三脚の首にCUFFを取り付け、カメラと三脚を繋ぐようにしています。
撮影後の取り外しの手間もほとんどありませんし、安心感という意味でオススメの使い方です。
・・・Capture LensのKマウント版早く出ないかなぁ。
Ramiltass さん、コメントありがとうございます。
アジャスターが2カ所になったのは大きいかも知れませんね。素材とか色とかも良い感じです。
アルカスイスのプレートはロックを忘れたり甘かったりすると、スルッと横に滑ってしまいそうですね。落下については気をつけたいと思います。CUFFを命綱として使うというアイディアも良いですね。今度手持ちのCUFFで試してみようかと思います。