江東区にある亀戸天神社で毎年恒例の梅まつりが開催されています。期間は2月4日に始まり今週末の3月4日まで。しかし今年は厳冬で東京でも例年にないくらい寒い日が続く冬となっており、梅も当然のように開花が遅れています。会期末となった現在でも1〜2分咲きといったところです。それでも少しは咲いているという情報を得て、ちょっと散歩がてらカメラを持って出かけてきました。
PENTAX K-5, FA31mmF1.8AL, F2.8 AUTO (1/2000sec, ISO160, AWB)
出かけたのはたまたま休暇を取ってあった平日の月曜日。しかも梅の花もほとんど咲いてないとあって、境内も”まつり”と言うにはほど遠い静けさです。屋台も並んでいましたが休業していました。それでも私のように見物に訪れてる人はちらほらいます。天気は週末の雨がウソのように冬らしい澄んだ青空が広がっていました。
カメラは水準器を調整したばかりのK-5と、ピント調整をしたFA31mmF1.8AL、それから少し長めのDA70mmF2.4を主に使いました。もしものためにDA21mmと、サブとしてF600EXRも持っていきました。
PENTAX K-5, FA31mmF1.8AL, F2.0 AUTO (1/4000sec, ISO160, AWB)
梅の花は非常に種類が多いようで素人の私にはまったく分かりません。でも、色はもちろん、花の形はバラエティに富んでいるがよく分かります。この木は一分咲きくらい。でも今にも開きそうなつぼみが鈴なりになっていました。満開になるとさぞ壮観なことでしょう。
PENTAX K-5, FA31mmF1.8AL, F5.6 AUTO (1/800sec, ISO160, AWB)
入り口の鳥居脇にある木はそれなりに花を咲かせていました。他の木と比べてもかなり背が高くて大柄です。鳥居とスカツリと梅の花が一度に入る欲張りな撮影ポイントです。とりあえずフレームに収まった、というだけになってしまいますけど。
ここまでの3枚はFA31mmF1.8ALで撮りました。やっぱりこのレンズいいですね。明るくてボケることもそうですが、この微妙な画角が好きなのです。人工光源下は不得意でしたけど、こういう自然光源では特にフリンジも色収差も気になりません。
PENTAX K-5, DA70mmF2.4, F3.2 AUTO (1/1250sec, ISO160, +0.3EV, AWB)
逆光ぎみで。桜もそうですが満開じゃなくて、こうしてポツポツ咲いてる姿も綺麗でいいですよね。
FinePix F600EXR, プレミアムEXRオート (1/180sec, F6.0, ISO100, 180mm相当)
亀戸天神名物、池の亀さんたちも健在です。鴨と一緒に仲良く折り重なって甲羅干し。ぴくりとも動きません。というか、ここの亀は冬眠しないんですね。
PENTAX K-5, DA70mmF2.4, F2.4 AUTO (1/800sec, ISO160, -0.7EV, AWB)
枝垂れ梅の木もいくつかありましたが、私が見た範囲では花はまだ一つも咲いていないようでした。でも蕾はそれなりにふくれているので後一歩と言ったところでしょう。
PENTAX K-5, DA70mmF2.4, F3.5 AUTO (1/1600sec, ISO160, AWB)
梅と鶯… ではなくて梅と雀。なんか、枝に紛れて保護色みたいになってますが。少し余分にトリミングしています。
PENTAX K-5, DA70mmF2.4, F3.2 AUTO (1/2000sec, ISO160, -0.7EV, AWB)
淡いピンク色の梅のつぼみ。白もいいけどこの色も上品です。でも、あともうちょっと、本当にもうちょっとで咲きそうなところまで膨れているのですが。今週は雪も降りましたし、週末あたりもう少し咲いてるといいのですが。
PENTAX K-5, DA70mmF2.4, F4.0 AUTO (1/1250sec, ISO160, AWB)
この木は割と咲いてる方で四分咲きくらい。背景の倉みたいな建物は神社のものではないようです。こういう場合、絞りの選択に迷います。背景はぼかしたいけど、梅は全部ピントを持ってきたいとか。どちらも中途半端になってしまいました。
FinePix F600EXR, プレミアムEXRオート (1/340sec, F7.1, ISO100, 24mm相当)
亀戸天神は東京スカイツリー見物の名所でもあります。晴れていると特に綺麗です。ちなみにこれ、F600EXRのワイド端ですが、片ボケは気にならないですね。
PENTAX K-5, DA70mmF2.4, F4.0 AUTO (1/1250sec, ISO160, AWB)
よく見ると幹にそれぞれの梅の木の種類が書かれた札がついていました。この木は「呉服枝垂(クレハシダレ)」という種類だそうです。枝垂系はまったく咲いてませんでした。枝垂れ桜は早咲というイメージがありますが(単にソメイヨシノよりも早いというだけかも)、梅の場合は遅めなんでしょうか。
ということで、気がついたらDA70mmF2.4ばかり使っていました。ポツポツとしか咲いてないので、何でもかんでもアップにしてしまいたくなります。このレンズも中望遠として画角が絶妙です。なんか、この2本だけあればいいような気になってきました。あ、70mmじゃなくて77mmだとまた一味違うのかな?
「梅まつり」は今週末で終わってしまいますが、梅の木が亀戸天神の境内から消えてなくなるわけでは無いので、満開の梅が目当てならもう少し日にちが経ってから見物に行くのもいいかもしれません。